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マンションで木の家を実現する

RELEASE:2022.10.24     UPDATE:2022/10/18
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マンションが木の家になるなんて不可能だと思っていました

 

そんなふうに言われる方がおります。

理由を聞いてみると、ただなんとなく先入観で


木造住宅やログハウスみたいな家じゃないとムリ

 

そう思っていたということです。

 

たしかに、柱や梁などの構造的な部分まで木にしようとすると、マンションは鉄筋コンクリート構造なので無理なのです。

 

でも、今住んでいるお部屋を見渡してみて頂くとわかるとおり、構造的な床や壁、柱や梁などは、それを覆っているクロスなどの「内装材」によって包まれているのがわかると思います。

 

つまり、マンションでも内部を変えることで「木の家」にすることは十分可能なのです。

 

 

では「具体的な手法」や「気をつけること」「やってはいけないこと」、

 

特に「本物の木の家」とはどんな素材を使うのか知りたい方は、詳しく説明いたしますので、是非最後まで読んでください。

 

普通の木造住宅の木の家との違い

 

一般的な木造住宅は柱や梁などの「構造」と呼ばれる部分は木で出来ています。

しかし、家の中に一歩入ると、フローリングや扉や下駄箱などは綺麗な木目なのですが、触るとビニールでできていることがわかります。

 

素足で歩くとベタベタとして足触りはよくありません。

 

家の匂いは新建材と呼ばれる石油製品の臭さがあり、木の香りの良さは全くありません。

 

このように、「普通の木造住宅」は柱や梁などは木でできていますが、住む人が実際に手や足で触れる部分や、目にする部分に本物の木は使われていないのです。

 

 

誰もがイメージする木の家とは

 

 

では、皆さんが想像する木の家とはどういった家でしょうか。

 

一戸建てで外にはウッドデッキのテラスがあり、外壁にもアクセントで木が使われていて、全体的にナチュラルなイメージ。

 

家に一歩はいると、天然の木の香りに包まれる。

 

足触りはさらさらしてほんのり温かく、スリッパや靴下なんて履くのがもったいないくらい心地良い。

手にする扉や収納は木目の綺麗な本物の木で作られていて、天然の素材なのでどこをみても同じ木目などはなく、目にもやさしい。

 

もしくは

 

丸太で組んだログハウス調の家で、太い丸太が印象的。家のなかも丸太を並べたような壁がつづき、天井も木でできている。

 

全てにおいて木が使われていて、がっしりとした構造は住む人に安心感をあたえてくれる。

 

足触りや香りは木そのもので、まるで山小屋にきたような自然との一体感、安心感が得られる。

 

そんなイメージではないでしょうか。

 

これはどちらも「戸建て住宅」と呼ばれる「一軒家」です。

 

 

「マンション」と「戸建て住宅」の違い

 

 

皆さんがイメージされている木の家は「戸建て住宅」だということがわかりました。

 

では「マンション」と「戸建て住宅」の違いとはなんでしょうか。

 

当たり前ですが、「戸建て住宅」は一世帯(一住戸)が1つの家になっています。

 

外壁や屋根はその家だけのものとして存在しますし、庭もバルコニーもその家だけのものです。

 

当然ながら構造体もその家を守るためだけに存在しています。

 

所有者は家の持ち主であり、その他の何物でもありません。

 

マンションはどうかと言うと外壁や屋根はマンション全体のものとして存在し、敷地に関しても同じです。

 

個人だけの所有はあくまでもマンションの住戸内部だけです。

 

マンションを構成する鉄筋コンクリートの床や柱や壁などは、マンション全体の共有財産という考え方なのです。

 

こうした財産に対する権利がマンションと戸建て住宅との大きな違いです。

 

 

「木の家」は内装工事だけで実現できる

 

 

「マンション」と「戸建て住宅」は権利の範囲は違いますが、内装に関して使えるものは多少の法律上の制約はあるものの、基本的には同じです。

 

