皆さんこんにちは。
駿河屋の 一桝です。
珪藻土(けいそうど)と漆喰(しっくい)どちらの左官屋さんがコテで塗る「塗壁」(ぬりかべ)です。
どっちがよいのかなー?
という方も多いと思います。
〇色
白い壁が好きな方に漆喰の白さは魅力なのではないでしょうか。
でも、珪藻土に白土と呼ばれる白い土を混ぜたり、ゼオライトやパーライトなどの鉱物をまぜて作ったもので白に近い材料もあります。
真っ白い壁は室内では少しとげとげしくなります。
コピー用紙の白さを壁にあててみると
「なんかちがうなー」
と思ったりすると思います。
ちょっとアイボリーがかった白でも、かなり白く感じますし、それくらいの白さのほうが暖かさを感じるとおもいます。
〇質感
珪藻土と漆喰での違い二つ目は、
「フラットかコテ波か」
です。
漆喰はコテでしっかり押さえるので、コテムラがなくフラットに仕上がります。
珪藻土はフラットに押さえることが出来ないので、なんとなく陰影を付けたり、意図的にクシで引いたような柄をつけたり、波もようを付けたり様々なことが出来ます。
壁に職人の手作業のような暖かさを求めたい場合には、珪藻土のほうが良いかもしれません。
※漆喰でもコテムラを付けられるものもあります。
〇調湿効果
漆喰も珪藻土もどちらも調湿効果はありますが、性能が高いのは珪藻土の方です。
漆喰はもともと防火の為にお城などに塗られていたものですが、古民家でも使われていますし、そうした壁は調湿効果があります。
しかし、漆喰自体ではなく、古民家の漆喰の下に塗られている土壁とともに「調湿効果」があるので、現代建築の石膏ボードの上から塗るだけでは、珪藻土ほど調湿効果は期待できません。
調湿効果を求めるなら珪藻土のほうが性能は高いです。
〇メンテナンス性
珪藻土も漆喰も、一部のメーカーが自然由来成分以外を入れてつくっているものは、補修などしづらいものがあります。
厳選珪藻土でには樹脂などの化学物質を混ぜておらず、自然由来成分のみなのでキズや、ガビョウの穴などは、水を含ましてなじませるだけで再び土のように戻り、補修可能です。
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