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中古マンションの断熱工事は年代と部屋の位置で考える

RELEASE:2017.10.16     UPDATE:2017/10/14
CATEGORY:ブログ, マンションについて, 健康, 社長ブログ
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中古マンションは様々な利点があります。

たとえば立地に関しても、古いマンションのほうが、当然良い立地だったりします。

 

しかし、断熱に関して言えば、現代のマンションに比べるとどうしても不足がち。

中古マンションを購入してリノベーション(フルリフォーム)する場合には、年代によっては断熱工事を必ず行う必要があると言ってもいいでしょう。

 

しかも断熱工事は住んでしまったらまず、行うことは出来ません。

コンクリートに近いところでの工事の為に、断熱工事をする場合には、内装をほぼ剥がさないと出来ないからです。

 

住んでから「暑い」「寒い」で後悔するよりも、住む前に断熱をしっかりと行うことをおすすめしております。

 

今日はマンションの断熱の話しです。

 

 

 

中古マンションの断熱の仕様

 

中古マンションは年代によって断熱の仕様が違っています。

当然、昭和40年代などの古い公団マンションなどは断熱は一切入っていなかったりします。

 

年代によっておおよその断熱性能がわかりますので、まずはそこを把握しましょう。

 

築30年~40年以上

断熱材はほぼ入っていないと考えたほうが良いでしょう。

古い公団型のマンションなどがそれにあたります。

 

内部の壁もコンクリートの直接ビニルクロスが貼ってあるような内装です。

中途半端な断熱などをしていると、逆に結露しやすくカビが生えていることもあります。

全て剥がし、徹底的に断熱をすることをおすすめします。

 

 

築15年~30年

内装につかう石膏ボードに断熱材が貼り付けてあるものを用いていることが多い。

ボードの継ぎ目から入った室内空気が急速に冷やされ結露し、カビが発生していることがあります。

断熱性能も低く、全て剥がしてやりかえることをおすすめします。

 

 

築15年程度から現在

ウレタンフォームをコンクリートに直接吹き付ける施工がされています。

外壁に面する壁のみが施工されています。

室内の湿度を含んだ空気が内装の石膏ボードの裏側まで入っても、冷たいコンクリートで急激に室内空気が冷やされることが無いので、結露を防ぎます。

しかし、断熱性能や施工が不十分な場合には、部分的に結露やカビが出ていることもあります。

 

 

 

住戸の位置によって温熱環境が変わる

 

1 (253)

 

マンションは住宅がそれぞれ寄りあつまって出来上がっているようなものです。

なので、端の住まいは外気にさらされますが、真ん中の住まいはみんなのおかげで外気の影響を受けづらいのです。

 

まるで、寒いときのおしくらまんじゅうをイメージすると、真ん中の人は温かいのがわかると思います。

 

そう考えると、1階や最上階、角部屋は端の部屋は、まわりから守ってもらうことが出来ません。

なので、中間層の、両隣のある部屋は高熱費がかかりづらいといって良いでしょう。

 

ちなみにある調査で、マンションの温熱環境の違いを、真ん中の部屋を「1.00」とした場合、下記のような結果となりました。

 

 

最下階 端の部屋 2.87

最下階 両隣のある部屋 2.29

 

中間階 端の部屋 1.58

中間階 両隣のある部屋 1.00

 

最上階 端の部屋 2.87

最上階 両隣のある部屋 2.29

 

なんと、上下両隣のある住戸に比べて、熱損失が約3倍も違うと言う結果です。

 

1階が最上階と同じ状況なんですね。

地下の配管ピットなどが地中にあり、冬場はかなり冷えるのです。

 

 

今日の「わかった!」

 

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マンションも戸建住宅と同じように、年代によって断熱性能が全く違ってきます。

それを理解しないで購入し、断熱工事をせずにリノベーション(フルリフォーム)をして入居してしまうと、あとから「寒い」「暑い」などの不満がでてきます。

 

しかも寒いマンションは結露がしやすい。

結露がしやすいということは、カビが生えやすく、ダニのエサになりやすく、それがアレルギーなどの要因になったりして健康的にも好ましくありません。

 

中古マンションを購入する際には、年代による断熱性能をある程度把握しながら、リノベーション(フルリフォーム)予算に断熱工事をもりこむことがとても大切です。

 

 

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<編集後記>

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