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なぜ中古より新築住宅が売れるのか

RELEASE:2023.06.22     UPDATE:2023/06/20
CATEGORY:ブログ, マンションについて, 不動産売買, 社長ブログ
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皆さんこんにちは。

 

駿河屋の 一桝です。

 

 

欧米では流通している住宅のおよそ2割か3割が新築住宅。

 

残りの7割から8割が中古住宅です。

 

まさに日本の真逆です。

 

日本の中古住宅市場は新築に比べ15%程度しかありません。

 

 

理由は日本の住宅は戦後の復興政策で、早く安く多くの住宅を供給する政策がとられたこと。

 

住宅の価値は減価償却の観点から20年程度でゼロになること。

 

こうしたことから、壊しては建ててを繰り返す国になってしまったからです。

 

 

 

また、一般消費者が抱いている「中古住宅は不安」ということも理由です。

 

誰が使ったか、どのように建てられたかわからない住宅は誰もが不安です。

 

車検や整備記録のない車は不安なように、住宅もメンテナンス記録や、設計図、建築確認などがない家は不安です。

 

しかし、住宅会社や不動産会社は、そうしたメンテナンスや記録などを後回しにして、儲かる新築にだけ力を入れてきました。

 

たしかに中古より新築を売ったほうが儲かるからです。

 

中古住宅は売主側と買主側の両方の仲介をすれば、不動産会社の手数料は倍になりますが、

 

通常中古住宅の仲介手数料は、売主側からか、買主側からかのどちらか一方です。

 

対して新築住宅は基本的に売主から依頼を受けて買主を探すので手数料が倍になります。

 

 

 

さらには、不動産の売買を行う不動産会社に「建築の知識」が無いからというのも理由の1つと考えられます。

 

中古住宅はそれぞれに状況が違い、劣化度合いや構造なども違います。

 

しかし、普通の不動産会社で建築知識を教える会社はありません。

 

不動産営業マンは不動産案内マンであり、建築のプロではないのです。

 

なので建物の状況を正確に把握できず、売買後のトラブルを嫌って、中古より新築を売りたがるのです。

 

 

 

さらには、中古住宅のほうが調査に倍近く手間がかかります。

 

契約時に必要な「重要事項説明書」の作成には様々な調査が必要となります。

 

水道管や下水管などのインフラがどうなっているのか?

 

境界はどうなっているのか?

 

不明な場合はさらに調査が必要になり、時間も手間もかかります。

 

 

 

こうしたことから、不動産会社も新築を勧め、購入者側も新築を希望し、

 

政府も新築住宅をあとおししていた為、日本の中古住宅の流通量が伸びない結果となったのです。

 

しかし、日本の政策も変わり、成熟した社会を目指すために、ストック型の住宅産業へのシフトを進めています。

 

消費者の意識も変わってきており、業界の意識も変わり、少しずつ中古住宅の流通量も増えるようになってきました。

 

なのでなおさら、建築的視点をもった不動産購入が大切なのです。

 

 

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<編集後記>

 

先日は山岳会の新人たちを連れて、100名山の甲武信ヶ岳に登ってきました。

 

夏には沢登りのビギナーを連れて、関東屈指の美渓である釜ノ沢から甲武信ヶ岳に登ったので、今年2回目でした。

 

紅葉はすでに麓まで降りてきていて、入山口の紅葉がとても綺麗でした。

 

紅葉した黄色い唐松の葉が、風とともにハラハラと舞い散って、とても幻想的でした。

 

テント泊は小屋の前のテント場で張ったのですが、深夜は0度近くまで下がり、テントの内部は結露が凍ってバリバリになりました。

 

でも夕飯は上等な和牛を買って、生卵を担ぎ上げてすき焼きと日本酒で楽しみました!

 

山というと軽量化の為に粗食をする人が多いのですが、僕らは断然美味しい食事とお酒を楽しむ為に登っています。

 

次回は南アルプスの鳳凰三山に冬山初心者を連れて行ってきます。

 

今年は久しぶりに雪が早そうなので、今から楽しみです!

 

 

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