僕たちが普段感じている
「暑い」「寒い」という感覚は
単なる空気の温度だけではなく
「体感原理」というものが深く関わっています。
この「体感原理」を理解すると
暑い時期を涼しく乗り切る
ヒントが見えて来ます。
それは住まいを快適にするヒントでもあります。
「室温25℃」と「水温25℃」
小学五年生の娘と二人旅でグアムに行った時の写真
室温が25℃は快適です。
夏場なんてエアコン設定としては
ちょっと低めかもしれません。
逆にお風呂が25℃だったらどうですか?
もう水風呂ですよね。
夏場の行水レベルです。
どちらも実際の温度は25℃に変わりはありません。
でも快適と寒い。
それは何故でしょうか。
熱の移動する早さで体感温度が変わる
木材と鉄で比べてみましょう。
木材は触ると温かく感じます。
鉄は触ると冷たく感じます。
それは、
熱を伝える力「熱伝導率」が違うからです。
木材は身体から熱をゆっくり吸収します。
反対に、鉄は身体から熱を早く移動させます。
木は鉄よりも熱を伝える力が小さいので
熱はゆっくり移動し、冷たく感じません。
つまり、体感する温度は
自分のまわりの熱を伝える環境によって
変化する「熱の移動」で生じます。
よって、
住環境は熱を移動させる素材を
コントロールすることで
快適を体感することが出来ます。
熱が移動する要因となる「伝導」「蒸発」「対流」「放射」
熱が移動する要因は
「伝導」「蒸発」「対流」「放射」の4つです。
この中で、住環境で大切なのが
「放射」と「対流」です。
「放射」とは、住環境で言うところの
壁や床や天井などの表面温度が関わっています。
なので、快適な住環境を作るためには
室内温度だけではなく、
内装材の表面温度が重要です。
断熱材の入っていない昔の住宅で
壁の近くが妙に寒いのはこのためです。
次に「対流」とはどういうことでしょうか。
室温が同じでも、扇風機の風があたると
涼しく感じます。
同じ温度の空気が流れているだけなのに
どうして涼しく感じるかというと
身体からの熱の移動が早くなるからです。
なので「通風」「風通し」は
住まいづくりで重要なんですね。
「体感温度」の求め方
結局僕たちに重要なのは
室温ではなく、体感温度です。
室温は1つの目安に過ぎません。
室温が同じでも、
体感温度は違うということを理解すると
エコロジーな住まいづくりの手法が見えてきます。
体感温度の目安≒(周囲の表面温度+気温)/2
(通風や湿度は無視する)
この「体感温度」をつかった手法は
またの機会に。
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<編集後記>
朝のテレビで「寝苦しさを乗り切る知恵」特集を
やっていたのですが、
「網戸を霧吹きで濡らす」という方法!
目からウロコでした。
外の涼しい風が、さらに気化熱で冷やされて
2度近く変わるんですね~
試して見てください!
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
幸せの住まい作り最初の一歩を間違えない為の
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