皆さんこんにちは。

 

駿河屋の　一桝です。

 

 

化学物質過敏症の原因には様々ものがあります。

 

北里大学医学部の統計をはじめ他の統計も含めるとおよそ以下の比率と言われています。

 

 

シックハウス59％

 

農薬・殺虫剤8.1％

 

職業性有機溶剤8.1％

 

その他19.1％

 

不明5.8％

 

 

 

化学物質過敏症のおよそ6割は、シックハウス

 

つまり自宅の室内空気汚染によって発症しています。

 

逆をいえば、住環境を安心、安全な素材で創ることができれば、化学物質過敏症の6割の人は救われるということになります。

 

 

 

住環境の空気汚染とは、新建材と呼ばれる合板のフローリングやビニールクロスなどの住宅の仕上材や、土台に塗るシロアリを寄せ付けない防蟻剤など。

 

または、一般的に売られている芳香剤や除菌剤、防虫材、殺虫剤などなど。

 

ドライクリーニングのシャツなども含まれます。

 

 

 

農薬や殺虫剤、有機溶剤が原因になっている人は、

 

窓を開けたら茶畑で、農薬シーズンに吸引してしまう環境に住んでいる　

 

ですとか、

 

クリーニング屋さんや塗装職人さんなど、化学薬品に触れる人です。

 

 

 

僕の友人では絵の具を手で直接触れるアーティストの方が、絵の具の化学物質に長い間接していて症状が出たかたがいました。

 

美容師さんも薬品に触れるのでそういう方がおられます。

 

 

 

症状として代表的なものは

 

・慢性疲労、易疲労感、全身倦怠感、頭痛、頭重感、微熱、眼症状、咽頭痛、動悸、息切れ、筋肉痛、関節痛、皮膚症状

 

です。

 

 

 

引っ越して数ヶ月してこうした症状が続くようになったら、要注意です。

 

これは1つの症状がずっと続くというよりも、こうした症状が代わる代わるおこる。

 

こうしたことを医学的用語で「不定愁訴」（ふていしゅうそ）と言います。

 

 

 

さらに、40代の女性などは、更年期障害かなとおもって婦人科にいってしまうことも多い様です。

 

そうすると内科では

 

「自律神経失調症」

 

ですとか

 

「心身症」

 

などの病名が付けられてしまいます。

 

 

 

更年期障害ということにされてしまうと、抗不安定剤や睡眠導入剤をもらって服用してしまうこともあります。

 

なので、

 

様々な症状は自分の身体のせいだけでなく、まわりの環境によって不調をきたしている場合があるということを、知っておく必要があります。

 

 

 

あまりにも神経質になる必要はありませんが、

 

身の回りのもので化学物質が揮発される恐れのあるものを、なるべく室内に持ち込まないということも大切です。

 

特に引っ越したばかりなど、住環境が変わったあとに起こった症状の場合には、判断を慎重にする必要があるのです。

  

参考図書

シックハウスとシックスクール

化学物質過敏症支援センター

 

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