花粉の時期を迎え、みなから嫌われている杉や桧ですが、健全な生育の為に間伐をおこなっています。
今日はその間伐についてお話しします。
間伐材とは、人工的に植林された森が、生育の過程で過密になってくると、間引きをして木の生育に適した状態をつくらなければなりません。
その為に犠牲となった木が間伐材と呼ばれるものです。
間伐材は1970年代までは建築現場の足場や木でつくる册の原料として使われていましたが、アルミの普及で足場材が金属に代わり、使われなくなってしまいました。
2000年になると、森林整備を支援するために、間伐材の消費拡大に向けた取り組みが活発化してきました。
現在では、間伐材の需要拡大を進めながらも、木材の加工技術も進歩してきています。
ここ数年では、国産の間伐材を使った合板をつくる技術も開発され、国産材の自給率向上に大きく貢献してきています。
また、木質バイオマス発電の燃料の木質チップの生産も増えてきました。
過密した人工林で健全な状態を保つために間引く間伐によって、残す木に十分な光が届くようになります。
その結果、光合成が活性化し、より質の良い木が育つ環境になります。
逆に間伐をせずに放置してしまうと、人工林は過密状態がさらに進行し、光が地表まで届かずに暗い森となります。
その結果、地表の植物「下層植物」が育たず、地表が剥き出し状態となり、雨などで表面の土が流出しやすくなります。
それが土砂災害などに繋がるのです。
間伐の効果としては他にもあり、風雪害や病虫害に強い、質の良い森林の生育に欠かせない作業となっています。
多用な動物や植物、虫などの生物の多様性の観点からもとても重要です。
間伐材というと、どこか不良で間引きされた質の悪い木だと思っている人もいるようです。
しかし、実際は健全な森を育成する上で犠牲になってくれた木です。
こうした間伐を適切に行うことで、のこった木がより良く育ち、質の良い木材として市場に出て行くことになります。
また、明るくなった人工林には、下草が生い茂り、生物の多様性にも貢献し、自然災害からも強い森へと育っていくのです。
なので間伐材をつかった商品を購入したり利用したりすることは、日本の国土を守ったり、自然を守ったり、そこで働くひとたちを応援することに繋がっているんですね。
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<編集後記>
昨日は谷川岳からスキーで下りるバックカントリースキーに行ってきました。
雪の状態も非常に安定していたので、久しぶりにシビレるルート、マチガ沢をドロップオフしました。
詳細はまたブログで報告しまーす!
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