皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

「新築マンションを買ってはイケナイ」セミナーをしていた僕ですが、何故「新築マンション」を買ってはいけないのか？

その一番の理由と言ってよいのが

「欠陥マンションが新築時ではわからないから」

です。

完成したばかりのマンションは、最新のデザインで、最新の設備機器を備え、なにもかもが輝いて見えるかもしれません。

車だって新車はピカピカですよね。

やっぱり人様が使った中古よりも、新品がいい！という気持ちはわかります。

しかし

マンションと車の大きな違いはなんでしょうか？

マンションは現場で人の手を使って作られるものですが、車は工業製品なので工場で作られるものです。

人の手で作るものは製品にばらつきが出ますし、創り手の意識によって品質が変化します。

工場で作る工業製品は品質が安定し、厳格な検査の後に出荷されます。

塗装やタイルなどの外壁に関する欠陥の場合には、後の修繕でコストがかかり、じわじわと修繕積立金を圧迫していきます。

コンクリートなどの構造に関する欠陥の場合には、状況によっては訴訟問題になり、売買における「重要告知事項」で告知する必用性が出てきます。

こうなると大変で、「欠陥マンション」という烙印をおされたのと同じになります。

そうすると資産価値は下落し、売りたくても売れない、よほど安くしないと売れないという状況になってきます。

お金のある人や逃げ足の早い人は欠陥問題がでたらすぐに売却して逃げていきます。

建築訴訟になったら解決まで多くの時間がかかりますし、どうなるかわからない物件に修繕をきっちり行っていくという意志が理事会に働かなくなるかもしれません。

そうなると、さらに見栄えも悪くなり購入したいと思う人がへり、資産価値が落ちていきます。

せっかくピカピカの新品が欲しくて３５年ローンで購入したマンションが、欠陥マンションだったらどうしますか？

築年数のある程度経過し、価格も市場価格になじみ、欠陥住宅か否かの判断が付くようになった物件を購入するのと、どちらが良いとおもいますか。

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