先日は、以前から狙っていた至仏山へBC(バックカントリー)スキーへ、MTB(マウンテンバイク)を使って行ってきました。
去年からずっと計画していて、前の週に天候不良で延期になっただけに、念願の計画だっただけにとても充実した山行になりました。
最後に動画を公開しているので、是非ご覧になってみてください。
目次
至仏山へ登るには、林道が開通して山小屋が営業を始める4月下旬からあのですが、植生保護の為にゴールデンウィーク直後には入山禁止となってしまう山です。
つまり、頂上を踏めるのはわずか10日間だけという極めて特殊な山です。
それだけ自然が豊に残っているエリアなんですね。
地形図を見ても、池塘(ちとう)が沢山ある尾瀬特有の地形となっていて、無雪期はとても美しい草原が広がっているのだろうと想像できます。
登山のできる10日間には、それこそ登山者やハイカーが林道をバスで登って、ごっそり詰めかけるので、どうにかその前に静かな至仏山で山スキーを楽しめないか?と考えたのが通行止めの林道をMTB(マウンテンバイク)を使ってアプローチをする方法です。
一部のBC(バックカントリー)愛好家では結構メジャーな事ですし、ツアーガイドもこの時期限定で企画してたりします。
その絶妙の時期を狙っていたのが今回の計画です。
至仏山への入口となる鳩待峠までの林道をMTB(マウンテンバイク)でスキーの道具を持って進む為には、自転車にスキーの板を積載しなければなりません。
ハンドル周りやシートポストにクッションを挟んで、試行錯誤しながら自宅で積載の練習をします。
当日は当日で、普段の山道具とともにスキーの道具、そしてMTB(マウンテンバイク)と道具満載なので大変です。
至仏山プロジェクト全体の概念図はこんな感じ
尾瀬ヶ原はこの概念図のもう少し上の部分ですが、至仏山から綺麗に見下ろせました。
MTB(マウンテンバイク)にバックカントリー用のスキーとブーツをくくりつけます。
なんとも大変な形になりましたが、シリコンバンドが大活躍しています。
全体の姿はこんな感じ。
今回一緒に至仏山を目指してチャリに付き合って下さいました山岳会のM先輩です。
付き合って頂きありがとう御座います。
これで600mの高さをMTB(マウンテンバイク)に乗って至仏山へのスキーがはじまる鳩待峠を目指します。
最初は軽快にゲートまで走っていたのですが
だんだんと疲れてきてしまい・・・・
途中からちょっと疲れてしまい歩きに・・・。
鳩待峠までの林道開通に向けて4月から徐々に除雪をしてくださっていて、タイミングよく道路の雪は完全になくなっていたので、登りの苦行を歩くことで解消することができあmした。
これでまだ除雪が中途半端だったら大変でした。
なんとかMTB(マウンテンバイク)をデポする鳩待峠へ600mの標高をヒーコラ登り、やっと到着。
ここで自転車を木にワイヤーで停めてカギをかけ、次はスキーでハイクアップする準備です。
スキーのソールがど派手なのは、ハイクアップの為にスキーの板で滑らないようにシールを貼ってあります。
むかしはこのシール、アザラシの毛皮を使ってました。
逆毛の要領で斜面に対して食いつくという理屈なんですね。
MTB(マウンテンバイク)のあとに、スキーをはじめるなんて、この感覚はなんだ?と思ったらトライアスロンと同じ感覚でした。
なんだかモチベーションが上がります!
さてさて道具をMTB(マウンテンバイク)からBC(バックカントリー)スキーに切り替えて、ハイクアップを開始します。
天気もいいので気分も上がります!
念願の至仏山(標高2228)を目指し、今度はハイクアップで600mアップです!
至仏山の前衛、小至仏山が見えてきました。
気分いいですね~!稜線付近から風が出てきました。
小至仏山の直下をトラバース。
至仏山に到着しました。
つぎはBC(バックカントリー)スキーの準備の為に、ヘルメットかぶったり、Gopro付けたり、スキーのシールを剥がしたり、いろいろとやることがあります。
「今回はトップ滑りますか~?」
とM先輩にトップを任され、至仏山山頂からの広大なバーンをおもいきり滑ります!
至仏山山頂から滑ってきた斜面を見上げます。
うーん 気持ちいい!
この瞬間、全ての苦労が報われます!
途中の樹林帯も越えながら
あれだけ苦労したのに、帰りは一瞬でした。
しかもMTB(マウンテンバイク)に乗り換えてからは、林道はすべて下り!
こんなMTB(マウンテンバイク)で車の一切通らない林道をスピード出して軽快に下って終了。
今回の様子を動画にまとめたので、是非ご覧下さい。
なんだか僕の帽子が風圧で「パイレーツオブカリビアン」のようですが、滑り終わったあとは大満足の表情です。
また来年も行きたいですね~。
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<編集後記>
部活と勉強の日々の息子を東京ドームの野球の試合に連れてっていってやろうと、得意げにチケットキャンプで巨人戦チケットを購入しました!
「これで東京ドームで野球観戦をさせられる!」
と得意げでしたが、詳しい方に妻が聞いたところ
「このチケットは新聞やさんが配っているものと同じで、座席確保には早くから並ばなければならず、場合によっては立見になる」
ということでした(ToT)
駿河屋を知らない人がまず最初に読む「駿河屋の想い」
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
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