皆さんこんにちは。
自然素材・天然素材の老舗
厳選素材住宅の駿河屋 九代目の一桝です。
毎月、駿河屋から郵送でお送りしているニュースレター「空まめの木」に
同封させて頂いている「子育てママに贈る自然素材住宅塾」ですが
こちらでもバックナンバーを配信させて頂いております。
今回はVol.35です。
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皆さんこんにちは!駿河屋の九代目当主一桝(いちます)です。
子供の頃の家はどんな家でしたか?今日は「たくましく生き抜く力を育む家」についてお話しします。それでは、今月も子育てママにお役にたてる、大切なこと、発信します!
【たくましく生き抜く力を育む家】
僕が子供のころ育った家は、木造2階建て、かわら屋根の家で、お店と倉庫が隣接されていて、家の敷地は大工さんの加工場になっていました。朝から晩まで木材をノミやカンナで削る音や、大工さんの会話、配達のトラックの音がしていました。
毎朝、お店の土間をおが屑で掃除していたのを思い出します。寝室は二階で、仰向けになると家が斜めになっているのを感じるほど、傾いていました。天井は杉板張りで、節が目玉みたいに見えて、子供の頃に熱を出してずっと寝ていると、ちょっと怖かったのを思い出します。階段や台所の床は松などが張ってあり、雑巾がけで黒くピカピカになっていました。
柱は兄弟3人分の背比べの傷が残っていました。お風呂は薪でたいていたので、シャワーなんてありません。布団は縁側で干していて、よくそこで昼寝をしました。「太陽の香り」というのか、あったかい香りでした。
現代の生活では、床を雑巾がけする機会も減ったと思います。柱の傷で背を測るおとも無いかもしれません。当然、お風呂を薪で焚くこともありません。熱を出して寝込んでいる時に、天井の木目を眺めて節を数えて眠ることもないでしょう。
小学校低学年の頃、年末の僕の大事な仕事は、障子の張り替えでした。うまく張れるとみんなに褒められて、得意になって家中の障子を張り替えたものです。
しかし、現代の住まいはメンテナンス自体が楽になっているのと、お金を出してなんでもやってもらう時代になったような気がします。
そうしたことによって、「手入れして大事に使う」という文化が無くなってきたのだと思います。
物を大事に長く使うという意識は、家庭で培われるものですし、家の手入れなどでも多く学んだように感じます。そうした事のひとつひとつが僕の記憶にも残っています。
子供を自然の中に連れ出して遊ぶと、様々なことを学びます。それは机上の勉強ではなく、体験教育だからです。五感すべてを使って学んだことは、体験として生きてきますし、子供をより強くたくましくさせます。
住まいは長く生活をする空間であり、体験教育の場です。何でもお金で解決するよりも、親子が一緒になって雑巾がけをしたり、修理をしたりという体験が、今の時代とっても大事なことのように感じます。
汚れたらすぐに貼り変えたり、傷ついたらすぐに交換したりというのは、なにかゲームでキャラクターが死んでも、すぐにリセットしてゲームが再開できるようなものと、どうしてもダブって見えるのは僕だけでしょうか。
壊れたり傷ついたりしたものを、修理して長く使ったりする体験を多くすることで、道具の使い方を覚えたり、手入れを覚えたり、大切にする心が育ちます。かつて住まいはそうした学習の場だったのです。子供たちはこうした体験を通じて、生き方や価値観、アイデンティティーを育んでいき、それが子供を「たくましく」されるのです。なので、住まいはそうした体験がより出来るように考えて作ることが、とても大切なことなのです。
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僕の小さな夢は、青年海外協力隊のシニアボランティアに参加する事なので、年初に「英語」のスキルアップを目標に掲げました。でもソノ勉強がなかなか進みません・・・。単語帳を使ったり、スマホアプリを使ったり、CDを使ったり、あの手この手で試みているのですが、どうも勉強が習慣化されないんですよね~・・・。なぜ続かないか、マインドをブロックしているものを探し出して道すじさえつければ、宅建の時みたいにすんなり勉強モードに入れるのですが困ったもんです。英語が出来ると叶う、あんな事やこんな事、楽しい未来を想像できるのですが、スイッチがイマイチ入りません。う~ん ガイジンの彼女でも作らないとダメですかね~?(ё_ё)♥
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