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新月伐採(月例伐採)・葉がらし・天然乾燥の木を使っているモデルルーム

RELEASE:2015.07.11     UPDATE:2016/12/07
CATEGORY:ブログ, 社長ブログ, 自然素材
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アレルギー性鼻炎が家の環境で納まると思いますか。

という問いかけで始まった前回のブログ

 

「アレルギー反応の出づらい家にする為の12の事(その2)」

 

アレルギーの原因が住環境だけだとは、当然ながら断言しませんが
さまざまな試みを試してみて、どうも改善できないなという方は
自然素材のみでつくられた”宿泊体験型モデルルーム”があるので
試してみませんかとお勧めしてますとお話ししました。

 

今日は7番目の理由についてお話します。

 

7.新月伐採(月例伐採)・葉がらし・天然乾燥の木を使っている

7.新月伐採(月例伐採)・葉がらし・天然乾燥の木を使っている

 

 

新月伐採(月例伐採)

新月伐採(月例伐採)・葉がらし・天然乾燥の木について、

詳しくはこちらのブログをご覧下さい。

 

新月伐採材というのはネットで調べても解りますが、

ようは月の満ち欠けを見ながら、

木材の最適な伐採時期に切り出された木ということです。

 

昔は農業も月の満ち欠けを読んだように、

木材も月の満ち欠けによって伐る時期が決まっていました。

木も自然界にあるものですので、

月の影響を受けるのは当然といえば当然です。

 

月による引力で、木に含まれる水分などが影響を受けていると言われており、

大学の研究でもこうした伐採方法は、カビが付きづらく、

虫にくわれづらい、狂いにくい良質な木になると証明されています。

 

ヨーロッパでは新月の木は認証を受けているほどです。

 

 

 

天然乾燥

関東大震災や戦後の復興により、国内の木材需要が高まり、

伐ったらすぐに山から出し、すぐに建材として使えるように、

木材を人工的に乾燥させる機械が旧ロシアから輸入されたと言われています。

 

それにより、木材は自然に乾燥するのを待たなくても、

機械で強制的に乾燥させることが出来るようになりました。

こうしたことで、住宅は安く早く供給されることが出来るようになったのです。

しかし、この機械乾燥は大切なものまで木から奪ってしまう結果となりました。

 

それは、木の本来持っている油分です。

この木の油分が、香りや艶、木の本来の強度である

「ねばり強さ」までも奪ってしまいました。

 

つまり、

木の本来持っているアロマ成分を抜いてウエハースのようにしてしまったと言えば

解りやすいでしょうか。

人工乾燥の木は「木のミイラ」と呼ぶ人もいるくらいです。

 

そんなに良い「天然乾燥」ならば、

全ての木材を天然乾燥にしたら良いではないかと思うでしょう。

 

しかし、林業は不採算産業と言われて久しく、

国の補助金が無いと動けないほど厳しい状況です。

なので、木を伐ったらすぐに山から降ろし、

製材をして製品として出荷しないと、現金化が出来ない。

つまり資金が廻らないのです。

 

なので、伐ったら直ぐに出して製材するのに都合が良い、

機械での「人工乾燥」(機械乾燥)の木材ばかりになってしまったのです。

 

また、木材を自然に乾燥させる為には、広大な倉庫が必要です。

こうした場所の確保も、機械乾燥が進んだ大きな理由です。

 

 

 

葉がらし

葉がらしとは、木材を山で伐採したあとに、しばらく枝葉がついたまま、

山に放置して自然に水分を抜く方法です。

 

この葉がらしは、全国の山をまわりましたが、

山で働く人たちは一同に「葉がらしは重要だ」と言います。

 

通常、杉で3ヶ月、ヒノキで1ヶ月行います。

 

しかし、この重要だと言われる葉がらしも、

しっかり行われている山は少ないのが現状です。

それは何故かはもうおわかりでしょう。

 

天然乾燥のところで述べた「林業は不採算産業なので、

すぐに製材し商品にしなければ資金が廻らない」という理由です。

 

「葉がらしをしっかりやっています」という山でも、

行ってみると期間が短かったり、

やっているか証明できなかったり様々です。

実情は、なかなか出来ないのだと思います。

 

山で働く人たちが一同に「葉がらしは重要だ」と言われることですが、

それが出来ない現状は、山の人たちも辛いことだと思います。

 

 

 

まとめ

まとめ

 

以上が、新月伐採・葉がらし・天然乾燥の説明です。

宿泊体感型モデルルーム「空まめの木」では、

なぜそうした木材が手に入ったのでしょうか。

 

それは、私たちが材木商の歴史が古く、

産地から直接購入することが可能だということ。

古くからの太く広い全国のネットワークを持っていること。

が大きな理由です。

 

では実際に木を育て出荷する生産者さんは、

なぜこうした良質な木材を生産できるのでしょうか。

 

それは、共同組合で生産しており、

製材機も国から払い下げのものを活用し、

製造業払い下げの大きな倉庫があったという理由です。

 

 

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<編集後記>

 産地を訪れると、様々な方々が山で働いています。

想いをもって取り組んでいる人

志をもって取り組んでいる人

様々ですが、ごくまれに「この人の木で家づくりをしたくない」という人にも会います。

木は同じ木かもしれませんが、同じ木なら想いや志のある方の木で

住まいづくりをすことも僕の仕事だと想っています。

 

 

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