皆さんこんにちは。
駿河屋の九代目 一桝です。
「健康住宅」や「人や地球にやさしい家」というような広告をみかけますが
そうした言葉で差別化できるということは、それ以外は「不健康住宅」であり、「人や地球に負荷をかける家」という認識を、ようやく一般のひとが持ち始めているということかもしれません。
でも、その広告の内容をよく見てみると
・「F☆☆☆☆」の建材を使っているから
・ノンホルムルでヒドの接着剤を使用しているから
・24時間換気をしているから
問題ないと書かれている程度のものも多く見受けられます。
こうした国の基準を満たしただけの家が必ずしも安全とは言えません。
何より化学物質に対する許容量は人それぞれ全く違いますし、
特に家に長時間いる専業主婦や老人などは多く影響をうけます。
シックハウスに関する法改正は2003年に試行されました。
それでもかなり不十分です。
何より規制対象物質が2物質だけで、厚生労働省が定めた10物質にはおよびません。
しかも、規制しなければならない有害物質は他にも沢山あります。
法改正後に建材メーカーは2物質の使用を控えましたが、他の物質の数値が上がったことで不調を訴える人もいます。
現代住宅の問題点は健康面だけではありません。
建設資材の廃棄も問題になっています。
特に現代住宅をつくる新建材は燃やすと有毒ガスが発生し、腐ることもないので現代ではほとんど埋め立てするしかありません。
リサイクルには膨大なエネルギーコストがかかります。
でも、木材は比較的簡単にリサイクルできます。
住宅を再建築する場合には太い丸太は再利用できます。
細かくすることで紙の原料になり、再生紙として使えます。
炭やバイオマスとして電気をつくることにも使えます。
最終的には燃やしたり腐らせたりすることで環境負荷をかけずに大地に戻すことことができるのです。
家の寿命は30年と言われていますが、その寿命が2倍になれば、樹齢60年で樹木を伐採すると、家の建て替えのサイクルに合ってきます。
木は人と地球にとってもっとも良い素材です。
木は水と地面があれば太陽エネルギーだけで生産でき、永久に持続可能です。
ウッドショックや円安の今、国内の森を本気で生かす取り組みにシフトしないと、ますます山が荒れ果て、災害が増えることになります。
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<編集後記>
先日は谷川で沢登りをしてきました。
雪解けが終わったばかりなので、雪崩で倒木が多かったりもありましたが、
それにしても僕が沢登りをしていた20年以上まえの様子とは全く変わってしまっています。
どう変わったかというと、本当に沢が荒れ果ててしまっているのです。
ここ数年も沢登りをしていますが、昔は本当に素晴らしい景観の沢も、倒木、土砂崩れなどで荒れ果て、
イワナの数も少なくなっています。
反対に鹿の数だけはやたら多い。
森の樹皮も鹿にだいぶやられてしまっています。
数十年にわたって源流を通じて山を見ていると、その変化に驚きます。
あの素晴らしい景観はもう望めないのかと落胆しつつも、それでも東北などの奥深い沢へ美しい景色をもとめて出かけてしまいます。
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