こんにちは。一桝です。
今日は、モデルルームの家具をお願いいたしました、愛知県豊田市の
ファーストハンドの松島さんの家具製作の現場を覗いてみましょう。
松島さんは
「もっと森に目をむけなければ」という想いで家具製作に携わっている方です。
木にこだわった家具作りを生業としている松島さんが主に使用する木材は
広葉樹の硬い木材ですが、
その木材も日本国内で採れるものは少なくなってきており、
外国産広葉樹の需要が増えてきているという現状から
「木が育つのに必要な時間使える」
つまり長く大切に使ってもらえる家具や生活道具づくり、
それと同時に広葉樹の森を育てる活動も行っております。
森から生まれた木工品は「森づくり」の資源となり、森づくりの輪が広がれば・・・
ものづくりと森づくりを繋げる循環型社会をつくろう そう思い立ったとのことです。
そんな松島さんの想いを聴き、家具づくりの依頼を決めました。
今日は、そんな松島さんの想いのこもった家具製作の現場をのぞいてみたいと思います。
これが素材となる栗の木です。
これは秋田県の八幡平の胡桃の木です。
産地を知るのと知らないのとでは、愛着も全く変わって来ます。
丸ノコで刻んでいきます
これでテーブルをつくります。
上の材料を削りました。
ビスケットジョイントという工法で繋いでいきます。
クランプで締めて、水平を確認しています。
つなぎ合わせた板を円形に加工しています。
ソリ止めの為の鉄板を入れる溝を掘ります。
2本分彫って、すっぽりと納めます
テーブルとベンチソファの残りの素材たち
長さを切断してます
ルーターでアリ溝を掘ります
背面のアリ溝を加工
これが先ほどのアリ溝にはまります
ほぞ穴を掘ります
ソファの肘掛け穴彫りです
ほとんどの加工が終了しました
テーブルの足を半円にします
鉋とサンダーで綺麗に仕上げます
ベンチの組み立て
本体がベンチらしくなってきました
こちらはテーブルの組み立て中
せいたは後ろ足のアリにはめ込みします
背の当たりをよくするために、ひたすら削ります
だいぶ整ってきました
テーブルの天板の鉋がけを行っています
ベンチソファの座枠にウェービングテープを張ります
ベンチ完成!!
そして、届きました!!
丸テーブルと!
ベンチソファです!
八幡平の胡桃の木が、こんな素敵な家具になりました。
モデルルームにもとてもなじんでます。
こっそり隠れて、ここで昼寝でもしたいですね。
当日は是非皆様、座って、触れて、感じて見て下さい。
なんと、夕方にはファーストハンドの松島さんも遠方から駆けつけてくださいます。
是非、お話しを伺ってみてはいかがでしょうか。
作り手の想いを聴く。
すごく愛着がわいてきます。