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リノベ前提中古物件、プロはどこを見る?②

RELEASE:2023.05.25     UPDATE:2023/05/23
CATEGORY:ブログ, マンションについて, 不動産売買, 戸建住宅について, 社長ブログ
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皆さんこんにちは。

 

駿河屋の 一桝です。

 

 

リノベーション前提で不動産物件を内見する際に、プロは一体どこを見ているか?

 

沢山の項目を確認していきますが、先週は玄関と居室についてお話ししました。

 

今回は水回りについてお話しします。

 

 

〇キッチン

 

 

お客さまの要望や、プランニングのうえで移動が必要だったり、向きの変更が必要だったり。

 

キッチンはリビングと一体となることを求められるようになってから、その向きや位置はとても重要です。

 

キッチンの移動において、制約を受けるものに、排水管の経路とレンジフードの排気ダクトの経路があります。

 

マンションの排水管は上下階が共有する縦方向の配管に、各住戸の配管が結ばれています。

 

その関係上、縦の配管まで遠ければ遠いほど、水を流すために必要な勾配が必要となり、必要となるキッチンの位置も高くしなければなりません。

 

たとえば既存の位置よりも遠くに移動したい場合には、キッチンの設置高さを高くする必要があるのです。

 

それをしないと、排水の流れが悪くなり、詰まりの原因になるからです。

 

こうしたことから、床の高さと上下階を通っている排水管の位置との距離を見極める必要があります。

 

高さが確保できない場合、キッチンの移動は基本的には難しいという判断になります。

 

また、レンジフードの排気ダクトをどう通していくか?ということも調べます。

 

例えば、キッチンを設置したい場所と、外部の排気口との間に梁があれば、ダクトを下方向に屈曲させなければなりません。

 

そうしたことは油溜まりになり、将来的に火災にもつながりますし、排気ダクトの曲がりは多ければ多いほど排気効率が悪くなります。

 

給水や給湯管は水圧で送るので、位置的にはあまり問題にはなりません。

 

ただし、給湯器とお湯の出る場所の距離が遠いほど、蛇口をひねってからお湯がでるまでの時間が長くなります。

 

 

〇洗面・脱衣室

 

 

こちらもキッチン同様、排水管が必要になるので、上下階を結ぶ縦の排水管とつながる場所との距離が重要になります。

 

そこから離れすぎると排水の勾配が確保できず、排水の詰まりの原因となってしまいます。

 

排水の距離が規定通り取れる範囲での移動が可能です。

 

また、最近はドラム式洗濯機が多くなってきているので、その対応の為にスペースをどうつくるかもチェックの対象となります。

 

 

〇トイレ

 

 

トイレも上下階の排水管と繋がる場所との距離が重要になります。

 

特にトイレのすぐ後ろや横に縦系統の排水管があり、そこにトイレの排水がつながっている場合が多いのですが、この場合移動は不可能という判断となります。

 

排水以外に、手洗い器やカウンターを別で設置したり、少し広くしたり、可能かどうか調査をしていきます。

 

 

水回りの調査で大事なことは「出来ること」と「出来ないこと」の見極めです。

 

コンクリートの躯体や配管、ダクトの位置などをしっかり確認し、出来る、出来ないを判断します。

 

ガスなどはマンション全体での供給量が決まっているので、給湯器の能力UPには事前に確認が必要な場合もあります。

 

水回りの調査には、マンションのリノベーションに詳しい専門家の同行を依頼しましょう。

 

 

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<編集後記>

 

このメルマガでお伝えしていたかどうか?ですが

 

先日は当社の若手3名を連れて伊豆に体験ダイビングに連れて行ってきました。

 

若者なのにコロナ禍で海にもいけず、本当に可哀想だと思います。

 

帰りに海鮮丼やアジフライを沢山食べさせて、かれらも息抜きが出来たのではないでしょうか。

 

僕の若いころの時代はバブル直後くらいだったのですが、とにかく車と海がないと何もできない!

 

そんな時代でしたね~・・・。

 

海にいけば大人になれる!そんな淡い期待と意味不明な希望を持って高校、大学、社会人になっても海に通い続けていた。

 

そんな時代でした・・・笑

 

皆さんの若いころの「海」はどんなでしたか?

 

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