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古紙の断熱材を使った事故事例

RELEASE:2025.03.31
CATEGORY:ブログ, 健康, 社長ブログ
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皆さんこんにちは。

駿河屋の九代目 一桝です。

 

 

 

エコでリサイクル、自然素材ということで、古紙やダンボールなどを利用した断熱材があります。

 

価格は少々高めですが、遮音性能も上がることなどもあり、一部の工務店や設計者にも選ばれることがあります。

 

 

 

とある新築現場で、設計者の強い要望があり、床、壁、天井にすべてセルロースファイバーで断熱をした住まいがあったそうです。

 

その住まいが完成して引越をしましたが、入居してから家族の体調不良がはじまり

 

引越当初、そのご家族は「引越の疲れではないか」と思っていましたが

 

数ヶ月たっても家族の体調が悪いままだったそうです。

 

 

 

色々と調べると、室内の空気がなんだかホコリっぽく、棚に黒いホコリがすぐに溜まり

 

空気清浄機のフィルターもすぐ黒くなること。

 

さらには、子供が夜中に水を沢山飲みに起きてくることなどから

 

空気清浄機にたまったホコリを検査機関で調べてもらったそうです。

 

 

 

その結果、工事に使用した断熱材であるセルロースファイバーが、天井の隙間から漏れ出てきていることがわかったそうです。

 

古紙などは、リサイクル=エコロジーというイメージですが、古紙にはインクに入っている化学物質が混じっています。

 

さらには、この断熱材には別の化学物質が多く含まれていました。

 

 

 

家が「呼吸する造り」であったのですが、断熱材と壁材の間にシートを施工しなかったため、

 

換気扇をうごかすと壁の中からセルロースファイバーを室内に吸い込んでしまっていたのでした。

 

 

 

この素材の中には、万が一の火災でも断熱材が燃えにくくするために硼酸(ホウ酸:ゴキブリ団子に使われるゴキブリを殺す物質)が使われていました。

 

息子さんが水を大量に飲む理由は、ホウ酸による脱水症状だったと考えられます。

 

僅かな量でゴキブリを殺すホウ酸が入った断熱材を2トントラック1台分の量を家に入れた換算になります。

 

 

 

幸い、この建物は一部を病院として使っており、気づくのが早く、検査機関での検査も早くできたとのことですが、

 

もしも一般住宅だったら、問題の発見がもっと遅れたかもしれません。

 

(参考:アレルギーの人の家づくり 足立和朗・著)

 

 

 

 

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