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「モデルルームでのアトピー改善例」アレルギーの原因として「住環境」も食事やストレスと同じくらい重要だというはなし。

RELEASE:2017.07.16     UPDATE:2019/09/16
CATEGORY:ブログ, マンションについて, 健康, 戸建住宅について, 社長ブログ, 自然素材
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「普段の体調不良は食べ物だけが原因じゃないかもしれない」

「家をつくる材料が体に及ぼす影響があるって聞いたことあるけど、どういうこと」

「新築住宅に住んで過去に体調が悪くなったことがあるけど、やはり家が原因?」

 

などなど、現代の住宅に対して疑問をもっている方は沢山います。

でもそれに1つ1つ答えられる専門家はまだまだ少ないのが現状です。

アレルギーの原因は住環境も食べ物やストレスなどと同じくらい重要です。

 

この記事は、そうした様々な疑問をもつ方に向けて書かれています。

また、モデルルーム「空まめの木」で宿泊体験された方が、アトピーの症状が改善された例などもお話しさせて頂きます。

 

 

現代の住宅環境で起こっていること

 

こんなエピソードがあります。

以前に地元調剤薬局のオーナーが、自宅のリノベーション(フルリフォーム)の件で相談にみえました。

 

話しを伺うと、こういうことでした。

 

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「地元墨田区はスカイツリー建設が決まってから自宅のまわりにマンションが沢山建設された」

 

「マンションが新しく新築されると、そこに越してきた人たちが薬をもらいに来る」

 

「またマンションが新しく新築されると、越してきた人たちが薬をもらいに来る・・・」

 

「おかしいなぁと思って、処方箋を調べると、風邪とか腹痛とかではなく、アレルギー疾患を緩和する処方箋ばかりだった」

 

「やっぱり現代住宅をつくる新建材は体に影響を及ぼす物質なんじゃないか・・・・」

 

「なので、自宅はやっぱりそうした事を配慮した素材でリノベーション(フルリフォーム)したいので相談に来ました」

 

 

という話しでした。

 

 

 

僕自身、新建材の体に与える害は、当社に来るお客様に伝えていますが、調剤薬局を開業している方から直接、住宅が原因と思われる疾患と処方箋の話しを聞くのははじめてで、驚きました。

 

 

 

 

 

様々な体調不良の原因

 

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日本は戦後の復興、そして経済発展の為に人口を増やし、住宅の数も早く安く建てられるように、住宅メーカー、新建材メーカーも協力して、人口増加と同時に住宅もどんどん建てられました。

 

しかし、

 

ご存じの通り1990年代に「シックハウス症候群」が社会問題となり、家を建てても家に住めないという人が増えてしまいました。

 

それは、

 

早く安く家を建てるために効率優先で開発された合板フローリングやベニヤ、ビニールクロスや接着剤などの新建材から揮発するVOC(揮発性有機化合物)などが原因でした。

 

政府は建築基準法を2003年に改正し、建材に対する化学物質使用の規制をしましたが、業界の大きな法改正は、影響を受ける業界団体が関わって法改正されます。

 

なので、この法改正は合板業界とともに進められました。

 

この法改正は簡単に言うと、2物質のみ規制されました。

クロルピリフォスとホルムアルデヒドです。

 

クロルピリフォスは白アリなどから土台を守る防蟻剤(ぼうぎざい)に使われていました。

アメリカでは妊婦さんが暴露すると発達障害の子供が生まれるということで、2000年に禁止されたものです。

 

ホルムアルデヒドは、全面的に使用禁止すると新建材自体がつくれなくなるので、量を制限することになりました。

 

住宅もどんどん気密性が高くなってきましたが、新建材から揮発する化学物質を完全に無くすことは出来ないので、24時間換気をする「24時間換気設備」を設置することが義務づけられました。

 

それが現代の建築基準法なのです。

 

換気の理由はそれだけではありませんが、

 

「住宅をつくる素材が体に影響を与えるので24時間換気をしなさい」

 

というのが今の法律なのです。

 

 

 

影響を受けやすい子供や女性

 

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こうした化学物質に子供はどれくらい影響を受けるのか?

 

それは「大人の2倍」と言われています。

 

大人の2倍の呼吸量ということではなく、一体重あたりの摂取量が多いこと。

 

そして、こうしたVOCは床付近に溜まるので、身長の低い子供や小動物が影響を受けやすくなります。

 

他にも理由は様々ですが、自宅に滞在する時間の長い女性なども男性に比べて影響が受けやすく、症状の出る方が多いです。

 

 

 

どういう家づくりをしたら良いか

 

では、一体どのように家づくりをしたら良いのでしょうか。

 

症状のある方は、個人個人で反応している物質が違うので、ここでは多くを説明することは出来ません。

そもそも「木」に反応してしまう方もおられます。

木にも天然由来の「化学物質」を多く揮発するヒノキやヒバなどもあります。

木で家を建てればすべて解決というわけではないのです。

 

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症状が出ていない方であれば、寝室やリビングなど、滞在時間の長い部屋を優先に考え、特に床と内装に使う素材を優先して厳選することがとても重要です。

 

具体的な素材としては生産者や生産過程、保存場所が明かな木材を使い、紙や布、珪藻土や漆喰など、自然由来のものだけで出来た素材を使って内装を仕上げることが重要です。

 

