皆さんこんにちは。

駿河屋の九代目　一桝です。

子供たちが巣立つと感じるのが家の広さです。

子供の数だけ子供部屋を用意したような方は、空いてしまった部屋はそのままになっていないでしょうか。

敷地にめいいっぱい建てたことで、家の日当たりがあまり良くない人もいると思います。

こうした家には「減築」（げんちく）がとても有効なのをご存知でしょうか。

四角い家をコの字型に減築すると、庭ができて見違えるように日差しの入る家になることがあります。

１つの部屋分を減らすことで、残りの部屋が生きてくるのです。

古い住まいであれば、その際に耐震補強をしっかりと行います。

木造の戸建て住宅であれば、構造計算をしながらバランスよく補強をしていくことが可能です。

もともと減築は重い２階をなくしたり、吹き抜けを作ったりして軽くすることで、地震には強くなるものです。

例えば２階を減築する場合、屋根ごととると大変なので、リビングの上など一部を吹き抜けにして、

梁や筋交など構造的に重要な部分は残し、単純に建物を軽くすることで耐震性が向上します。

減築をすると、建物の重心が変わるので、それに合わせて補強する場所を変えたりすると、さらにバランスが良くなり、地震に強い家に生まれ変わります。

木造戸建て住宅は、木造住宅の設計が出来る建築士であれば構造計算をしながら減築設計をすることが可能です。

しかし、残念ながらハウスメーカーなどの軽量鉄骨造の住まいは、構造計算ができなかったり、メーカーの部材が出せなかったりで、簡単に減築できるとはいえません。

家が売られたり、解体される理由の一番は

「今の暮らしに合わなくなってきたから」

です。

木造住宅は住まい方の変化に合わせて、柔軟に変えられる家なのです。

具体的な相談をいつでもおまちしております！

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＜編集後記＞

先日は大型の寒波の影響で、全国的に雪の被害がでましたね。

お亡くなりになる方もいらしたようで、雪山が好きな僕としては複雑な思いです。

とはいえ、雪が降らないと雪国やスキー場も潤わないので、雪国の方も複雑ですね。

僕にはずっとヒマな秋が終わり、いよいよ本格的な雪山シーズン到来という感じです。

年末は天候の状況を見ながら３日間ほど雪山に入るか、天候が悪ければスキー場でお茶を濁すか、この時期は天気予報とにらめっこです。

スキーを担いでバックカントリースキーにも行くので、そろそろ道具の点検などもやっています。

雪崩に埋まった時に位置を知らせてくれる発信器（ビーコン）の使い方が、１年ぶりなのでいつもシーズンはじめは練習が必要です。

今年は北海道に移住した友人のところにも呼ばれているので、今から楽しみデス！