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いろいろ手間ひまかかる木の値段、その内訳は

RELEASE:2018.10.31     UPDATE:2018/11/02
CATEGORY:ブログ, 社長ブログ, 自然素材
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先日の伐倒製材見学会には

インターン中のH君にも現地にいって

産地の山を感じ、伐採や製材の現場を

体験してきてもらいました。

 

 

体験会では伐採した木を

すぐに製材をして入札をするのですが

H君も板材を一枚買ってしまったということでした。

 

数年前の楡(ニレ)の木

 

「ものすごく感動して思わずかっちゃいました!」

 

体験を思い出して、やや興奮気味のH君に

感想を聞いていたのですが

机が欲しいという友人に自分で安く

つくって上げようと考えているということでした。

 

僕「ちなみに友人の予算はいくらなの?」

 

H君「3万円です!」

 

僕「・・・・。」

 

H君「僕がカンナをかければ出来るかなと思って!」

 

僕「・・・・。」

 

今日はそんな話しです。

 

 

木材は木の値段だけではない

 

感動して製材したての板材を購入したH君ですが

製品になるまでに木材には様々な手間ひまがかかります。

 

まず、生育して材料になる立派な木になる

必用がありますが、天然木はコストはかかっていないとします。

 

 

本来であれば、伐採する権利を山主から購入したり

実際に山をもって育てる費用も実はかかっています。

 

話しを単純化するために、そこらへんは省きます。

 

まず

 

伐採する人の手間賃や、伐採して山から卸す費用、

そしてトラックに載せて、製材所まで運ぶ費用がかかります。

 

 

次に製材所で実際に板に製材する費用がかかります。

 

 

ここでH君は材料を購入しました。

 

ここからさらにH君の購入した木材には

沢山の手間ひまがかかります。

 

木材を天然乾燥させるために、現地の倉庫で

1年間保管して乾燥させる費用。

 

 

1年後に材料を現地から東京へ運搬する費用。

宅急便では運べないのでチャーター便で

トラック一台に木材を積んで東京まで運びます。

 

東京で当社の倉庫に保管します。

保管費用も無料ではありません。

厳密に言うと費用がかかっています。

 

東京の気候に馴染ませるために

最低1年間、ひと冬を越して馴染ませます。

 

 

家具用材なので制度がかなり高く要求されるので

人工乾燥をすこしかけるために、乾燥釜へ持って行きます。

 

そこで乾燥させたら製材するために製材所へ移動します。

製材所で製材を行い、はじめて家具として使える材料になります。

 

家具職人へ

 

 

ここで初めて家具製作の工房へ移動することが出来ます。

家具工房でもしばらく木が動くので時間を待ちます。

それから木の素性を見ながら最適な加工方法を

考えながらお客様と相談しながら形を決めていきます。

 

 

家具職人さんの手間ひまや道具の損料、

そしてふたたび運搬費がかかります。

 

今日の「わかった!」

 

木材には様々な費用がかかってきます。

それは運搬費だったり手間賃だったり保管料だったり

様々な人や場所とかかわり、実際の製品になっていく。

 

こう考えるととっても贅沢品ですよね。

 

でも、こうした手間ひまかけて作った家具は

3世代は十分使える製品に完成します。

 

どこかの安い家具を5年や10年で買い換えるよりも

家族の笑顔と歴史をともに歩んだ家具とでは

本当の価値は全く違ってくると思いませんか?

 

 

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<編集後記>

次年度に向けた僕の仕事も一段落しました。

買い換えたカヤックをやっと出動することが出来ました!

 

 

処女航海なのでシャンパンを準備しましたが

なんと河口湖は外国人だらけになっていました!

 

あまりの人でハズカシクなり

シャンパンは持って帰ってきました・・・・。

 

今回はトラウト(鱒)狙いだったのですが

ブラックバス釣りの人がものすごく沢山いて

全く釣れませんでしたが

今回はカヤックフィッシングの練習だったので

良い練習になりました!

 

今度はブラックバスや、

船橋沖でスズキを狙ってみたいです!

 

あれれ?駿河屋さんは登山好きじゃなかったっけ?

という皆さん。

僕の遊びのルーツは釣りなんです。

 

【ブログ】釣りキチ少年だった僕がダイビングにハマったワケ

 

登山シーズンは雪が降ってから。

また報告しまーす!

 

 

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