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「近い」「安い」「広い」全部を叶えたい!と思ったら読む

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皆さんこんにちは。
駿河屋の九代目 一桝です。

家を建てよう、購入しようと思い立った時、
子育てに良い環境や、通勤時間、広さなど
どれを優先したらよいのか、
という悩ましい問題があります。

夫婦で考えがわかれたりした場合には、
なおさら悩む問題ですよね。

しかし、

結局は予算の問題がクリアしたとしても、
夫婦どちらかがストレスを感じたり、
負担を感じたりすることは、
家づくりにおいて良い事ではありません。

家づくりの目的は、
家族がより幸せになる為だからです。

今日はそんな悩みを持つ方に向けて、
ヒントになるようなお話しします。



「近い」「安い」「広い」

住宅における不動産の一般的な魅力は

「近い」「安い」「広い」

などですが、だからこそ
相反する問題も出てきます。

「高いけど近い」

「遠いけど広い」

「狭いけど安い」


などです。

お父さんの通勤時間や、
子育ての自然環境など、
優先して考えると、
なかなか両方を満たすことは難しく、
簡単に決断ができません。

こうしたことを全て解決するためには、
十分な予算でもない限り、
なかなか難しいという方が多いのではないでしょうか。



「価格が高い」


大間のマグロ寿司1人前 現地で食べたのに意外と高い!

予算はとても大切です。
銀行で借りられる金額を信じて
住宅予算とするのはあまりにも危険です。

信頼できるプロのファイナンシャルプランナーと
ライフプランニングを行って、
家族のお金の収支をしっかり計算し、
子育てや老後の資産にどれくらいお金が必要なのか
をしっかりと把握したうえで、
住宅にかける予算を決めることが
正しい住宅の資金計画です。

