こんにちは。駿河屋の九代目当主一桝です。

新年明けましておめでとうございます。今年のお正月はどのように過ごされましたか？僕は年末年始の墓参りの前後は雪山にどっぷり浸かってました。下山したあとの家庭料理や温かいお風呂や布団は本当に有り難いです。さて今日は、基本にもどって「なぜ自宅の空気が健康に大切なのか」というお話しをします。

それでは、今月も子育てママにお役にたてる、おうちの中で大切なこと、発信します！

【健康な住まいには、良い室内空気を心がけることが大事】

お部屋にあるもので、家の空気は良くも悪くもなる

突然ですが、皆さんは一日に何キログラムの空気を吸っていますか？水の中で水の重さを感じないように空気中では空気の重さを感じることは出来ません。

ちなみに、食べ物は２キロ　水も２キロ程度と言われています。空気はなんと２０キロと言われています。

食べ物は胃から吸収されて肝臓で分解されて体内に吸収されて、不要な物は排泄物として出て行きます。しかし、空気は肺胞から直に血液であり血液中の不要なものは、発汗などしても、なかなか体外に排出されません。そう考えると、意外に空気って無視できないと思いませんか？

そんな大切な「空気」ですが、家の中の空気って、なにで出来ているのか考えてみましょう。

すぐに思いつくのが畳や壁紙、フローリングなどの建材、芳香剤や消臭剤、殺虫剤、エアコンやヒーター、カーテンや家具なんかもそうですね。

そのほかにもガスレンジ、ストーブなどのＣＯ２、タバコや人間もそうです。パソコンやＯＡ機器もです。思いつくままに列記しましたが、実はこうしたものから、私たちの健康を害する科学物質などが発生しているのです。

私たちは公共工事を行うこともありますが、学校などは、空気環境測定を行います。

工事前に環境測定を行い、工事後も環境測定を行うことで、害の強い建材が使われていないか判断するのです。

当然、行政から委託された第三者機関が測定するのですが、あるとき、工事に関する建材が、行政の指示通りだったのにも関わらず、室内の化学物質の濃度が上がってしまったことがありました。

調べて見ると、生徒さんの中国産の上履きが原因だったということです。

それくらい、室内にあるもので空気環境というものは左右されるのです。

なので、大掃除も終わって新年を迎えた今、色々とお正月セールもあると思いますが、あまり香りの強い物や、合板で出来た匂いの強い輸入家具や、合成洗剤や芳香材など、一度に沢山買い入れてしまうと、室内環境は悪化する可能性があります。

こうしたものが原因で、アレルギーなどの疾患に繋がると言われていますので、少し控えめにするくらいが丁度良いかもしれませんね。

それでは今年も宜しくお願い致します！