戸建て住宅の床下に
炭を入れる効果をご存じですか?
色々商品が出回っていますが
実際どうなの?とう声がありますので
「床下の炭」についてお話しします。
炭の特性として湿度を吸放湿するという効果があります。
その特性によって、過度な湿潤環境ではなくなるので
害虫が減るといっているメーカーもあります。
また、木造建築では致命的な腐朽金(ふきゅうきん)
の繁殖を抑えられるので、木造住宅の寿命が延びる。
つまり土台などが腐りにくいと言っています。
マイナスイオン効果も言っているメーカーもありますが
専門家からは疑問視されています。
床下に入れる炭のほとんどが
通気性のある袋に入れられた炭です。
袋入りの炭の量は商品によって違いますが
量としては1坪あたり20kg~40kgと
商品によって様々です。
新築時は床工事の前に入れれば簡単ですが
リノベーション(フルリフォーム)の場合には、一部の床から入れて
それを奥の部屋の床下まで運ぶので
かなり手間ひまがかかってしまいます。
炭の種類も各社さまざまですが
昔は備長炭を入れたりしているところもありました。
しかし備長炭は燃やすには最適ですが
調湿効果もあるのですが、3ヶ月から半年ごとに
しっかりと天日干しをしなければなりません。
現在の住宅の床下用のものは
天日干し不要なものがほとんどですが
実際に使用する際には必ず確認をしてください。
床下に炭を入れる効果はいくつかありますが
一番は湿気対策ではないでしょうか。
その場合に限って話しをすれば
当然ながら、湿度の高い床下でなければ
設置しても意味はありませんし効果も感じません。
最近では湿気対策の意味もある「ベタ基礎」や
土間コンクリートのある床下は土からの湿気の
影響をうけづらいので、比較的乾燥しています。
こうした床下はカビの発生もなく
そもそも湿気対策で炭を設置する必要はありません。
住宅メーカーではオプションとして販売しているところも
ありますが、そもそも必要ないかもしれません。
逆に、床下にコンクリートがなく土のままで
湿度がかなり高い床下に炭を設置しても
効果はありません。
水分が多すぎて炭では対応できないのです。
設置しても水分を含んだ炭があるだけで
改善には繋がることは少ないようです。
その場合には、土の上にビニールを敷き込み
地盤からの湿気をシートで押さえて
そうしても尚且つ上がってくる湿気に対して
炭を設置して効果を期待するほうが
現実的な方法ですし、効果も実感できます。
炭を設置したからシロアリが来ないというのは
誤った認識です。
昔はシロアリは湿度が高いところに発生する
と言われていましたが、湿度とシロアリ発生は
関係性が低いです。
炭を設置してもシロアリは発生することもありますし
炭がなくてもシロアリが発生しないところもあります。
シロアリを防ぐためには別の対策が必要です。
戸建て住宅の床下に炭を設置することは
効果を正しく理解しないと、無意味になります。
誤った認識では余計なお金がかかるだけでなく
誤って安心することで、シロアリなどの被害に
気づくのが遅くなるかもしれません。
また、マイナスイオンなどの効果は
専門家からは疑問視されていますので
そうした効果だけを信じて導入するのも誤りです。
炭にも種類が沢山ありますので
今回のブログを参考にしながら
メーカーからも説明を受け正しく設置してください。
そもそも、ちゃんとした家であれば
炭の設置などは不要なはずです。
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