皆さんこんにちは。
自然素材・天然素材の老舗
厳選素材住宅の駿河屋 九代目の一桝です。
毎月、お送りしている「子育てママに贈る自然素材住宅塾」ですが
こちらでもバックナンバーを配信させて頂いております。
今回はVol.50です。
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皆さんこんにちは!駿河屋の九代目当主一桝(いちます)です。
健康法は沢山ありますけど、やっぱり食べ物が大事ですよね!
それでは、今月も子育てママにお役にたてる、大切なこと、発信します!
【相続した実家の片付け】
いずれやってくる親世代の他界。それによって実家を引き継いだはいいけれど、モノの量など手に余って放置される家が増えています。親世代が元気だったころに、実家の物の多さにあきれて、処分を提案しても全く応じてくれなかったなんて事はありませんか。それでも遺品は整理し、実家に住むのか、売却するのか判断しなければ、家はどんどん傷んできてしまいます。
実家のものの整理のコツは、まず4つに分類しましょう。縦軸を「親」として↑を「残したい」、↓を「捨てたい」にします。同様に横軸を「子」として←を「残したい」、→を「捨てたい」とすると、下記のような図になります。
このようにA,B,C,Dの4つの項目に分類してみます。そして、Dは問答無用で捨てるもの。Aは残すものと決めます。
そしてBとCの中から、どうしても残したいものを決めていくのです。
自分の家の片付けと、実家の片付けは大きく違います。自分の家の片付けで物を処分するとすれば、どんなに頑張っても20%処分が限界なのが普通です。
一方、実家の片付けとは「最終的に家全体をカラにすること」です。
片付けの対象となるものが自分の家とは圧倒的に違うのです。なので、ものの多さに戸惑い、実家が放置される結果となってしまうのです。
実家の遺品整理の方と話しをしたことがあるのですが、実家の片付けで「残すモノ」「引き取って持ち帰るモノ」はせいぜい全体の1%だそうです。残りの99%は何らかのかたちで処分するしかありません。
そのため、上記の図を参考にAの領域の品を探して残すことにし、残りは処分するのが現実的なようです。
また、実家を片付けられない子世代の心の中は、思い出とともに捨てる事への罪悪感があります。その為には、親世代が元気なうちに、さりげなく思い入れの強いものを聴き出したりしておくことも、万が一の時に皆さんの気持ちを整理することに役立ちます。