皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

将来子供が欲しいご夫婦や、すでに子供がいらっしゃるご家族などなど

まだまだ子供が小さくても、子供部屋の位置は新築やリフォームをする際にある程度考えておく必要があります。

なんとなく、

｢今は納戸だけど将来は子供部屋でいいかな｣

と考えている方もいるかもしれませんが、子供部屋の機能や役割、

思春期の子供の行動なども踏まえて、意識的に考えておくことがオススメです。

もしも子供部屋の位置を間違えてしまうと、後々様々な問題につながるリスクがあります。

子供部屋の場所を考える際によく言われるのは、リビングを通らないと行けない部屋を子供部屋にするというオキテ。

これはあながし嘘ではありません。

過去の少年犯罪と間取りを研究している専門家の本を読むと驚くことがあります。

やはり家族に内緒で出入りできる部屋などが少年犯罪の発生率が高いのです。

でも、部屋が原因で非行に走るワケでは無く、家庭間になんらかの問題があり、部屋の位置（環境）が引き金になるという事だと思います。

なので、ここでは家族の問題は一旦おいておいて子供部屋の位置だけについてお話しをすることとしますね。

大切なのは、気配を感じられる場所を子供部屋にするということです。

出来れば家族が集まるリビングに隣接した部屋であるということが理想です。

理由は

｢子供の様子が毎日わかる｣

｢意図的に会話を増やすことが出来る｣

からです。

思春期は親子でも関係が難しくなることもあります。

僕は特に息子との関係に悩みました。

もともと我が家の間取りはリビングに隣接した息子と娘の部屋をつくっていたのですが、結果的に僕と息子との関係をよくすることに、とても良く機能してくれました。

毎朝起きてくる息子に

｢おはよう！｣

と声をかけたり、帰ってきた息子に今日はどうだったか会話をしたり。

本人は面倒くさそうでしたが、イヤでも顔をみて会話をするということは、とても大切なことです。

こうした部屋の配置は、ある意味

｢強制的に関係構築をする間取り｣

と言えます。

ケンカしても一日中、顔を合わせることをしないで済む間取りと、強制的に顔を合わせなければならない間取り。

お互い気まずいですが、仲直りのきっかけはどちらが多いでしょうか。

これは夫婦間にも言えることです。

間取りとは、ただ必要な部屋数があれば良いのではなく、

｢意図的に住まい手の行動を良い方向に導く機能｣

を備えなければなりません。

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