こんにちは、スタッフの新田です。
近所でセミが鳴き始めました。
気持ち、夏モード突入です!
さて、現在進行中、横浜市S様邸のマンションフルリノベーション、
先週お伺いしたときにちょっと気になったところがありました。
それは、ここ。

リビングの壁。ここだけボードが貼られていない
なぜここだけ空けられているのでしょう?
現場監督 黒田にたずねると、
ここにデスクが設置されるのだけれど、デスクカウンターをはめてからボードを貼るのだそう。
そうすることできれいに仕上がる、と。

デスクのカウンター
なるほど。
その納まりは次回訪問するときの楽しみにしよう、と思っていたのですが、
ある日。
「今、S様邸で造作家具のビス穴の埋木作業をしています!」
と現場からお知らせが入り、急遽、リモート取材させていただくことができました!

埋木。 台脚と天板をビスで固定。その穴を埋める
通常この作業は、
専用工具を使って 決まった大きさ・深さの穴にビスをねじ込み、
そこに既製の木製ダボを押し込んで仕上げます。

これを電動ドライバーに取り付けると、一定の深さで穴が開く

既成の木製ダボ

通常はこんな仕上がり。きれいです
が、今回、気になっていたリビングのデスクだけは、特別バージョンなのだそう。
さて、何が特別なのかというと、
穴は、大工さんがひとつずつ手作業で開けます。

鑿(のみ)をつかって穴を、掘る

穴のサイズもあらかじめ計測しておく
そして、ダボ。これも、大工さんがひとつひとつ手作業で加工。

穴に合わせたサイズに
一つ一つが手作業。まさに、特別です!
手作りのダボを穴に埋め込んだ後、丁寧に仕上げると、

はみ出た部分をカットし、

表面をやすりで整える
こんなにきれいになりました。
カウンターの収まりも、
ぴったりきれいです。
今回写真や動画を送っていただきながら作業の様子を見せてもらったのですが、
一人で興奮!何度もじっくり見入ってしまいました。
(でも、やっぱりLIVEで見たかったです^^;)
S様邸では、大工さんがこうした家具をいくつか造作しています。
S様にとって使いやすい、S様のお部屋にぴったりの、造作家具です。
次回、訪問するときにじっくりみてみよう、あらためてそう思いました。
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(あとがき
「おかあさん、これ、見つかった」
と、先日娘が手作りのカードを持ってきました。
見ると、表に
『おたんじょうびおめでとう』
と書いてあります。
カードを開いてみると、私へのメッセージ。
そして、「まだ完成してないから渡せないんだけど」といって、またどこかに持って行ってしまいました。
私の誕生日は3月です。
いつもらえるの、かな・・・?