皆さんこんにちは。
駿河屋の九代目 一桝です。
僕は友人知人に子供や孫が生まれると
無垢の木で無塗装の積み木を
プレゼントしています。
皆さん
「子供がいっつもしゃぶってるんですけど安心しています」
なんて言ってくれます。
でも今の時代はほとんどが
ビニールで出来たおもちゃですよね。
今日は安心安全なオモチャの話しです。
目次
世の中のオモチャは
プラスチック出来たもがほとんどです。
オモチャはプラスチックを柔らかくしたり、
長持ちさせる為に可塑剤(かそざい)を
添加して塩ビ(塩化ビニル樹脂)に
変化させています。
しかし、
塩ビには沢山の科学物質が含まれていて
なめたりすると溶け出す恐れがあります。
皆さんの大切なお子さんの身近にあるオモチャ。
「口に入れてしまう年齢」のお子さんの
オモチャはなおのこと心配です。
「子供には安全なものを与えたい」
誰もがそう願っています。
小さいお子さんは何でも口に入れますので
特に安全性に気をつけなければなりません。
でも、
小さな子供が遊ぶオモチャでも
材料の表記のある商品は
限られているわずかなものだけです。
おしゃぶり前提のオモチャでさえも
塩ビ製品のおもちゃが沢山あります。
キャラクターの人形などは
ほとんどが塩ビ製です。
プラスチックを柔らかくする
フタル酸エステルが使われています。
これは常温でも空気中に
溶け出しやすい(揮発しやすい)ものです。
木製でも木を貼り合わせているオモチャは
接着剤を使っているのでオススメできません。
塩ビには加工をしやすくする為に
可塑剤(かそざい)として
フタル酸エステル類が使われており、
それは環境ホルモンの疑いのある物質です。
また、
代用品としてのアジピン酸エステル類、
クエル酸アセチルトリブリルなども
安全性の検証がほとんどされていないと言われています。
このような塩ビ製品のオモチャは
なめると溶け出す恐れがあると言われています。
可塑剤(かそざい)は現代住宅の
新建材であるビニールクロスにも添加されており、
ビニールクロスの住宅は長い年月をかけて
可塑剤が室内に放散され、住民は長い間
化学物質による暴露を受けると言われています。
現実的には様々な人形や浮き輪やボール、
オモチャのテント、
お風呂用おもちゃなどに使われています。
子供用ポーチやバッグなどにも
沢山の塩ビ製品が見られ、
やわらかいビニール製品は
すべて「塩ビ」だと言ってよいでしょう。
あるとき、僕のところへアトピーに悩む
お子さんを連れたご両親が相談に見えました。
幼稚園の女の子は
ある日突然アトピーを発症して
痒くて2時間以上眠れず
幼稚園にも行けなくなったそうです。
そこで、
駿河屋の宿泊体感型モデルルームで
症状の改善を求めて来たのでした。
4日間滞在した結果、
症状はすっかり納まりましたので、
現在お住まいの状況を
僕が拝見さえて頂くことになりました。
ご自宅の寝室には塩ビ製のオモチャが沢山あり、
中でもオモチャのテントに入って
遊ぶ事が大好きだったと聞き、
原因はそれだとわかりました。
新品のテントは濃度も高く危険です。
オモチャのテントは日干しを数日して頂き
ニオイをまず飛ばすことからお願いしました。
寝室に沢山あったオモチャは
全て出して天日干し。
ニオイの少なく、もしくは無くなったものから
室内へ入れるよう提案させて頂きました。
このように、
オモチャを寝室兼、子供の遊び場に
置くケースはかなり多く見受けられますが、
寝室は換気状態が良くないことも多く
睡眠時間と比例して長く滞在する部屋ですので
居室内環境には一番配慮しなければならない場所です。
「モデルルームでのアトピー改善例」アレルギーの原因として「住環境」も食事やストレスと同じくらい重要だというはなし。
こうした塩ビ製のオモチャではなく
自然由来の素材で出来たオモチャ、
木や布で出来ている物を選ぶのがおすすめです。
しかし、
木で出来ているといっても
防虫処理がされていたり
害のある塗料が使われていたり、
合板で接着剤を使っているもの、
安全な表示の無い塗料を使っているものなど、
木材だから良いというワケではありません。
仕上がりがなるべくシンプルで
ナチュラルな手触りのものがおすすめです。
また使用前に水拭きをしたり、
布製品はせっけんで洗ってから使うと良いでしょう。
おもちゃには安全基準を満たしているものに
付けられるマークがあります。
「CEマーク」はヨーロッパの基準を満たした
商品につけられるマークです。
「STマーク」は日本の玩具協会の自主基準マークです。
塩ビ製品は直射日光にさらされたり
高温にさらされたりすると
揮発する特性があります。
この特性を利用して新しく、
ニオイがキツいオモチャなどは
日干しなど温度の上がる環境にさらして、
有害物質をできるだけ揮発させて下さい。
やむを得ない場合には
こうした対策をすることで
有害物質の揮発を軽減することが出来ますが
可能であれば、避けた方がよいでしょう。
子供は細胞分裂が非常に早く、
有害物質で細胞が傷つけられると、
傷が元通りになる前に、
細胞は次々と分裂を繰り返し、
傷ついた細胞もそのまま
一気に増えていくと言われています。
神経系は1歳で大人の25%、
6歳で90%出来てしまいます。
そうした意味で、
子供には有害物質に触れることを
大人よりも避ける必要があるのです。
現代の子供向けオモチャの
9割は塩ビ製と言われています。
この塩ビは「可塑剤」(かそざい)
と呼ばれる環境ホルモンの
一種と言われるものが使われており、
幼児が舐めたりすると
溶け出す危険性があると言われています。
また、
可塑剤はゆっくりと室内に放散されていき
室内壁紙のビニールクロス同様
化学物質であり、暴露して
人体に影響を及ぼす危険性のあるものです。
大切なお子さんに与えるオモチャは
幼児期ならなおさら
木など自然由来の素材のもの
防腐剤などが添加されていないもの
安心できる仕上がりのものを
選んで与えることが大切です。
どうしても避けられない状況であれば
天日干しなどをすることで多少、
有害物質を軽減することも可能です。
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<編集後記>
昨日は結婚記念日の手土産にしようと
前から行きたかった
地元のショコラ屋さんへ行きました。
が!なんと定休日!!
ショコラティエ川路
結婚25年目の男。出直します・・・。
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