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無垢の木の化学物質を調査した実験結果を知り住宅に正しく使う

UPDATE:2016.03.28
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化学物質というと嫌なイメージがあると思いますが

無垢の木からも化学物質は放散されます。

 

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自然界にも沢山ある化学物質ですが

最近はVOCと呼ばれており

そのVOCがトータルでどれくらい

室内の濃度として存在しているかという

TVOCの数値を重要視する動きもあります。

 

今日は無垢の木におけるVOCの量について

お話しをしたいと思います。

 

VOCとは

揮発性有機化合物(きはつせいゆうきかごうぶつ、英: Volatile Organic Compounds)は、常温常圧で大気中に容易に揮発する有機化学物質の総称のことである。略称は、VOCsVOC

具体例としてはトルエンベンゼンフロン類ジクロロメタンなどを指し、これらは溶剤燃料として重要な物質であることから、幅広く使用されている。しかし、環境中へ放出されると、公害などの健康被害を引き起こす。特に最近では、ホルムアルデヒドによるシックハウス症候群化学物質過敏症が社会に広く認知され、問題となっている。 2000年度の国内排出量は、年間150万トンであった。

(wiki)

 

住環境におけるVOC(化学物質)の研究

住環境におけるVOC(化学物質)の研究

 

住環境のおけるVOC(化学物質)の研究は

合板などの研究であれば、数多く存在します。

 

しかし、無垢の木におけるVOCの研究は

あまりされておりません。

その理由としては、木は自然の物質なので

個体差があることや

建材として使う特性として、様々な乾燥方法を

とっているということが原因のようです。

 

そんななかでも、森林総合研究所より

乾燥させた木材におけるVOCの種類や

放散量を研究した成果が発表されています。

 

樹種により異なる結果

樹種により異なる結果

 

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四万十桧

 

VOC(化学物質)とは特定のものではなく

木材の香り成分なども含まれます。

それは、樹種によっても当然異なります。

 

針葉樹

VOC(化学物質)として検出されたものは

テルペン類が主体であり

その他、αピネンなどのモノテルペンや

δカジネンなどのセスキテルペンだったと言います。

 

TVOCの量は樹種によって異なり

実験開始から、168時間経過後の

TVOCの値によって3つのグループに

別けました。

 

A(100μg/㎡・h未満)

B(100以上 1000μg/㎡・h未満)

C(1000以上 5000μg/㎡・h未満)

 

Aグループが一番TVOCの少ないグループで

順にB、Cと多いグループです。

 

Aグループ(100μg/㎡・h未満)

モミ

ネズコ

エゾマツ

カラマツ

トウヒ

ツガ

 

B(100以上 1000μg/㎡・h未満)

トドマツ

サワラ

杉B

アカマツ

杉A

 

C(1000以上 5000μg/㎡・h未満)

クロマツ

ヒノキアスナロ

ヒノキB

ヒノキA

 

厚生労働省が示しているTVOCの暫定値は

400μg/㎡とは、測定条件などが異なるので

簡単に比較はできないが、

仮に同一条件だったとすると

Aグループ以外はすべて暫定値を超えてしまい

ほとんどの針葉樹木材が規制対象となってしまうと

研究者言っています。

 

広葉樹

広葉樹では、検出されたVOC(化学物質)の種類は

針葉樹ほと多くなく、ヘキサナール、ベンタナールなどの

アルデヒド類や酢酸、エタノールなどが検出されました。

 

針葉樹で多かったテルペン類はほとんどなく

針葉樹と広葉樹では主な物質の種類が

異なっていることがわかりました。

 

広葉樹でもシナノキがTVOCが多かったようですが

それでも針葉樹よりは少ない傾向だったようです。

 

アルデヒド類

アルデヒド類

 

針葉樹

針葉樹から検出されたアルデヒド類は

ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドがほとんどで

放散量は樹種により様々だそうです。

 

ホルムアルデヒドの放散量が多いのは

ヒノキ、トドマツなどで

アセトアルデヒドの放散量が多いのは

トウヒ、ヒノキなどでしたが

実験開始後1ヶ月で、ほとんど問題にならない

量に減少したということです。

 

広葉樹

広葉樹から放散されるアルデヒド類は

ホルムアルデヒドが多い樹種として

シナノキ、ミズナラで、これらの樹種は

TVOCの量も共通して多かったようです。

 

アセトアルデヒドの放散量の多い樹種は

ハンノキ、シナノキ、ミズナラ、サクラで

他にもペンタナール、ヘキサナールなども

検出されたということです。

 

無垢の木のVOC(化学物質)

無垢の木のVOC(化学物質)

 

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新建材とちがって、無垢の木は有害性が

指摘されているトルエンなどは検出されません。

しかし、TVOCとして考えると

樹種により量が様々ですが、量が多い木材を

沢山使うとすると影響は無視できないかもしれません。

 

個人差がありますが、沢山のVOCを含む木材を

ふんだんに使った住環境は、不快に感じる人も

いるでしょうし、有害性も無視出来ません。

 

こうした木材を使う場合には、

まずご自身の寝室などにある程度の量の木材を

試験的に置いてみて、体の変化を試す必要があります。

 

 

ムクの木材から放散されるVOCを正しく知る

建築知識2005年5月

森林総合研究所 大平辰則

 

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<編集後記>

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