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沢登り魅力と危険・始める為のいくつかの方法

UPDATE:2015.07.14
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沢登りを始めるには色々なハードルがありますが、

今日はどうやったら始めることが出来るか、その方法をお伝えします。

 

それにしてもこれからの季節、沢登りには最高の季節です!

滝のスプレーでマイナスイオンを浴びまくり、自然と一体化する。

困難な岩場を登り、滝を越え、淵を泳ぐ。

ドキドキ、わくわくするのでアドレナリンが脳内に飛び出してくる。

 

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場合によっては、山菜を採ったり、

キノコをとったり、釣った岩魚をにぎり寿司にして食べたり

写真だけみると、とても楽しいそうですが、危険も多いので、

始めるにはとてもハードルの高いスポーツです。

 

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では、僕がどうやって沢のぼりを始めることが出来たか。

そうした経験をお話ししながら、

皆さんがどうやったら安全に沢登りを始めることが出来るかをお話しします。

それにはまず、沢登りの危険性を十分に認識しなければなりません。

 

 

沢登りの危険性

沢登りの危険性

 

僕が沢登りを始めた当時、

アルピニストだった父に「死ぬぞ」と言われました。

それくらい沢登りは危険なものという認識があります。

 

 

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滝から滑落すれば、即死亡に繋がることもありますし、

滝壺で流れに巻き込まれて溺死することもあります。

 

泡立っている水では体は全く浮きません。

流れのある淵では思う方向へ泳げませんし、

水中に引き込まれることもあります。

切り立った岩場の溝であるゴルジュを通過するときに、

増水したらひとたまりもありません。

 

雪は春になると、沢に雪崩として落ちていき溜まっていきます。

その下は雪解けとともに、沢の水が増え、

落ちた雪の下がトンネル状に空いていきます。

これを雪渓(せっけい)といいますが、

春や夏の早い時期、豪雪地帯の沢を遡行する際に、

雪渓の上を通過するか、下をくぐるか判断に迷います。

 

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下をくぐれば家一軒では済まないほどの重さで

瞬時に押しつぶされることもありますし、

上を歩けば万が一崩壊した場合、

雪解け水の流れにブロックとともに放り出されます。

 

それ以外にヒルや蜂、アブやヌカカなど、

快適な生活とはほど遠い強烈な敵が待ち構えています。

 

歩けない怪我に陥っても、沢では携帯や無線が届きません。

キャニオニングなどで少しはメジャーになった沢登りですが

まだまだ人口も圧倒的に少ない現在、

人がたまたま見つけてくれることも少ないでしょう。

 

その他あげればきりが無いほど、

沢登りは危険が高いスポーツだと認識してください。

 

全身で感じる沢の魅力

全身で感じる沢の魅力

 

沢登りは危険なスポーツですが、危険であるほど魅力的な世界が広がります。

私はトライアスロンやトレイルランなどのスポーツも好きですが

守られている環境でのスポーツと、

全て自己責任の山とは全くジャンルが違う遊びだと思っています。

 

 

冒険的要素が高い

 

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リスクを背負って入る沢登りは、探検や冒険と同じ要素を占めています。

遡行図と言われる先行者が残したルート解説書はありますが

気象条件や季節によって日々変化のあるものなので

全てがその通りかと言えば、そうでもありません。

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常に挑戦状を突きつけられる

 

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暗くおおきな溝の底を進むようなゴルジュ帯もあったり

滝を越えても越えても滝が現れたり

滝を越える方法は、そのまま直登するか、

横の尾根に登ってエスケープする「巻き」という行為を行うか

判断に迷います。

 

常に「どう越えるのか」という判断をしなければなりません。

そうした小さい挑戦状や大きな挑戦状に立ち向かいながら

1つひとつ、難関を突破していく魅力は

自然を相手にするスポーツならではの醍醐味です。

 

 

とにかく美しい景色に出会える

 

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自然の力強さと優しさの対比に心が震え

雪に立つ新緑のブナの美しい緑の芽吹きにため息をつき

入道雲の下、心地良く響く滝の音と、銀鱗狙いの糸を見つめる妄想に口元が緩み

山が燃える広葉樹の美しさに見とれ我を忘れる。

 