特にマンションは個別の住戸の範囲が鉄筋コンクリートの構造体で区切られているために、構造的制約は少なく、物理的にはどのようにでも作ることが出来るのです。

 

逆に「戸建て住宅」は間仕切りがそれぞれ構造体となっていることがあるため、安易に撤去し、あたらしく作ることがマンションに比べて難しいのです。

 

そうした意味では、「戸建て住宅」よりも「マンション」の方が、間取りの自由度は高いのです。

なおかつ、内装は自由に変えられるために、皆さんがイメージしている「木の家」の中に入ったような家に、内部をつくることは難しいことではないのです。

 

 

マンションでも空気感のおいしさは同じ

 

マンションでも木の家が実現できることは、わかって頂けたかと思います。

 

でも、木の家の一番の特徴である「香り」はどうなのでしょうか。

 

マンションは床や壁や天井の構造が鉄筋コンクリートで作られています。

 

鉄筋コンクリートは無機質なものなので、有機質のような香りはありません。

 

そうした構造体の中に、自然素材で作り込んでいくマンションの自然素材リノベーションは、素材の香りをある意味際立たせます。

 

木造の戸建て住宅のようにシロアリを防ぐ薬を塗ったりすることも無いので、室内に厳選した素材を使っても香りを邪魔することもありません。

 

最近の戸建て住宅は気密性が上がっているので、厳選素材を使えば、木の家もマンションも同じくらい「空気の美味しい家」になるのです。

 

 

「本物の木」と「ニセモノの木」

 

 

せっかく木の家をつくるのであれば、香りよく安心で安全なものを選びたいものです。

 

木材でいえば、海外のものは海外の虫などがつかないように燻蒸したり防虫したりしているものがあるので基本的に避けたほうがよいです。

 

必ず国産の木材を選択してください。

 

また国産でも産地が偽造されているものがまだあります。

 

できれば産地から直接仕入れるなど、トレーサビリティーの明らかなものを使うとより安全です。

 

また「木の家」は美しい色艶と香りが命です。

 

現代の木材はほぼすべて、山で伐採したらすぐに下ろして機械で強制的に乾燥させ、木材として出荷されています。

 

こうした木材は残念ながら木が本来もっている色艶や香りが変化してしまっています。

 

可能であれば昔ながらの伐採、乾燥方法をおこなった本物の木を使用してください。

 

本物の木とは、木の細胞の活動が弱まる秋から冬にかけ、月の満ち欠けに合わせて伐採したものが理想です。これを「新月伐採材」「月齢伐採材」などと呼びます。

 

 

伐採した木はそのまま梢(こずえ:木の先端)を谷側に倒し、枝葉をつけたまま数ヶ月放置して乾燥させる方法である「葉がらし」を行い、製材後は機械乾燥せずに天然の状態で1年以上乾燥させた木材です。

 

一般の人は「人工乾燥の木材」と「天然乾燥の木材」を比較する機会がないのでわかりませんが、私のところにいらした方に、人工乾燥の木と天然乾燥の木を見比べてもらうと驚かれます。

 

こうした本物の木を使うことに是非こだわってください。できあがりの香りや美しさが全く違います。

 

 

木と合わせるオススメの塗り壁「珪藻土」(けいそうど)

 

 

山小屋のようなデザインがお好みならすべて木で仕上げるのも良いですが、

 

「木は床とカウンターや家具程度で、壁と天井はスッキリさせたい」

 

そういう方もおります。

 

その場合にはどういった材料を選ぶのが良いのでしょうか。

 

よく聞かれるのは「漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど)はどちらが良いか」という質問です。

 

私が答えるのは

 

スッキリした白い壁がお好みなら漆喰、それよりも室内の湿度を調整する『調湿効果』を高めたいなら珪藻土

 

です。

 

