2世帯住宅といっても、それぞれタイプがあることは
以前のブログでご説明しました。
分離であっても玄関だけが一緒だったり
一体型であっても、お風呂とキッチンは別だったり。
一口に2世帯住宅といっても、その形態は様々です。
今日は「2世帯住宅」をつくる上で
ちょっと気をつけたほうが良い事
をお話しします。
「子育て」と「介護」
2世帯住宅のメリットは相互扶助。
親世帯と子世帯がお互い助け合えること。
これがなにより最大のメリットです。
つまり、親が元気なうちは、孫の面倒を見る
親が年老いてきたら、子世帯が親の面倒をみる。
昔ながらの大家族主義、家族の原点ですね。
しかし、家づくりをしている「現在」の状態にばかり
目を奪われてしまうと、設計段階でもったいない
ことになります。
「現在」だけでなく「未来」を想定する
2世帯住宅は木造住宅であることが多いです。
マンションではなかなか広さ的に難しいですよね。
なので、間取りや動線は設計段階であれば
あるていどどのようにでもなります。
ここで良くでる話しが
「将来賃貸として」という話し。
完全分離にして、将来賃貸として貸しやすくしよう
というもの。
しかし、賃貸として貸すのは将来の未確定要素。
その未確定要素の為に、現在を決めてしまうのは
あまりおすすめできません。
つまり、賃貸として貸し出せるようにするために
「完全分離の2世帯住宅にしましょう」というもの。
玄関までまったく別にしましょうというケースもあります。
でも木造住宅は想像以上にもっと柔軟です。
現在の親子関係で2世帯住宅にしながら
将来賃貸として貸し出す為の間取りも想定し
将来的に、玄関を増やせたり、間取りを変化させたり
間取りや玄関などを想定して構造計算を行えば
将来、壁を壊して玄関を取り付けても
まったく問題のない2世帯住宅となります。
「介護」の動線
忘れがちなのが、「介護」の動線です。
2世帯住宅というと、近くなのでいつでも介護できる
と思いがちですが、動線を考慮しているのといないのとでは
後々の介護のしかたがまったく変わってきてしまいます。
玄関が完全分離だった場合には
食事を運ぶにもわざわざ、玄関で履き物を履いて
隣で履き物を脱いで、届けなければなりません。
これはとても煩わしいです。
であるならば、介護動線を想定しながら
壁に穴をあけて扉を付けられるように
新築当初から構造計算をしておけば良いのです。
また、普段は使わない扉として
最初から設けておいても良いかもしれません。
今日の「わかった!」
2世帯住宅を新築するときは
ただでさえ、家づくりの意見が多く出来ますし
長期的視野よりも現在の状態が前提で
話しが進むことが多いものです。
しかし、子供は確実に成長しますし
親世帯は確実に歳をとります。
2世帯住宅はそれぞれの世帯以外の
ライフステージも大きく変わる住まいです。
長期的視点に立ち、相手との関係を
客観的に考えながらプランを進めないと
あとでものすごく使いづらい
もしくは、余計なお金のかかる
住まいにも成りかねません。
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<編集後記>
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
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