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マンションを無垢フローリングリノベーションする時に避ける「直床」とは

RELEASE:2017.04.21     UPDATE:2017/04/19
CATEGORY:ブログ, マンションについて, 不動産売買, 社長ブログ, 自然素材
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マンションを購入して無垢の床のフローリングにリノベーションをしようという考えている方。

無垢のフローリングへのリノベーションに向いているマンションと無垢のフローリングへのリノベーションに向いていないマンションがあるのをご存じですか。

 

無垢の床のリノベーションに向いていないマンションというのはどういうマンションでしょうか。

今日は無垢のフローリングにリノベーションする際に「コストアップ」に繋がるマンションである「直床」(じかゆか)のマンションについてお話しします。

 

 

直床(じかゆか)と呼ばれる床構造

 

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マンションの床は「二重床」と呼ばれるように、コンクリートから少し床が上げてあり、その空間に配管を通しているマンションがあります。

配管を通さなくても、全体的に高さを合わせる為に「二重床」にしてある場合もあります。

 

こうした構造は二重床の部分で遮音性能を上げていますが、「直床」(じかゆか)と呼ばれる構造は、コンクリートに直接フローリングを貼っています。

コンクリートに直接フローリングを貼っているので、フローリング自体にクッションスポンジがついていて、そこで遮音性能をあげています。

なので歩くとフワフワしたある着心地です。

 

そうすることで、部屋の天井の高さを少しでも高く確保しようとしています。

つまり、階高を低くして、1フロアでも多くして販売戸数を増やそうとしているローコストマンションです。

 

 

「直床」(じかゆか)のマンションのデメリット

 

ローコストマンションの手法として生まれた「直床」(じかゆか)のマンションですが、ローコストが出発点なので、様々なみえない部分にローコストをしたりしている可能性がとても高いです。

 

カギが上下2本の仕様が1本になっていたり、カーテンレールにボックスがついていなかったり、メッキが数年で剥がれたり、畳が薄かったり、じつに様々な部分がローコストされています。(ローコスト仕様でなくてもマンションのコストダウンは普通に行われている)

 

また、直床なので、無垢フローリングへリノベーションしたい場合には、二重床に組み直さなければなりません。

無垢フローリング自体が遮音性能を備えているものなどは当然ないからです。

 

床を二重に組み直すということは、既存の床よりも高さが高くなるということです。

全体に扉の高さを変えなければなりませんし、キッチンの高さにも影響する可能性があります。

 

なので、中古マンションを購入してリノベーションしたいという方、特に無垢の床にリノベーションしたいという場合には、「直床」(じかゆか)のマンション物件は、あらたに二重床にするという無駄なコストが可算する可能性があるので、そうした部分を理解してから購入すべきです。

 

たまに、ゴムマットの遮音を行って高さを抑える方法もありますが、コストやスピードを考えると、二重床にしたほうが将来的なメンテやリノベーション(フルリフォーム)にも適しています。

 

 

今日の「わかった!」

 

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マンションの床構造は大きく分けて「直床」(じかゆか)と「二重床」(にじゅうゆか)に別れています。

「直床」(じかゆか)はマンションの階高を稼いで、1つでも多くのフロアを少ない高さで納める為のデベロッパーの知恵でもありました。

そうしたマンションはローコストマンションと呼ばれ、様々な部分でもローコストの施策がちりばめられています。

なので極力避けることが無難です。

 

また、無垢のフローリングにリノベーションしたい場合には、二重床へ施工しなおす必要がある為に、床の張り替えだけでは済まない余分なコストがかかってきます。

なので、そのコストアップ分も見越して物件を購入しなければ、あとで予算に納まらないということもありますので注意が必要です。

 

当社がマンションの売買物件の内覧に、お客様と一緒をご案内するときは、まず床の構造を確認します。

よっぽど立地や価格、他の部分が気に入らないかぎり、「直床」(じかゆか)物件はオススメしておりません。

皆さんも中古マンション購入の場合には、そうした視点ももって物件購入の検討をしてみてください。

 

 

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<編集後記>

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