漆喰も一般的には「調湿効果がある」と言われています。しかしそれは漆喰が塗られている古民家の壁内部の土壁も効果を高めている理由です。

本当に調湿効果を高めたいのであれば、漆喰のように完全フラットな壁ではなく、若干ザラっとした質感で、鏝(コテ)でデザインパターンをつけられる「珪藻土」がオススメです。

マンションのように石膏ボードの上に2㎜程度塗るのであれば漆喰よりも珪藻土のほうが効果は高いです。

 

珪藻土は日本全国で採取できます。以前私の友人で国立大学の地質学の専門家に珪藻土の論文をすべて読ませてもらったのですが、稚内産のものは一番性能が高く住環境に適していることがわかりました。珪藻土は必ず「稚内産」を選んでください。

 

 

漆喰でも珪藻土でも余計な樹脂や接着剤等の化学物質が含まれていない、自然由来の素材100%のものがオススメです。

 

しかし私の知る限りでは昔ながらの「本漆喰」はどうしてもヒビ割れなどが気になってしまうので樹脂などが含有されています。

 

その点、珪藻土はそうしたものを一切含まないものを作ることが可能です。

 

珪藻土はそれ単体で固まることが出来ません。

 

そのため澱粉糊を混ぜたものが「自然素材100%の珪藻土」として市場にでていますが、澱粉はカビのエサになります。

 

珪藻土の調湿効果を期待しすぎて、冬に加湿器で加湿しすぎるとカビが発生するリスクが高まります。澱粉の含有量が多いものは避けたほうがよいでしょう。

 

 

「床の構造」と「断熱」に気をつける

 

マンションの場合には防音対策が義務づけられて売ることがほとんどです。

 

基準値は理事会の管理規約で定められているので、必ず確認をしてください。

 

ローコストマンションの場合には、コンクリートの床に直接、「合板フローリング」と呼ばれる合板に印刷した木目シートを貼っているものもありますが、このまま無垢のフローリングを貼ることは出来ません。

 

防音性能を確保するために、床を二重につくる必要があるので、床の高さが約15㎝ほど上がることになります。

 

そうすると天井が低く感じてしまうこともあるので、床の状況をよく確認することが重要です。

 

また、古いマンションの場合には断熱されているかも重要になります。昭和40年代~60年代のマンションは断熱されていないものもまだ多く、コンクリートに直接ビニルクロスが貼られているだけのものもあります。

 

こうした建物は室内側のコンクリートが結露しやすく、カビが生えやすいのです。

 

木材をふくめた「自然素材」は、防かび剤などの化学物質が含まれていません。

 

その為、結露が発生するとカビが生えやすくなり、その結果、住環境を悪化させることにもなりかねないのです。

 

 

まとめ:マンションで本物の「木の家」をつくる

 

マンションでも「木の家」が実現できることがおわかりになったと思います。でも、せっかく「木の家」を作っても、よい素材をしっかりと見極めないとあとで後悔することになってしまいます。

木材は国産の「新月伐採」「葉がらし」「天然乾燥」をした木材をつかい、室内の壁などは「珪藻土」で仕上げる。

特に珪藻土は「稚内産」にこだわり、自然素材100%のもので、澱粉質の多くないもの。

その他の仕上材としては、和紙布クロスなどもおすすめです。

紙や布はでんぷんで貼る、昔ながらの方法が良いでしょう。

 

また、マンションで無垢の床にするには、防音の関係上二重床でないと実現できないため、床の構造をチェックしてください。マンションの理事会の管理規約も確認する必要があります。

古いマンションの場合には断熱がされているか確認してください。されていなかったり、結露するような断熱不足の場合には、断熱工事をすることをオススメします。

 

さらには引戸にして風が通る間取りにすることも心地よさをアップするコツです。

 

調湿効果の高い、木材や珪藻土などの自然素材をつかって、風通しの良いつくりにすると、エアコンを多用せずにすごせる「本物の木の家」をマンションで実現することが可能です。

 

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