特に建具(ドアや戸など)などまで国産の木材や自然由来の接着剤を使ったものを使用すると、室内の空気環境はとても良くなります。

 

逆に、床、壁、天井の素材を厳選しても、扉を合板やビニールシートのものを使ってしまうと、明らかに空気環境が悪くなりますので、できれば扉まで無垢の木と自然由来の接着剤でつくったものを使用することを強くオススメします。

 

よく当社にいらっしゃるお客様で「断熱材は羊毛を使いたい」という方もおられますが、症状が実際にでていなければ、室内をつくる素材にコストをかけたほうがコストバランスの良い家が出来ると説明をします。

 

 

 

選択と集中が効果を実感できる

 

こんなこともありました。

 

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あるご家族が中古の戸建て住宅を購入されました。

フルリノベーション(フルリフォーム)をしたいというご要望でしたが、残念ながら全てを行う予算が確保出来ませんでした。

 

「全体的に素材を変えないとだめでしょうか・・・」

 

というご両親にたいし、私たちは「選択と集中」をすることにしました。

 

実はこのご家族には喘息のお子さんがいたので、

 

・子供部屋はまだ必要がないので現状のままとする

・子供が生活し滞在時間の長い部屋を優先的に厳選素材で施工する

 

ということです。

 

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具体的には、お子さんの滞在時間の長い寝室とリビング、そしてトイレ、洗面、キッチンまで、厳選素材でしっかりリノベーション(フルリフォーム)をし、その他の部分、つまり廊下や玄関や将来の子供部屋は一切手を付けなかったのです。

 

その結果、どうなったかというと、奥様から

 

「喘息が改善して幼稚園に行けるようになった」

 

という嬉しいメールを頂きました。

 

一般的にリノベーション(フルリフォーム)の予算が足りない場合、全体的に綺麗にするために、ビニールクロスなどを選択してしまいがちですが、しっかりとした効果を実感するためには「選択と集中」をすることで、違いを実感できるようになります。

 

 

 

 

モデルルーム「空まめの木」で起こっていること

 

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5年前にオープンした、厳選した自然素材だけで作ったモデルルーム「空まめの木」には、現在も沢山の方がいらしてくれています。

 

実際にリノベーション(フルリフォーム)や新築のご相談を頂くかたは宿泊体験が出来ますし、レンタルスペースとしても貸し出したりしております。

 

5年前に施工したときは、長年つとめていた現場監督の中村の背中の皮膚炎が消えてしまったことから始まり、実際にアトピーが改善した方もおられます。

 

 

 

アトピーが改善した例

 

DSC08043

 

実際に宿泊体験をされて劇的に改善されたことがあります。

 

ある日、可愛そうなぐらい症状の重い女の子を連れたご両親が来店されました。

 

幼稚園生だった女の子はアトピーが突然発症してしまい、全身が真っ赤になり2時間以上眠れなくなって幼稚園にも行けなくなったというお話しでした。

 

宿泊体感型モデルルーム「空まめの木」で宿泊体験を数日すごし、症状が改善されたら住宅が原因だとわかるので、数日宿泊することになりました。

 

そうしたら、部屋にはいってからすぐ様子が良くなり、4日目にはほとんど消えてしまったのです。

 

お母さんがノートに記録を残しているので是非読んでみて下さい。

 

 

note

※クリックすると画像が大きくなります。

 

 

 

今日の「わかった!」

 

戦後の経済発展の為に、効率化が優先された結果、住宅はあまり体を大事にしない素材で作られるようになってしまいました。

 

世の中の多くの人が健康障害を訴えることになったため、2003年にやっと法改正されましたが、住宅の気密性は上がってますし、法改正後の素材に関しても、規制された物質濃度は下がっていますが、他の物質の濃度が上がっているなどの問題もあります。

 

普段の体調不良は、ストレスなどだけが原因ではなく、実は自宅の環境によるものかもしれません。

 

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旅行にいってストレス解消して体調も改善したということもあるかもしれませんが、それは自宅の環境からひととこ離れた結果かもしれません。

 

僕のところには先日も高層マンションに新築で越して、奥さんが具合悪くなり相談にみえた方もおります。

 

全ては現代の住宅のせいだとは言えません。

食の問題やストレス、職場環境など、現代人は様々なものにさらされています。

 

なので、自宅は安心できるシェルターとしてしっかりした厳選素材でつくり、安心して暮らしてもらいたいと思います。

 

もっと詳しく知りたい人は、僕の書いた小冊子をプレゼントしていますので、是非申し込んで下さい。

 

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【関連ブログ】

シックハウス関連のブログまとめ

化学物質過敏症関連のブログまとめ

 

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<編集後記>

 

今日は高校球児の息子の応援に、球場まで行ってきました。

先日の初戦を勝ち抜き、今日は2回目の試合です。

 

序盤に調子があがらずに点数を5点入れられてたものの、すこしずつ巻き返していたのですが、逆転することは出来ませんでした。

 

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息子の甲子園は今日で終わってしまいましたが、二年生なのであともう1回あります。

 

勉強も部活も頑張る息子は、昔の僕と比べたら比較にならないほど、正しい高校生をやっています。

 

過去の自分を振り返ると、もっともっと息子を応援してやりたくなります。

恥ずかしながら告白した僕の過去のブログはコチラ

 

ブログ「父の日はどう過ごしましたか ビリヤンだった父を知らない子供たち」

 

 

 

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