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「暖かい家は病気しらず」は本当?

RELEASE:2020.01.20
CATEGORY:ブログ, 戸建住宅について, 社長ブログ
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皆さんこんにちは。
駿河屋の九代目 一桝です。

本格的に寒くなってきましたね~・・・。

その寒さに慣れてしまってたり、
もしくは

「冬なんてこんなもの」

と諦めてはいませんか。

実はこの「慣れ」や「諦め」が身体に
大きな負担をかけていることがあります。

でも、

冬の寒さを改善することで、
他の健康疾患が
改善されることがわかっています。

今日はそんなお話しです。


冬が憂鬱な寒い家

山形にある秘密基地

昭和の家などは、
断熱材が入っているだけで
高級住宅だった時代がありました。

そんな時代の家は
当然ながら冬はとても寒く、
ものすごく底冷えがします。

注文住宅で断熱材が入っている住宅でも
当時は施工技術が確立されておらず、
断熱材が劣化してしまったり、
壁の中でずれ落ちてしまっていたり、

本来望んでいた性能が
発揮できなくなっているものもあります。

そうした住まいは、
現在の住宅性能に比べると
明らかに断熱性能が低く、
冬場の寒さが特にこたえます。


実家は寒いから嫌だ

よく聞く話しですが

「実家は寒いから嫌だ」

という声です。

実家を出て
都心のマンションに住み慣れてくると、
お盆やお正月に帰郷した際に、
暑くて寒くて「実家は嫌だ」
という声です。

当然、
実家には年配のご両親が
お住まいになられているので、
その暑さ寒さを耐えて住んでいるわけです。

こうしたご高齢の方々が、
温かいリビングから
浴室や脱衣所、トイレなど、
暖房を入れていない寒いエリアに移ったときに
心臓疾患などにより倒れたりする事故は

「ヒートショック」

として広く知られている自宅内での死亡事故です。


年間1万7千人も浴槽で亡くなる日本


特に我々日本人、
とくに私達の親世代は
我慢強いのかもしれません。

少々の暑さ寒さでは文句も言わず、
状の住まいに不満も言わずに
住んでいる方が多いように思います。

しかし、

先の「ヒートショック」にあるように、
そうした方々の家庭での
事故があとをたちません。

ある調査によると、
年間で1万7千人も浴槽で亡くなっている
と言われています。

また、

自宅が寒いために
冬場の活動範囲が減って、
足腰が弱くなることもわかっています。


断熱化と健康の関係の調査

住宅業界では有名な
調査結果があります。

それは、

断熱と健康との関係を調べたもの。

近畿大学の岩前教授の調査結果ですが、
住宅の断熱性能を
上げる方向で転居をしていくと、
健康疾患の改善が見られたというものです。

「手足の冷え」や「せき」
「のどの痛み」「気管支喘息」の他、
「アレルギー性鼻炎」や
「アトピー性皮膚炎」の症状も、
断熱性能を上げることで
大きく改善しているところが興味深いと思います。


近畿大学 岩前篤教授(断熱住宅.COM)


世界の保健機関WHOはなんと言ってるか

家を温めると健康になることが
証明されたわけですが、
家が寒いことによる健康疾患について、
世界的な保健機関WHOは
なんと言っているかご存じですか。

WHOが2009年に発表した研究結果ですが、
家が寒いことによる健康疾患は、

・血液の高濃度化
・高血圧
・脳梗塞
・肺の感染症
・心筋梗塞
・肺の免疫力低下

以上の6つがあげられますが、
上記5つは衣類で暖かくすることで
ある程度防げるのですが、

「肺の免疫力低下」だけは、
家自体を暖かくしないと
防ぐ事が出来ないと言っています。

つまり、

寝室が夜間すごく冷えるような環境だと、
肺の免疫力が低下するということです。

寒い家がいかに高齢者に
過酷な環境か想像がつくと思います。


今日の「わかった!」

寒い家での事故が多いのは
私達住宅業界では、
一般的に認知されている事実です。

でも、

その詳細についてはまだまだ
一般の方には知られていません。

寒い家での健康疾患や事故は、
大学の研究結果でも
明らかにされておりますし、
WHOでも報告されている通りです。

また、

寒さにより自宅での活動範囲が減って、
足腰が弱くなることもわかっています。

特にご実家のご両親が
こうした環境にいる場合には、
生活空間だけでも暖かくしてあげることで、
安心した住まいにすることが出来ます。



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まずは断熱と気密。でないと省エネの意味がない。


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<編集後記>

トップの画像ですが、以前物件探しからリノベーションまでお手伝いさせて頂いたお客様のご自宅です。

最上階の眺めの良いお部屋でしたが、断熱からしっかりおこなったので、雪の降る日だけ画像の小さなストーブをつけると、十分暖かいとおっしゃってました。

断熱改修工事を行ったお客様の体調が良くなったことも、よく聞きます。

僕は山の仲間と山形に小屋をもっているんですが、上にものせたこの画像の小屋がそうです。

ちなみに見えている部分は3階・・・。

すごい雪の量ですよね~。


下をの登ってるのは息子


こんなに雪がふるので、めちゃめちゃ寝起きが寒いです。

普段は冬山用の寝袋で寝て、朝は暖炉に火を入れますが、寒いとホント、寝袋から出るのが辛いです。

それにしても今年は雪不足ですね~・・・。

秋のカメムシ大量発生は大雪の知らせなんです。

去年の秋のカメムシの量からすると、かなり大雪になるはずなんですが、今年は画像の1/3ぐらいの雪の量です。

山スキーシーズンまでにたっぷり降ってもらいたい!










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