みなさんこんにちは。

今日は素敵な着工式が無事に終了致しました。

なぜ、私たちは「着工式」を行うのか。

それは「そもそも」のところにまで話しが及びます。

私たちは現代社会の顔の見えないものづくりに疑問を抱いております。

駿河屋の地元墨田区は、物作りの町でした。

私が幼いころは、

小学校の給食の豆腐は大好きだった美佐子ちゃんのお父さんとお母さんが、

朝早くからつくってくれたものでした。

近所の新築の工事現場では、駿河屋の材木をつかって、

近所の大工のやっちゃんの手でつくられてました。

器械部品の一部は、友達のお父さんが家と兼用の工場でつくっているものでした。

創り手の姿が見えること。

それは、ものを受け取る側として、大きな安心感や満足感、

幸せをも感じ、「大切にする心」が宿るのだと思うのです。

しかし、現代では値段ばかりに走り、国内産なのか外国産なのか、

一体どこで誰がつくっているのかもさっぱりわからない。

そこにはもはや価値は値段しかありません。

かろうじで、便利さが唯一の差別化ではないでしょうか。

そうなってしまったことによって

日本人の古くからある「ものには命がある」とか、

「大切にするこころ」「もったいない」などの心が、

どこか「おざなり」になってしまったのではないか思うのです。

家づくりもまさにそうではないでしょうか。

であれば

創り手と住まい手の距離を近づけ、想いを繋げれば

より満足感や安心感や幸せ、そこに宿る価値を感じて頂き

そして、完成した幸せの住まいも、可愛がって頂ける。

時には、顔も思いだして下さるのでは無いか

と私たち駿河屋は考えました。

その具現化の一つが着工式です。

着工式を行うことによって

お客様が、創り手と会うことによる安心感

ご自身の住まいを実際に創る人たちの人柄をしり、

目に見える方たちが創るという満足感があるのではないかと思ったのです。

創り手側は、実際に住まう方が、

どうしてこういう家づくりになったのか理解することによって、

より自分自身の仕事の意義が理解でき

お客様と会うことで、一生懸命になるのです。

〇〇様からお仕事を頂き、〇〇様の幸せの住まい作りに

参加させて頂き、私たちは最高の仕事をするのだ。

という意識にまで繋がるのです。

ガジュマルは「幸せを見守る木」

お引き渡し時にお返しし、私たち創り手に成り代わって見守ります。

何かお困りの時はすぐさま察知し、駆けつけることが出来ます（笑）

植樹式や記念撮影も、携わる人たちの意識を高め、

素晴らしい仕事に繋げるためにとても重要なことだと考えております。

また、

お引き渡し前の「作品発表会」では、実際にできあがった住まいを、

「発表会」という形で、お客様のご了解を頂いた場合のみ

次期のお客様やご近所の方々にご覧頂きます。 

これは、弊社のつぎなるお仕事に繋がることにもなるのですが

なにより、「作品発表会」を行うことによって

仕事もより一段と光輝く「作品」にするために

職人さんたちは気合いを入れて一生懸命につくってくださるのです。

想いを込めて創った住まいには魂すら宿る　

そういっても過言ではないと私たちは肌で感じております。

今日も素敵な着工式となりました。

駿河屋の匠チームの想いを、最高の住まい作りに繋げましょう。

駿河屋は家をつくったり、リノベーション（フルリフォーム）をしたりする会社ではないと思っております。

住まい手と創り手の想いを繋げ、

お客様とあつまるスタッフが一緒になって感動できる。

そして、お客様とのご縁が永遠に続く・・・

そんな会社を日々目指しております。