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そした景色を全身で感じたときに、

山で遊ぶ一人の童となった自分の意識は、自然と同化してしまっていて

果てしない幸福感に満たされてしまいます。

 

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総合格闘技である

 

実際の遡行(そこう)と呼ぶ、沢を登っていく行為は

装備や食料計画や天候の読みなど事前の準備が必要です。

 

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登山という行為の他に、岩登りの要素も高いです。

地図とコンパスでルートを決めて進む技術も必要ですし。

当然ながらメタボでは登れないので日頃のトレーニングも必要です。

 

途中にコンビニもありませんし、ホテルも風呂も病院もありません。

全て自分達で衣食住を管理しながら目的を完遂する行為です。

様々な困難を自分の技術と知識と体力全てを出して越えていきます。

こうした挑戦と結果を求めることが好きな方には

たまらないスポーツかもしれません。

 

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経験者に連れて行ってもらう

経験者に連れて行ってもらう

 

一番ハードルが低いのは、この方法でしょう。

でも、気軽すぎてあんまり気楽にお願いするのはお勧めできません。

 

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なにしろ頼まれた方は未経験者に道具を購入させて、

安全に責任を持ち、何度も行っているような初心者でも行ける簡単な沢に

一日を費やすのですから、頼まれて負担を感じる方も多いと思います。

 

しかし、道具を全て自分で揃える覚悟を伝えれば、

この素晴らしい世界を伝えたくてきっと丁寧に教えてくれるでしょう。

 

 

最低限の道具の出費としては、

 

・ハーネスと呼ばれる安全ベルト

・ヘルメット

・濡れた石でも滑らない沢用のシューズ

・ロープを結ぶ安全環付きカラビナ

・下降用のエイトカン

 

など道具だけで最低2万円から25000円程度かかります。

当然、衣類やザックがない場合、それらの費用もかかります。

 

経験者と行く場合には、道具の正しい装着方法や使い方を

簡単に教えてもらいながら、優しい沢を行くことになります。

 

最初は濡れることに躊躇するかもしれませんが、

気にせず水に入ってみてください。

人間は本来、水遊びが好きなのです。

思い切り水と戯れてみて下さい。

 

しかし、

行く季節は暑い夏がお勧めです。

少しでも寒い時期にいって、濡れたり、雨に降られたりすると、

初心者には精神的にも体力的にもツライことになり、

もう一生沢登りなんてしたくないと思うでしょう。

 

山岳会にも沢は行かない人というのがいます。

そうした人は最初の沢で酷い目にあったこと。

トラウマがあるという人がほとんどです。

 

 

山岳会に入り教えてもらう

山岳会に入り教えてもらう

 

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山岳会には様々なカラーがあります。

ハイキング主体のものから、岩登りが主体の会

そして、沢登りが主体の会もあります。

 

年齢構成も様々ですが、沢登りの団体は

歴史が古いものも多く組織も大きいものがあります。

 

一般的に沢登りをする山岳会は、

雪稜と呼ばれる雪山の登山も行っているところが多いです。

 

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沢も雪稜も登山道を歩きません。

そうした嗜好の方が集まっていると言ってよいでしょう。

 

ですので、ハイキングの延長で沢登りを考えているならば

観光地の渓谷を散歩する程度でやめておいたほうが無難です。

 

しかし、本格的な沢登りがしたいのであり、

山岳会で学びたいのであれば、

冬山を行うことも前提に考えたほうが良いと思いますし、

体力的にもそれなりに覚悟が必要です。

 

山岳会で沢登りを学ぶメリットとしては、

経験が豊富で安全に対する意識が高く、

技術的なことを日々取り入れ、

トレーニングしている人たちが多いということでしょう。

 

そうした方たちから学ぶことは、

独自で初めて書籍で学び経験を積むよりも、

はるかに短時間で上達します。

しかも一緒に行ってくれる仲間も同時に出来るので、安全です。

 

 

自分で始める

自分で始める

 

