皆さんこんにちは。

自然素材・天然素材の老舗

厳選素材住宅の駿河屋　九代目の一桝です。

毎月、お送りしている「子育てママに贈る自然素材住宅塾」ですが

こちらでもバックナンバーを配信させて頂いております。

今回はVol.91です。

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こんにちは。駿河屋の一桝です。

物も不動産も高くなった今、実家をリノベして２世帯住宅にすることが見直されてきています。とはいえ人があつまれば良い面も悪い面も当然あります。今日はそんな２世帯住宅の工夫とルールについてお話しします。

それでは今月も子育てママのお役にたてる、おうちの事で大切なこと、発信します！

【2世帯住宅の工夫とルール】

2世帯住宅は同じ屋根の下で、それぞれの家族が一緒になって生活します。でも、お互いに気をつかいすぎたり善意があだとなることもありますよね。

さらには、ちょっとした一言が誤解されてしまったり、気まずくなってしまうこともあるかもしれません。

特に、「完全分離型」に比べて「大家族タイプ」と言われる「寝室以外すべて共有するタイプ」や「部分共有タイプ」と言われる「キッチンだけやリビングだけなど、部分的に共有するタイプ」の場合は、ちょっとしたことで問題になりかねません。

些細なトラブルの時に、少しの間だけでも、お互いの声や生活音が聞こえないような、少し距離がとれる空間があるとホッとできます。自分自身で反省したり、相手を許すことも出来ることができます。

一般的には夫婦の寝室がその役目を果たす場所です。

壁一枚で親子世代の寝室が隣接していたり、親世代の寝室の真上が、子供部屋だったりすると、声や生活音が聞こえすぎて、余計にいらだちがつのるかもしれませんよね。

こうしたことにならないよう、親の寝室の上に子世代のリビングや子供部屋などを配置しないなど、十分に間取りを事前に検討する必要がありますが、それだけでなく、素材選び、工法選びが重要になります。寝室が隣り合わせになる場合には、防音のために間に押入やクローゼットなどの物入れスペースをつくったり、上下階で騒音が気になりそうな場合には、防音、防振対策をするとよいです。

またビニルクロスではなく、珪藻土などの塗り壁にすることで、残響音が響きにくくなったりします。どんなに仲の良い親子関係でも、お互いの距離感を少しとれたほうが、より良い事もあります。

プライバシーに対する感覚は、実は家族・人それぞれで違います。思春期の子供でも、親が部屋に入ることを嫌う子もいれば、親が勝手に掃除することを望む子もいます。親子間でもプライバシーについては喧嘩になったりすることがあるのです。

子世帯が共働きで忙しそうだから「部屋を掃除してあげた」。子世帯が外出しているときに雨が降ってきたので寝室を通り、「洗濯ものを取り込んであげた」。

親にしてみれば親切心かもしれませんが、入ってほしくない部屋もあります。

部屋のドアに鍵をつける方法もありますが、あとから付けると気分を害されたりするのは当然です。そうならない為に、お互いのプライバシーを守るために事前にルールを決めておくことをオススメします。

「食事の支度や買い物は」「部屋は誰がどこまで掃除するのか」「入っていい部屋とダメな部屋」などなど、決めることで余計な問題が起きず、生活しやすい住まいになります。

+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:【　あ　と　が　き　】+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-

２世帯住宅といえば、僕も２世帯住宅で育ちました。祖父母、両親、叔父、姉弟の８人家族でしたが、当時はそんなのは普通の家族だったと思います。親父に怒られると祖父母エリアにダッシュで逃げたり、叔父に叱られると自分エリアに逃げ戻ってきたり笑。

家はボロボロで傾いてましたが、わいわいと昭和の暮らしを楽しんでいたように思います。小学校の頃、新しい友人を家に連れてきたら、なんと！こともあろうに叔父さんが家で「くさや」を焼いていたんです！次の日から「あいつの家はうんこ臭い」とか言われる始末！今じゃイジメでテレビ来ますよ！（こないよ）友達を家に招くと親父がヒノキのまな板を土産で渡していたのは、友人のお母さんには高評でした。そういう暮らしは色々とありますが子育てには大きな価値があると思いませんか。

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202304月号【高気密・高断熱は「家事がラク」になる】(保存版)

今回も住まいづくりにとって大切なこと。

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