皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

このメルマガでは何度も触れていますが、嬉しいことに読んでくださる皆様が増え続けておりますので、たまにこの話題にも触れておきたいと思います。

木材には大きく分けて「針葉樹」（しんようじゅ）と「広葉樹」（こうようじゅ）があります。

「針葉樹」は読んで字のごとく、針のような葉がついている木です。

松なんか思い出してもらえるとわかると思います。

ヒノキや杉なんかがこの仲間になります。

昆虫による受粉ができないので、春先に風の力で花粉を飛ばすので、花粉症の原因として悪者あつかいされたりします。

成長が比較的早く、植林が可能なことから、昔から住宅の材料をはじめ、様々な生活の道具や素材として使われてきました。

住宅の建材としてもっとも多く使われてきた歴史があります。

「広葉樹」は一般的な「葉」がついている木です。

人工的に植林で増やすことが難しく、針葉樹のようにまっすぐに育たず、枝振り広くなります。

植林したとしても、横に広がるので効率が悪いです。

成長も遅く、年輪が詰まっていて「針葉樹」よりも固くなります。

「固い」ということは、木の組織が「密」になっているので、手を触れると「針葉樹」よろも冷たく感じます。

その分、キズはつきづらく丈夫です。

樹種によっては木目も美しかったり、色艶がよかったり、木によって表情も様々です。

反対に「針葉樹」は「広葉樹」に比べて柔らかいため、触れると「あたたかく」感じます。

足触りが良いのですが、柔らかい分、キズがつきやすい性質があります。

特に杉はあたたかく足触りがとても良いです。

その分、とても柔らかい木なのでキズが付きやすい特性があります。

無垢の木のフローリングは、キズを気にする方もおられますが、

木目がしっかりと出ている杉やヒノキ、特に節のあるフローリングは、キズがついても年輪などにまざって気になりません。

綺麗な無地に近いような木をつかうほうが、逆にキズが目立ちます。

合板のフローリングはキズに強いなど、性能を売りにしていますが、表面がツルツルピカピカなので、キズが付くととても目立ちます。

固いので足触りは冷たく、表面がツルツルなので夏場はベタベタします。

無垢の木の床は、しみこむタイプのオイルを塗れば、汚れ防止とともに、ツヤはそのままなので、キズなどがついてもあまり目立ちません。

足触りやあたたかさ重視なら針葉樹がオススメです。

木目の美しさや高級感でしたら広葉樹です。

価格は針葉樹のほうが人工林として育てられるので価格はリーズナブルです。

針葉樹は天然のものが多いため、価格は針葉樹よりも高くなります。

住まいの空気を美味しくしたい場合は、圧倒的に針葉樹がオススメです。

針葉樹は広葉樹よりも香り成分が多く、癒やし効果も高いからです。

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