皆さんこんにちは。
駿河屋の九代目 一桝です。
木造住宅の劣化は、木を腐らせる菌である「腐朽菌」(ふきゅうきん)や
シロアリなどの生物により劣化するものなどを「生物劣化」(せいぶつれっか)と呼んでいます。
腐朽(ふきゅう)とは木材が腐る事をいいますが、これは「腐朽菌」が原因です。
腐朽菌発生には水分と温度によって発生する条件をつくります。
一般的に「木材は腐りやすい」と思われがちですが。これは木の種類やおかれている環境によって全く違ってきます。
住宅を調査する際に、土台の含水率(土台が含んでいる水分の量)を測ることがありますが
これは温度と湿度によって「腐朽菌」が活性化しやすいかどうかを判断するためです。
木材の含水率は通常15~25%程度ですが、腐朽菌が発生するのは35%を越えた場合です。
原因はお風呂からの漏水や雨漏れ、地盤が土砂や植物で高くなって、基礎が埋まっていたケースなどもありました。
もう一つの生物劣化である「シロアリ」ですが、一見しても腐朽菌の腐れと違いが分かりづらいこともあります。
シロアリは普通のアリと違って、身体にくびれがなく、ずんどう型です。
日本ではヤマトシロアリとイエシロアリの二種類が一般的です。
ヤマトシロアリは全国に生息していますが、イエシロアリは静岡より西に生息しています。
(温暖化で生息範囲が北上中)
ヤマトシロアリは建物の土台など、地面に近いところが多く。
イエシロアリは小屋裏まで達することもあります。
被害は木材を食い荒らすので、木がスカスカの状態になっていないか?
または建物の基礎に蟻道(ぎどう)と呼ばれる道をつくるので、それを探したりします。
これらの「生物劣化」は、木造住宅の構造体に大きなダメージを与えるので、
自宅や実家などが、そのような状態の場合には、正しい改善方法で早めに手を打つ必用がありますし
木造の中古戸建て住宅を購入する場合には、生物劣化の有無だけでなく、
湿気の状況を確認し、将来的に生物劣化が起こりづらい環境の住宅を選ぶことがとても大切です。
建築のプロでなく、皆さんでもおおよそ判断できる方法があります。
それは床下をあけた時の空気感と匂いです。
木造住宅は1階にキッチンがあることが多いですが、その場合には床下収納を空けて床したの空気を調べてみてください。
1階にキッチンがなくても、点検口があるかもしれません。
床下を空けたときに湿気た空気だったり、カビの匂いがしたら専門家に調査を依頼することをお勧めします。
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<編集後記>
先日は久しぶりに会社のIT化研修のあと、
現場スタッフと大工の棟梁とで居酒屋にいってきました。
本当にコロナ禍になって久しぶりです。
居酒屋は大繁盛で1軒目は入れず、2軒目でやっと入れました。
大工の棟梁と話しをすると、本当に僕たちの家づくりが好きで、頑張ってくれているのがビンビン伝わってきて嬉しかったです。
また、若手の現場監督にもハッパかけてくれたり、褒めてくれたり。
なんだか僕も嬉しくなりました。
やっぱりたまに職人さんとお酒を酌み交わして想いを語り合うことはとても大事だなと感じました。
若いスタッフが11月から増えるので、棟梁は彼らにも良い影響を及ぼしてくれると思います。
僕も棟梁の期待に応えられるよう、もっと頑張らなければ!と感じた夜でした。
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