ただし、

良い物件というのは立地も良く、
価格も落ちづらいのも確かです。

物件として良質であれば、
資産として少し背伸びして購入しても
売却や賃貸にしたときに、
リターンが得られるものも少なくありません。

こうしたことを信頼できる建築と不動産の
専門家にしっかり精査してもらったうえで
決断することも良いでしょう。



「駅から遠い」


夏によく潜る神子元は伊豆下田のもっと先

「子育ては自然豊かな環境で」
と願うお父さんお母さんは多いのではないでしょうか。
私もできればそんな環境で子供と暮らしたかったです。

でも、

一般的にはお父さんは仕事をしていますし、
通勤する方がほとんどです。

子育て環境を優先するあまり、
2時間かけて毎日会社に行くのはお父さんも大変です。

慣れたり、本を読む時間にしたりと
色々と工夫すれば良いと思うかもしれません。

私は会社員時代、
現場管理の仕事をしていた時、
片道2時間の現場へ1年通ったことがありましたが、

「通勤は1時間半が限界」

というのが正直な感想でした。

離職率と通勤時間は比例するという
調査結果もあるほどです。

子供にとって良い環境とは
自然環境ばかりではなく、
毎日お父さんが早く帰ってくる、
朝でかける時に「おはよう」と言える、
そういった事も大切かもしれません。

それともう1つ。

これからの時代に大切になってくること。

それは、

郊外の住宅街は人口が減り、
出店する企業も減ると周辺地域の
不動産の価格は下落するということです。

現代のような何があるかわからない時代。
何かの時に自宅が
「売れる」「貸せる」ということが、
住宅を取得するうえでとても重要な要素になってきます。



「狭い」

沖縄の二畳の宿 意外と落ち着きます。


昔は大きな家に住む事が
1つのステータスだったかもしれません。

しかし

子育てが一段落すると、
夫婦2人で住むには大きすぎたり、
結局1階で生活をして2階は物置になったり。

購入資金や固定資産税などの面からみても、
あまりお金を有効に活用しているとは言えません。

狭すぎるのも大変だと思いますが、
当社にも少し手狭なマンションをリノベーションして
幸せに暮らしているご家族もおおくいらっしゃいます。

そうしたご家族は、皆さんとても幸せそうに
お見受けすることが多いように思えます。



日本と欧米の生活様式


江戸時代の一般庶民の生活は
長屋の一間に家族で暮らし、
1つの部屋で寝食をともにしていました。

接触頻度が多いのでお互いに気を使いますし、
乱暴な言い方をすれば、こうした環境だからこそ、
相手を察する能力が高まったのだとおもいます。

またお隣とは壁一枚で繋がっていて、
お互いに思いやる気持ち、
気遣う気持ちで暮らしていたのではないでしょうか。

家庭内には個人のプライベートな場所という概念はなく、
お互いが意識して居場所をつくり、
狭い空間を上手に使って生活していたのです。

他方、欧米では確固たる個室主義のため、
お互いのプライバシーを尊重します。

その為お互いを知る為に、
しっかりと話し合うことが必要になった。

つまり自己主張が強い欧米の方の気質は、
意識して話し合う必要がある、
その暮らし方からきたのではないかと言われています。

では

日本人が欧米の真似をしすぎて、
個室主義的な暮らし方になったらどうなるか?

お互いの気配もわからず、
直接物事もはっきり言わないとなると、
家族といえどもよほど意識をしないと
コミュニケーションを取ることが難しく感じませんか。

また、

狭さは生活の仕方である程度克服できます。
日本人特有の「しつらえ」の発想を生かせば
かなり上手に暮らせる可能性を秘めています。

家にあるものは本当に必要なものか?
不要なものを整理しながら
居住スペースは実際どれくらい必要なのか。

広さばかりにこだわらず、
もう一度自分たち家族にとって
適切は広さはどれくらいなのか
お互いの距離はどれくらいがいいのか
を考えてみるのもいいかもしれません。



今日の「わかった!」

住まいづくりにおいて、
全てを100%満足させるのは非常に難しいです。

物件ひとつとっても
100点満点の物件を探していたら
一生購入できないと言えるぐらいです。

どこかに妥協点を見いだしながら、
何を優先すべきなのかを、
しっかりとご自身や家族の中に持つことが、
家づくり、家さがしを成功させるコツです。

その為に有効なのが
「家づくり羅針盤」です。
家づくり羅針盤についてはコチラ

そうした中で基準となるのが、
「アクセス」だったり「値段」だったり
「広さ」だったりしますが、

「広さ」はある程度克服できるものです。

また子育て期間もおもったほど長くはありません。

人生の長い尺度で考えれば、
全員に6畳の子供部屋をつくる前提で
広さを考える必要はないかもしれません。

人は個室よりもテリトリー(居場所)が必要だと、
登校拒否や引きこもりなどと
住まいの関係についての研究や
「テリトリー形成能力の発達モデル」の研究で
有名な外山知徳先生もおっしゃっています。

ブログ【子供部屋よりも居場所(テリトリー)や間取りが子育てで大事なわけ】



広い家は価格もあがりますし、
売ったり貸したりしづらい傾向にまります。

こうした事をバランスよく考えて、
将来にわたって資産となる家を作ることが
これからの時代は特に重要になってきます。

よく言われる
「鳥の目」「虫の目」「魚の目」をもって
広い視野で子育ての全体を
そしてご夫婦の人生全体を
見てみることも大切かもしれません。

我慢するのはお父さんという話しもよく聴きます。

それよりも、ちょっと手狭な住まいでも
お子さんとの時間を増やすほうが
お子さんにとって「良い環境」かもしれませんね。

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<編集後記>

ブログを書いていて、画像を入れる時にいろいろと悩みます。
本当はイメージにあった画像があればいいのですが、
どうも外で遊ぶのが好きなので、
そんな画像ばかりになってしまいます。

去年「高かったなー」と思ったのが大間のマグロ。
現地で食べれば少しは安いかな?
と期待したのですが・・・・。

実は去年の秋、
登山や釣りの為に北海道に向かったのですが、
津軽海峡フェリーが欠航つづきで、
大間でマグロを食べながらじたんだ踏んでました。

結局北海道にわたれず帰ってきたら、
友人の多い「いわき市」が水害で被災していると知り、
北海道の日程を全て被災地支援をしてきました。

寿司屋の大将も、
台風の影響で団体のキャンセルが続いて悔しがってました。

これはそのときの解体ショー。






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