皆さんこんにちは。
駿河屋の 一桝です。
最近また地震が頻繁におきています。
不動産を購入する際に気になるのは、その建物や土地がどれだけ災害に強いかですよね。
でも、いくら災害が怖いからと、住み慣れた街を離れ、見ず知らずの街へ引っ越してしまうというのは、あまりにもリスクを優先しすぎて、豊かな人生を送る選択とは思えません。
やはりリスクの可能性を理解して、どう判断をしていくのかがとても大切です。
以下は僕が以前書いたブログですが、東京に住む「地震」リスクをお伝えしています。
ブログ
「防災対策が完璧でも耐震強度不足だとわずか15分で死亡」
https://surugaya-life.jp/blog/taishin-201511/
これだけ「地震」リスクが高い街に住むわけですから、少しでも被害を小さくできる不動産を購入したいものです。
当然ながら「水害」なども考えられます。
では「地震」や「水害」に対して比較的強い物件とはどういったものなのでしょうか。
それはズバリ
「地震」に対しては建物形状が構造的に安定している建物。
「水害」に対しては、浸水高さより上階を選ぶこと。
です。
「地震に対して建物形状が構造的に安定している建物」とはどういった建物でしょうか。
物には重さの中心である「重心」があるように、建物にも「重心」があります。
四角い建物であれば、丁度真ん中になります。
それとともに建物の強さの中心である「剛心」というものがあります。
この「重心」と「剛心」が近ければ近いほど安定した建物になります。
厳密に割り出すのは難しいのですが、「バランスが悪そうな建物」というのは見た目で分かります。
変形した土地に無理に建てられている建物なんかもバランスが悪そうですよね。
こうした建物は地震の際に、修繕をする箇所が増える傾向にあります。
また、1階が駐車場のように、上層の住戸階と違った形状がまざっている建物も不安定要素となります。
逆に安定している建物とは、羊羹型(ようかんがた)と呼ばれる長方形で1階から上階まで全て同じ形状のものや、
総二階と呼ばれる1階と2階が同じ形状の戸建て住宅です。
「水害」に対してはどうでしょか。
それは、水害リスクの高いエリアでは「戸建て」には住まないと割り切り、マンションを選択し、
河川が決壊した際に浸水深度となる階数よりも上の階で、階段の昇降でも生活できる3階から5階くらいに住むということです。
僕が住む墨田区はまさに災害危険度の高い街です。
このエリアで不動産探しをする場合には、今日のようなお話しをお伝えしています。
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<編集後記>
数年前に茨城県いわき市が水害にみまわれた時がありました。
当時僕は北海道に向かう最中でしたが、台風で大間から北海道に渡れずに立ち往生していました。
そこでいわきの水害を知ったのですが、急遽北海道行きをとりやめて、いわきの災害ボランティアを通じて、被災した友人の作業を手伝ったんです。
僕は水害の災害ボランティアは初めてだったのですが、とても悲惨でした。
しかも、すぐ隣町や、上階などの人たちの生活は、今までと変わりないのに、下階や被災地域の人たちの暮らしは、とても大変なものでした。
こうした経験から、「万が一被災しても生活が出来る住まいを選択する」という事をお客さまに伝えています。
東京 23区(墨田区・台東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・世田谷区・中央区・千代田区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区・足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区)、三鷹市、調布市
千葉 習志野市、鎌ヶ谷市、柏市、松戸市、市川市、浦安市、船橋市
埼玉 三郷市、八潮市、草加市、越谷市、鳩ヶ谷市、川口市、蕨市、戸田市、朝霞市、和光市、浦和区
神奈川 川崎市
東京 : | 23区(墨田区・台東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・世田谷区・中央区・千代田区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区・足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区)、三鷹市、調布市 |
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