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冬場の押入の湿気・カビ対策は換気と素材で防止する

RELEASE:2015.12.02     UPDATE:2016/12/07
CATEGORY:ブログ, マンションについて, 戸建住宅について, 社長ブログ, 自然素材
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冬場は押入の湿気がこもりがち。

布団や衣類がしめっぽくなったりして困ります。

カビが生えたりすると益々やっかいですよね。

 

窓 (3)

 

しかし、こうした問題は一般住宅の押入では

ベニヤなどの合板や、ビニールクロスなどの

新建材を使っているために

湿度がどうしてもこもりがちになり

解決するのはなかなか大変ですです。

 

湿気と乾燥

湿気と乾燥

 

洗濯物が乾くということは

表面の水分を吸って蒸発するということです。

 

その為の条件としては

 

・風がある

・湿度が低い

・温度が高い

 

の順になります。

 

梅雨時に部屋干ししても

室内空気の湿度が飽和状態の為に

乾きにくいことからもよく理解できると思います。

 

それと一緒で

押入は狭い空間に空気がじっとよどんでいて

壁も湿気を吸収する能力が無ければ

湿気は布団が吸い込むことになります。

 

ベニヤ、ビニールクロスの押入

ベニヤ、ビニールクロスの押入

 

一般的な住宅の押入内部は

ベニヤやビニールクロスなどの

「新建材」と呼ばれる素材を使っています。

 

ベニヤは合板と呼ばれ

薄い木をスライスして接着剤で固めて

板状にしたものですので

一見、木に見えますが、

ほぼ接着剤のかたまりと思ってよいでしょう。

 

木材のような湿度を吸収したり

吐いたりする機能はありません。

 

ビニールクロスは現代住宅の居室にも使われていますが

読んで字のごとく、ビニールで出来ているので

空間はビニールハウスのように

湿度を閉じ込めてしまいます。

 

なので、そもそも湿気がこもるように

作られたのが、現代の押入です。

 

一般的な押入での湿気対策

一般的な押入での湿気対策

 

残念ながら一般的な押入での

除湿対策としての秘策はありません。

 

普段つかわない押入などは

常に開け放しておくと効果的です。

 

使う部屋であっても

普段出かける際に開け放しておくことで

だいぶ湿気を外にだせるので湿気対策になります。

 

扇風機を開いた押入に向けることも

空気を動かすことになるので

効果があります。

 

コツはスノコを敷くことと

奥や横の押入の壁と布団を

くっつけずに空気が動くように空けることです。

 

理想的な押入とは

理想的な押入とは

 

理想的な押入とは

空気がよく流れ湿度がたまらず

内部の仕上げがよく湿気を吸ってくれる

そんな押入です。

 

具体的にはどういったものかと言うと

 

湿気をよく吸う木材を使っている

湿気をよく吸う木材の代表は

桐(きり)や杉です。

 

DSC05911

 

こうした木材で押入の棚や壁をつくると

効果的に湿度を調整してくれます。

 

湿気をよく吸う仕上げが塗ってある

湿気をよく吸う仕上げの代表は

珪藻土(けいそうど)です。

 

keisoudo

 

しかし、珪藻土には

質の良い物と悪い物があります。

詳しくは最後の「関連ブログ」を読んでみてください。

 

質の悪い珪藻土ですと

湿度を吸収する機能を期待していても

本来望むべき効果が得られないことがあります。

 

換気扇がついている

 

DSC06026

 

なんだかんだ言っても

湿気がこもりやすいのが押入です。

 

クローゼットを兼ねている場合には

自然由来の防虫材を使えばよいですが

そうでないものも使いたい時もあります。

 

その場合にはそうした化学物質の臭いは

湿気と一緒に外に出せるように換気扇を

つけると効果的です。

 

今日の「わかった!」

今日の「わかった!」

 

結局、現代住宅は新建材と呼ばれる

合板やビニールクロスで出来ているために

湿気をうまくコントロールすることが出来ません。

 

その結果、カビやダニが増えることになります。

 

対策としては押入を頻繁に開けて換気したり

空気のよどみがなくなるように

スノコを敷いたり、後ろや横を開けたりする

工夫が必要となります。

 

反面、湿度を吸収する機能の高い

珪藻土や無垢の木で押入を作ることで

湿気がたまりづらい環境となります。

 

押入で発生したカビやダニは

布団にうつることになり

人生の1/3とも4/1とも言える

大切な時間を過ごす布団を

不衛生な状況にしてしまいます。

 

押入は湿度対策がしっかりできる

素材で作ることが大切なんですね。

 

 

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<編集後記>

 

昨日のブログ「子育てに通勤時間と周辺環境はどちらを優先したらよいか」

のアクセスは300を越えていて驚きました。

 

やはり都心で働くお父さんの気になる話題なのだと思います。

僕の大切な友人のSさんは

長男のアトピーとアレルギーで本当に大変だったと言います。

 

なので自分の通勤時間は無視して郊外の家を手に入れました。

そうした選択も当然あるだろうと思います。

 

昨日のブログでも書いた通り

家族の幸せとはなにか全体を俯瞰して見ることが大切だと思います。

 

ちなみにSさんの長男は食べ物のアレルギーはありますが

アトピーは大分良くなったのでしょうか

会った時に僕は全くわかりませんでしたし

現在は陸上部で活躍されているそうです。

 

 

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