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現代人の35%以上がなんらかのアレルギーに悩まされている現代人ですが、シックハウス症候群や化学物質過敏症にはアレルギーが深く関与しているということがわかってきました。
しかしこの「シックハウス症候群」や「化学物質過敏症」は混同されることも多く、ここで少し整理してお話しをしようと思います。
目次
正常な人には全く無害のものが、それに反応するアレルギー体質の人が吸入や摂取や触れたりすることで、喘息や咳、クシャミや鼻水、皮膚で言えば炎症や痒みや痛みまでも発生してしまう事をいいます。
その原因物質をアレルゲンと呼びます。
アレルゲンは花粉からダニやそのフン、カビやペットの毛、ソバ殻など、主にタンパク質です。
喘息の方がアレルギーの検査を行うと、陽性反応で一番多いのがダニであり、次がカビです。
もともと1980年代にアメリカで大きな社会問題となった、「シックビルディング症候群」をもじった、和製英語です。
1990年代に日本の住宅で同じような症例が発生したときに、ビルだと住宅と関連づけられない為にできた言葉です。
アメリカのシックビルディング症候群の定義は
というものです。
シックハウス症候群は、アレルギーに比べて医学的に確立された概念ではありません。
しかし厚生労働科学研究費の研究班による概念規定の研究がされています。
また現在では、シックハウス症候群は保険が適用されてきました。
1990年代に社会問題となってから、かなり概念としては確立されてきています。
化学物質過敏症はシックハウス症候群とよく混同されますが違います。
化学物質過敏症は、濃度の高い化学物質に暴露し、化学物質に敏感な体質となり、様々な症状が発症するようになり、その後に類似した化学物質でも同じような症状を繰り返す人の症状を指します。
症状としてはシックハウス症候群の方と同じくらいか、もしくはそれ以上の症状となる事も多く、一般の人であれば症状が出ない濃度で反応してしまうようになります。
その症状は次第にひどくなると言われています。
この病気はシックハウスからも移行することもありますし、普段の生活や仕事で濃度の高い化学物質にさらされる環境の職業の方も発症します。
しかし必ずしも「シックハウス」=「化学物質過敏症」ではありませんので、混同しなようにしてください。
シックハウス症候群は化学物質などの濃度の高い住宅に入れば誰でもその症状が起こるという意味で、あくまでも家に問題があります。
反対に化学物質過敏症は、普通の人であれば症状が出ない濃度の住宅でも、症状が発症します。
アレルギーや化学物質過敏症、シックハウスは、なんとなく混同されがちなことがあります。
しかしそれぞれは全く違うものですが、あえて近いというならば化学物質過敏症とシックハウス症候群です。
一般的には、厚生労働省のガイドラインの数値より濃度が高い室内で起こる症状を「シックハウス症候群」といい、ガイドラインの数値以下でも発症することを「化学物質過敏症」と呼ぶ事がおおいようです。
それぞれの定義が別ですが、体質は医師が、環境は建築士が改善していく必要があります。
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