新築やおおがかりなリノベーション(フルリフォーム)を検討する場合に、収納の広さはしっかりと検討しなければいけません。
現在、単に子供のものが溢れているからといって、子供部屋に収納を大きくとりすぎたり、自宅の不要なものを精査せずに現在の広さよりも少し広くしたいなどでは、リノベーション(フルリフォーム)や新築の家づくりを成功させることは出来ません。
また、コストについても、住宅における「収納」は、中の棚や金物、扉など、いろいろと費用のかかる部分でもあります。
しかし、来客から見えないような部分であれば、積極的に扉を無くし、棚だけにすることでコストダウンが可能です。
今日は壁面収納、本棚などの話しをします。
収納率とは、住宅の面積における収納の占める割合のことです。
一般的には7%~8%とか、~9%、場合によって10%を占めている場合もあります。
収納の広さは広ければ広いほど、有り難く感じますが、結果的に不要なものがどんどんとたまっていくだけです。
なので、適切な広さを目安にしながら、自宅はどの程度必要なのか考えることが重要です。
特に、子育て世代はなにかと物が増えがちです。
だからといって、設計段階で収納を沢山つくることはオススメ出来ません。
子供はいずれ家をでて自立した生活をしなければなりません。
そのちょっとの間だけ、物が増えるので、その時期は片目をつぶり、家族の適正な収納率を検討しましょう。
収納率を考えるには、いま住んでいる家の収納をあらいだして、新居の収納を考えるということです。
不要なものがどれくらいあって、どれくらい捨てられるか。
また、家族が増える予定であれば、収納がどれくらい必要なのかなどです。
それを考えたうえで、全体に占める割合を一度計算し、一般的と言われる7%~9%前後に納まっていなければ、見直してみてください。
それでも確保できない収納をどうしたらよいかというと、壁面収納や本棚を検討してみてください。
現在の住まいに本が沢山ある場合には、どれくらい処分できるか考えた上で、本棚の場所を検討してみてください。
また、本棚に囲まれていたいという方もおります。
そうした方は積極的に本棚を作ると思いますが、収納率に可算しないでください。
ある一定の量の同じ物を収納するスペースは、家庭に一般的な収納率とは変わってきますので注意してください。
壁面収納や本棚は、扉が無い、仕上げが不要という分、コストをおさえることも出来ますが、棚いたや仕切りが沢山あると、木材を沢山使うのでコストアップになることもあります。
なるべくコストをかけたくなければ、無垢の板ではなく、杉の集成材なども検討してみてください。
無垢の風合いでありながらコストが大分やすくなります。
ベニヤのような積層材はホルムアルデヒドなどが部屋に飛散するのでおすすめ出来ません。
収納内部の仕上げなどもコストを落とす場合には、紙クロスや布クロスなどで仕上げてもよいでしょう。
収納するにあたって、季節物や大物は収納しづらいものです。
そうした物は三次元的に考えて、小上がりの中や階段下のスペースを利用するとよいでしょう。
ファンヒーターや扇風機、五月人形やひな人形など、特定の季節にだけ使うものは、そうした収納スペースを利用すると良いですね。
立体的、三次元的に空間を利用することで、限られた面積を有効に活用することが出来るので、マンションの子供部屋なども、こうした考え方で造ることもおすすめです。
収納はどれだけ広くしても、広さの分だけ物がたまり溢れてきます。
なので、家族の適正をよく考えなくてはなりません。
広ければ良いと、大きく収納をとると、それがそのまま建築コストにかかってきます。
新築の場合には、一坪増える事で数十万から100万円クラスの費用がかかるとしたら、そこまでお金をかけても残したいものかどうか、よく考える必要があります。
また、リノベーション(フルリフォーム)の場合でも、購入価格を広さで割っると、収納へのコストがわかります。
そうまでして残したいものなのかどうか良く考えて、ものは適宜リサイクルや処分にまわしましょう。
物にも季節物がありますので、なかなか出さないけど必要なものなどは、三次元的に考えた収納などを活用することも1つのアイデアです。
家族の適正収納率、是非一度考えてみてください。
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<編集後記>
昨日は妻の誕生日でした。
高校生の息子と大学生の息子も、部活や予定を早く切り上げて、7時に近所のイタリアンレストランへ行きました。
娘は妻にプレゼントを用意してましたが、僕のプレゼントは準備していたのに配送遅れで届いておらず渡せませんでした!
今日はちゃんと届くのでしょうか~・・・。
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