皆さんこんにちは。
駿河屋の九代目 一桝です。
現代の畳の中国産の占める割合は、およそ80%と言われています。
残りが日本の国産畳です。
この比率もずいぶん前に言われていたデータですので、イグサ農家の廃業率を見ると、90%くらいになっているかもしれません。
最近は化学畳のようなビニールや和紙などを使った「なんちゃって畳」も増えてきていますが、
本物の畳の質感や香りに比べたら、比較対象にもなりません。
日本の畳はなぜ中国の畳に代わっていってしまったかと言うと、理由は価格の安さだけです。
品質などの良さよりも、価格だけで判断されてきてしまったのです。
では、中国産の畳と比べて、日本の畳の良さって何でしょうか。
一体、何が違うのでしょうか。
まずは踏み心地です。
日本のイグサの刈り取り時期は真夏です。真夏での重労働故に、イグサ農家は過酷な仕事だと言われています。
イグサの内部はスポンジのような発泡物質でできています。
これが真夏の暑さでグっと育つのです。
内部がしっかり生育したイ草は踏み心地も固すぎず柔らかすぎずとても心地よいのです。
それに比べて中国は日本より1ヶ月早く刈り取ります。
早刈りと言われていて、内部がしっかりと生育していません。
そのため踏み心地も固いのです。
さらには表皮が成熟していないので剥がれたりしやすいのです。
染め方も全く違います。
日本のイグサは淡路島産の緑色の土で染めます。
中国産のイグサは「科学染料」で染めます。
また、「どこかの土」で染めたものもありますが、未成熟でうまく染まらないので染料を使います。
染料を使ってもあとで色落ちしたりなどが起こりやすいです。
染まりづらい中国産のイグサはクリーン加工といって、再度染料を使って染め直します。
乾燥方法も国産と中国産では違います。
日本のイグサはある程度時間をかけて乾燥させますが、
中国のイグサは急速に乾燥させるために水分も完全に飛ばされ固くなります。
そのせいで手触りも固くなります。
何より一番大切な香りが違います。
国産のイグサの香りは皆さんが好きな、すがすがしい香りをしていますが、
中国産のイグサは乾燥方法にムラがあったりすると、異臭がしたりします。
生育の土壌や農薬も日本の基準とは違います。
国産のイグサは管理された土壌で生育されますが、中国のイグサは管理体制が不明瞭ですし、農薬なども不明です。
────────────────────────
<編集後記>
やっと雪も降り始めたので、今週は「冬山デビューしたい!」という友人2名連れて、山に行く予定です。
1人は僕ともう30年近く、沢登りをしている仲間です。
もう1人はスノーハイクをしたことがある友人。
ともに「本格的な雪山をやってみたい」ということで、簡単な雪山からスタートです。
雪山は夏山と登山ルートも違いますし、道具も全く違います。
立ち止まる冷えるので、基本的に行動しながら小休止中にドラ焼きを食べるなど、凍らずにカロリーの高いものを食べます。
僕も初心者のころ、イチゴ大福を行動食に持参して、凍ったイチゴを思い切り噛んでしまって、歯が折れそうになりました笑
経験を積ませて、グレードの高い山へ一緒に行けるようになってくれると嬉しいですね!
東京 23区(墨田区・台東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・世田谷区・中央区・千代田区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区・足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区)、三鷹市、調布市
千葉 習志野市、鎌ヶ谷市、柏市、松戸市、市川市、浦安市、船橋市
埼玉 三郷市、八潮市、草加市、越谷市、鳩ヶ谷市、川口市、蕨市、戸田市、朝霞市、和光市、浦和区
神奈川 川崎市
東京 : | 23区(墨田区・台東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・世田谷区・中央区・千代田区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区・足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区)、三鷹市、調布市 |
---|---|
千葉 : | 習志野市、鎌ヶ谷市、柏市、松戸市、市川市、浦安市、船橋市 |
埼玉 : | 三郷市、八潮市、草加市、越谷市、鳩ヶ谷市、川口市、蕨市、戸田市、朝霞市、和光市、浦和区 |
神奈川 : | 川崎市 |