雲取山でトレーニング

雲取山でトレーニング

先日は東京都の最高峰

雲取山に行ってきました。

標高は2017ｍ

通常は一泊二日で登るようですが

累積標高を見ると1500ｍ程度なので

一般登山時間で休憩無しの場合

8時間が標準タイムの雲取山。

5時間程度で往復できそうなので

今回は景色をたっぷり楽しみながら

ラーメンでもつくってゆっくり山頂往復します。

そろそろ雪山のシーズンなので

なるべく負荷をかけたくて

という単純な理由もあって

少し長めのルートにしました。

駐車場を心配して3時起床

駐車場を心配して3時起床

早朝3時に起床して準備をし

奥多摩湖を目指しますが

奥多摩の山域は高速道路が

イマイチ発達していないので

高速道路を降りてからが

長いのが難点です。

人気の山だけに

午前6時には駐車場が一杯

という情報をもとに急ぎます。

ギリギリ6時前に到着するも

駐車場がわからずウロウロ

犬の散歩をしていた

地元の方に聞き

やっと駐車場に到着しました。

心配していたほど車も無く

余裕で停められたので

拍子抜けしましたが

トレーニングなので

荷物も多め、水も多めに担いで

6：30駐車場を後にしました。

しかし、

２００ｍ程登って

一息つきそうになったころ

なんと！駐車場発見！

標高７００ｍ付近まで

車で上がれたようです。

そこからさらに上がると

一端道路に出て

登山道入り口に数台の車が

停車してありました。

ううむ、今日はトレーニングなので

下から上がったとしても

余計に負荷をかけられたので

よしとしましょう・・・。

奥多摩の森も荒れている

奥多摩の森も荒れている

本格的登山道に入ると天気はイマイチですが

奥多摩の下は紅葉がいい具合です

しかし、植林された杉やヒノキは

間伐の手を入れられずに

かなり荒れていました。

入札で間伐をしても

木を下ろす手間賃が出ないため

山林に放置されています。

苔むした間伐の後が

なんだかものがなしいです。

日本の森はまさに今、

伐採の時期を迎えております。

なるべく国産材を使って

日本の森が健全になっていく社会になると

嬉しいですよね。

自給率は少しずつ上がってはいますが

まだまだ少なく

森はこういった状況です。

ちなみに植林され、数代にわたって管理されている森はこんな感じ

なんとも神々しいですね

これは奈良県吉野です。

植林された森なのに、こんなにスゴイ！ 

杉とヒノキの葉の違い

杉とヒノキの葉の違い

ちなみにこれが杉の葉

こちらがヒノキの葉です。

木肌は非常に似ていますが

赤っぽく、ぺらぺらめくれた木肌がヒノキ

比較的整ってる木肌が杉です。

奥多摩の紅葉

奥多摩の紅葉

植林地帯を抜けて

広葉樹の森になってくると

紅葉がとっても綺麗です。

一人で

「はぁ～・・・綺麗だねぇ～・・・」

なんてブツブツいいながら登ります。

しかし全身は汗だくツユだくです・・・。

徐々に樹林帯を抜けると

山々が見えてきました。

稜線に飛び出すと

開放感が心地よいですね

トレランしたくなってきますが

雲取山はずっと登りなので

トレランは結構キツい山です。

なんて考えていると

あっという間に雲取奥多摩小屋に到着

登山道の脇で休憩してはいけない

登山道の脇で休憩してはいけない

景色が良いので

珈琲を入れてたっぷり休憩しましたが

登山道のすぐ脇だったので

登山者が通るごとに

「おはようございます！」

「おはようございます！」

「おはようございます！」

を連呼するはめになり

いいかげん疲れてきたので

「おは～っす！」

「っす～！」

「すー！」

になって行きました。

挨拶が面倒になったころ

出発。

あやしい雲行きの中

あやしい雲行きの中

しかし雲行きがあやしくなってきました。

雨に降られたくないので

頑張って登ります。

あっけなく頂上到着

ガスってて全くなにも見えません。

山座同定プレートも悲しげ

なにも見えない。

さっさと降りて、さっきの小屋で

ラーメンを食べようと早速下山します。

どんどん雲行きが怪しくなりますが

あったかいラーメンで一息つきます。

帰りはまた紅葉を愛でながら

ぶらぶらと下山します。

これからの時期の登山で気をつけること

これからの時期の登山で気をつけること

この日は土曜日だったのですが

雲取山荘やテントで泊まる予定の

学生やら高齢者が多かったです。

でも、午後1時を過ぎても登ってくる方がいて

途中の小屋泊なのかな～

大丈夫かな～とちょっと心配したり。

あきらかに木綿のシャツや

Tシャツの学生もいて

一雨降られたら低体温症も心配ですが

ザックの中にはカッパや防寒着が

あるんだろうと思って見てました。

これからの時期は

防寒対策と予備の食料

そして、「水場」も凍るので

水の準備など

山に慣れない方が

事故を起こしやすくなる時期です。

僕でもアマチュア無線機とGPS
それに地形図とコンパスは常備しています。

しっかりとした準備で

山に入って楽しんでくださいね！

帰宅後

帰宅後

自宅に到着してからカミサンに

「なんか疲れてないんだよね～」

「イマイチ充実しなかったな～」

など、ブツブツ言っていると

「何？疲れないとダメなの？」

「疲れなくて良かった～じゃないの？」

「ヘンな人！」

と言われました。

雪山に向けてのトレーニングだったので

なんだか物足りないです。

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＜編集後記＞

 
昨日は「ボッカ訓練」と呼ばれる

重い荷物を背負って山を登る

冬山に向けてのトレーニングの予定でしたが

残念ながら雨で中止。

来週の富士山登山まえに

一発、負荷をかけたかったのですが残念です。

奥多摩駅集合で、近くの河原で石を拾い

ザックに入れて２０ｋｇくらいにして

鋸山まで登る予定でした。

なんとも普通の人が知ったら

頭おかしい人たちですが

僕たちは真剣です。

でもおかげさまで

カミサンと仲良くスィィィィツを食べに

出かけることが出来ました。

二人っきりで出かけるのは久しぶりだったので

とっても嬉しかったです。

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