皆さんこんにちは。
自然素材・天然素材の老舗
厳選素材住宅の駿河屋 九代目の一桝です。
毎月、お送りしている「子育てママに贈る自然素材住宅塾」ですが
こちらでもバックナンバーを配信させて頂いております。
今回はVol.49です。
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皆さんこんにちは!駿河屋の九代目当主一桝(いちます)です。
これから梅雨の時期、皆さんの家にカビは生えていませんか?
それでは、今月も子育てママにお役にたてる、大切なこと、発信します!
【じめじめした家をダンプネス住宅といいます】
清々しい春の季節の次は、じめじめの梅雨のシーズンですね。せめて家の中だけでも、カラっとした春の空気にしたいものです。
「ダンプ」(DAMP)とは「じめじめした」「湿気のある」というような意味です。
つまり「ダンプネス住宅」とは「ジメジメとした湿気のある家」ということです。
こういう家は、様々な健康障害をもたらします。
ダンプネス住宅かどうかを見極めるには「カビのしみが壁などにある」や「結露や水などのシミがある」、「なんとなくカビくさい」などです。世界の保健機関であるWHOの定義では「カビや水漏れ、カビ臭さ、建物の劣化、微生物汚染など、測定または目視できる過度の湿気を原因とする問題が確認できるような状態」と定義しています。
日本や欧米などの先進国では、子供のアレルギー疾患が増加傾向です。それには室内の湿度が要因でダンプネス住宅になっていることが、アレルギー性症状や呼吸器疾患の発症を誘発している可能性が高いことが指摘されています。
特に欧米ではダンプネスに対する意識がとても高いです。
ダンプネスとアレルギーの関係は、湿度そのものにあるのではなく、部屋の湿度によって、カビやダニの発生が促進されて、微生物由来のアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)が健康に影響を及ぼすのです。
例えばアメリカでは2200万人が喘息で、その20%はダンプネス住宅が原因です。なんとそれについやされる国家予算は年間35億円と言われています。
カナダでは、ダンプネスによるカビやダニは子供の喘息の発症性を50%高め、上部気道疾患を60%高めると言われています。
ダンプネス住宅と健康との関係を考えると、湿気そのものが身体に影響を及ぼすわけではなく、湿度の高い状態によって、カビやダニが増え、カビの胞子やダニの死骸や糞などがアレルゲンとなり、健康障害を引き起こすということです。
ではどうやって防げばよいのでしょうか。それは、室内の清掃をまめに行い、換気をよくすること。そして、結露が起こらない住環境をつくることです。
しかし、現代の住宅は湿度をうまく調整できるような自然素材ではありません。ビニールなど石油由来の原料で作られた新建材は、湿度のバランスをとる吸放湿機能がありませんので、湿度があがるとすぐに結露し、その状態が続けばカビが生え、カビをエサとするダニが増えるのです。こうした悪循環を防ぐためには、湿度を調整する建材で家の内部をつくることが、対策としてはとても有効です。
無垢の木や珪藻土など、自然由来の素材で室内の内装を行うことで、不要な湿度を吸収することができ、また乾燥してきた場合には、含んだ湿度を放出させて、室内の湿度を安定させることが出来るんですね。
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皆さんはゴールデンウィークはどのように過ごしましたか?僕は山やバイクのツーリング、山形の秘密基地で仲間と焚き火!の予定だったのですが、なんと娘に京都に行きたい!と言われてシマイマシタ!成人した娘と2人で京都旅行なんて、なかなかないよな~・・・と思い、大好きな登山やバイクでの一人旅を放棄して、2人で京都に四日間旅行に行ってきました。高3の息子は最後の甲子園に向けて部活漬け!カミサンはその世話で辞退。直前だったので宿は選べませんでしたが、今年成人を迎えた娘はお酒が呑めるので、夜はおばんざいを肴に2人で色々と話しが出来ました~♪・・・とはいっても、実はこの原稿は4月末に書いているので、実際にはこれからゴールデンウィークを迎えます!久しぶりの2人旅はどうなるんでしょうかね~。「実はカレシが出来た!」なんて言われたらどうしましょ~!(*_*)