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不動産販売チラシをみてすぐに現地に行くのは時間のムダかもしれません

RELEASE:2017.10.10     UPDATE:2017/10/11
CATEGORY:ブログ, 不動産売買, 社長ブログ
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土地や中古の建物やマンションを購入しようと考えると、まずはネットで調べると思います。

その中で「良さそうだな」と思う物件が見つかることがあります。

 

そこですぐに問い合わせると、不動産会社さんは喜んで案内の日時を決めましょうと言ってくれます。

でも、実際にいってみると、想像したのと全く違ったり、写真がずいぶん綺麗だったのに実際はそうでなかったり、高圧線の真下だったり、日当たりがとても悪かったりと、わざわざ休日に時間を割いて出かけたのにガッカリすることがあります。

 

今日は、そうならないように不動産のチラシをみても事前にネットで調べられることが沢山あることをお伝えします。

 

 

 

現地を見る価値があるか調べる

 

私たちは「土地」や「中古戸建住宅」や「マンション」を「買いたい!」という方へのサービスとして、不動産の物件探しからお手伝いしています。

 

その場合、「建築的視点」と「不動産的視点」とで物件を正しく精査、調査することから「専属専任媒介契約」を必ず結んで頂いております。

 

お互い「本気で探す」ことにコミットする契約ですが、こちらも当然本気で探し、調査もします。

 

特に喜ばれているサービスは内見前にかなり突っ込んだ物件調査をネットなどを活用して行うことです。

 

簡単に言うと、不動産チラシで興味をもった物件を事前に調査し、「内見する価値があるか、ないか」をプロ目線で判断し、アドバイスします。

 

それを「内見前 物件調査報告書」にまとめます。

 

「内見前 物件調査報告書」とはこちらです。

 

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「内見前物件調査報告書」とは

 

内見前に「内見前物件調査報告書」を作成して、見に行く価値のある物件か調べるのです。

具体的調査項目は以下の通りです。

 

環境

高圧線の有無と距離

高圧線が付近にないか、離隔距離はどれくらいか

南側の大地主又は空き地

建物が建ち日陰にならないか

接道の広さや状況

車の乗り入れに無理はないか

工場の有無

土壌汚染や空気の汚染の可能性はないか

地下鉄、鉄道

騒音などがある可能性

幹線道路に囲まれていないか

空気が慢性的に汚染

 

地盤

 

汚染の可能性

過去の地歴で工場がなかったか

 

地震時の揺れやすさ

地盤の状態はどうか

 

土地標高

十分な高さを確保しているか

 

液状化

危険性はないか

 

浸水想定区域

浸水想定区域に指定されていないか

 

土砂災害危険箇所

土砂災害危険箇所に指定されていないか

 

盛り土、切り土

過去に盛り土や切り土がされていないか

 

事故物件

 

ヒアリング

 

事故物件でないか

事件、事故の可能性

 

前所有者が手放した理由

問題のあったことが理由ではないか

 

使用用途

あとで気づいてからでは遅い理由もあり

 

その他

 

リノベーション(フルリフォーム)済みか否か

新耐震基準か

価格の妥当性

住宅ローン減税の適合

違法建築物、既存不適格

 

 

 

事前調査することのメリット

 

お客様によって重要視する項目は多少変わってきますが、基本的に重要な項目はおおよそ網羅されています。

 

細かい権利関係などは、購入の意思がさらに進んだらさらに調査を行いますが、現地を見るか見ないかの判断であれば、これらの項目で十分だと思います。

 

こうしたことを事前に調査し判断することのメリットは、なにより時間の無駄を大幅に減らすことが出来ること。

 

不動産チラシには、良い事が大きくかかれていますし、ネガティブ要素は法律に触れない範囲でなるべく記載していないようになっています。

 

特に、不動産ポータルサイトでは、肝心な情報を見ることができず、まず不動産会社に問合せ内覧しないと出てきません。

 

酷いところになると、契約の1時間前に重要事項説明をして、そのまま契約なんてこともザラにあります。

 

そもそも不動産ポータルサイトでは住所すら隠されています。

 

私たちプロが住所を聞き出しながら、事故物件でないか、前所有者が手放した理由や、以前の使用用途などを聞きながら、環境や地盤などふくめ現地を見る価値があるかないかを調べていくことは、物件を探す人にとって大幅な時間の節約になるはずです。

 

それでも現地に行くと、おすすめできない物件が多いです。

 

先日の物件は、隣地や背後の土地が高くなっていて、水抜き穴が内覧した物件の敷地に向けられていること。

 

 

P9231288

 

つまり隣地の雨水が自分の敷地に入ってくるというものです。

 

雨水は正しく排水処理されていれば問題ないのですが、対策がなされていなければ、土地は湿気がたまりやすく、家の傷みもとても早いです。

 

こちらの敷地は新築の建売住宅でしたが、家の傷みは早いと言わざるを得ません。

 

ちなみに横の既存住宅はすでにカビやコケが繁殖してました。

 

 

今日の「わかった!」

 

不動産物件探しはあまりにも情報不足です。

 

法律ではそれで良い事になっていますが、一般の方にとってはあまりにも不親切な業界です。

 

事前にネットで調べれば、私たちが行っている「内見前物件調査報告書」の項目くらいは、事前に集めることが可能です。

 

不動産チラシの良いところだけを見て、現地を見に行くのは本当に時間の無駄です。

 

皆さんも十分注意してください。

 

 

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