皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

風水でよく言われる建物を平面で見た時に気をつけるべきポイント「張り」と「欠け」。

不動産探しをする際に気をつけている人もいるのではないでしょうか。

風水では気をつけるポイントとして有名ですね。

しかし、その根拠はイマイチハッキリしていません。

でも、建築的に考えても、この「張り・欠け」は注意すべき重要なポイントです。

それは

「強度」「耐久性」です。

建物には中心となる2つの点があります。

ひとつは重さの中心である「重心」。

これは当然ながら家にもあります。

もう1つは家の強さの中心を表す「剛心」です。

「剛心」は耐震性能を検討する上でもとても重要な要素です。

そして、建物はこの「重心」と「剛心」が近ければ近いほど地震に対して強いのです。

では、どういった形状の建物が「重心」と「剛心」が近く、耐震性が高いのでしょうか。

答えは「四角形」です。

マンションでも、建物形状がヨウカン型（羊羹型）と呼ばれる四角形だと、地震に対して強い建物です。

対して、形状が複雑になってしまう「張り・欠け」のある建物はどうでしょうか。

複雑な土地になるべく大きなマンションを建てようと思うと、形状が複雑になって凸凹形状になります。

こうした複雑な形状の建物ほど、重心と剛心が離れてしまい、耐震性が落ちていきます。

「耐久性」ではどうでしょうか。

「張り、欠け」の多い建物ほど、形状が複雑になり、雨漏れなどがしやすく、メンテナンスにも手間がかかります。

また、日陰になる部分も多く、湿気で家を傷めやすい場合もあります。

「張り・欠け」は風水を気にされる方にはとても重要なポイントですが、実は建築的にみても重要なポイントなんです。

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＜編集後記＞

雪山は僕の大好きな登山ジャンルの1つですが、スキーを担いで山を登る、バックカントリースキーも大好きです。

僕の親父は山岳カメラマンになりたかったのですが、駿河屋の八代目を承継するために夢を諦めたと聞きました。

でも親父は事業承継をしながら、登山とスキーはずいぶん続けていました。

僕も子供のころはずいぶん親父に登山もスキーも連れて行かれましたが、姉二人のお下がりのブーツなどで、足は痛いし疲れるしで本当に嫌だったんですけどね～・・・。

でも、今はやっていて良かったなぁと親父に感謝しています。

自然の中で遊べる技術を父親から教えてもらったというのは、今思うと素晴らしい事だと思うんです。

その点、僕の息子は全くの真逆。

球技専門で、アウトドアには全く興味を示しません笑

同じ親子でも全くと言って良いほど違うんですよね～・・・。