僕が沢登りを始めたのは20代後半からだったと思います。

もともと河原で仲間とカヌーを乗ってキャンプをして遊んでいましたが、

だんだんと河上に興味が芽生え、

鮭のように遡上していきました。

 

また、僕は釣りキチ三平の世界に幼少期から憧れていたので、

源流に入り込むのはある意味必然だったのかもしれません。

 

仲間と色々と調べていくうちに「渓流登山」というのがあるらしい。

ということが分かってきました。

当時は情報量も少なく、ウエブサイトも少なかった為に、

ある書籍で情報を収集しましたが、

得られる情報はわずかでした。

 

ハーケンと呼ばれる岩に打ち込む支点ですが、

そこの穴にロープを通しながら進むとばっかり思っていたほど

知識はありませんでした。

そこで「山岳ガイド」という職業の方に、

沢登りのノウハウを教えてもらう事にしたのです。

 

ガイドから教えてもらった情報を仲間で共有しながら、

ザイルワークなどを覚えていったのですが、

岩を登るのでクライミングの技術も必要だと知りました。

 

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そこからクライミングジムに通い、

グレード5.10程度を登れる技術を身につけました。

 

それ以上の技術は、沢ではあまり必要性を感じなかったので、

一定の技術に到達してジムに通うのを辞めました。

 

 

誰と行くか、1人で行くのか

誰と行くか、1人で行くのか

 

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山岳会に入れば、こうした問題は解決されますが、

1人で始めた場合、一緒に行ってくれるパートナーを探すのはなかなか大変です。

僕は最初に仲間ありきでしたので、

そこらへんの問題はクリアされましたが、

年齢を重ねて行くほどに、

当時の仲間が肥満や多忙で山に行けなくなり、

沢登りを続けるのは僕だけになってしまいました。

 

沢登りの危険性は先に述べた通りですが、

そのリスクをしょって、1人で沢に入る人もいます。

1人で入るには、技術はもちろん、

道具も多く持っていくことになり、

それなりの体力が必要です。

 

沢登りは濡れる前提のスポーツなので、

ザイルやザックなども濡れて重くなるのです。

集団で登れば食事をつくる道具や水、

登攀器具など、みんなで分担して持てばいいのですが、

1人だと全部1人で担がなければなりません。

 

いざというときのセルフレスキューの技術も必要ですし、

雨の中でも焚き火をおこせる技術も大切かもしれません。

 

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こうしたリスクを考えると、初心者の段階から1人で始めるということは、

非常に無謀なことですし、時間がもったいないことだと思います。

しかしながら、もし沢登りが守られた世界での安全なスポーツだったら

登山や沢登りの魅力は、

「死」を意識しなくなるただのスポーツになってしまい、

それは魅力がなくとても残念なことです。

 

なので、1人で始めたいのであれば、

ガイドにしっかりと基礎を教えてもらい、

ザイルワークなどは自宅でよく練習し、

ガイド主催の沢登りに参加させてもらいながら経験をつんでから、

初めて1人で行くのが良いと思います。

 

 

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第一次南極越冬隊隊長の西堀榮三郎さんも言っています。

「人間は1年に1回くらいはアドレナリンが吹き出るようなことをしなければダメだ」

 

1人での沢登りは、とても緊張しますが、何事にも代えがたい充実感が待ってます。

 

 

初めの一冊 お勧めの書籍

ヤマケイ入門&ガイド 沢登り

手嶋亨と童人トマの風

 

昔、浦和浪漫山岳会の高桑さんとともに沢に入ったときに、手嶋さんもいらしてました。

沢を愛する素敵な方の著書。

古い本が多い中、最近の情報をもとに作られていて、ガイドブックも兼ねています。

 

関連ブログ

焚き火の焚き付け(山関係関連ブログ一覧)

 

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<編集後記>

会社のブログですが、「焚き火の焚き付け」と称して、僕の好きな遊びの話しをしています。

僕の本命は山。特に雪山と沢登り。

それ以外のトレランやトライアスロンは体力づくりの1つです。

 

是非、人混みを離れ、1人で自然につかってみてください。

焚き火を見つめ、酒を呑み、自然の音に耳をすます。

あー また行きたくなってきた。

 

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