ブログBLOG

本物の自然素材でリフォーム 国産畳を求める旅-6(い草刈り取り)

RELEASE:2013.12.14     UPDATE:2016/12/03
CATEGORY:ブログ, 社長ブログ, 自然素材
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

みなさんこんにちは。一桝です。

 

前回に引き続き、い草農家さんへの住み込み体験報告です。

 

私は平川さんのお宅で3日間お世話になることになりました。

 

途中、ホームセンターで足袋のゴム長靴とカッパを購入し準備完了。

 

ご自宅で、奥様とお母様へのご挨拶もそこそこに、準備をして

 

早速作業開始です。

 

 SAMSUNG

 

 

まず当たり前ですが広い!!

広大な田んぼに緑のい草がわさわさ生えております!

 

SAMSUNG 

 

 

しかしこれは、水平に張られているネットのおかげで真っ直ぐ立ってるのです。

 

SAMSUNG

 

 

このネットを外すところから作業が始まります。

SAMSUNG

 

 

ネットをはずすと、このような状態になります。

 

 

SAMSUNG

 

 

ネットを外したら、ハーベスタで刈り取って行きます。

後ろのカラスは刈り取りしたあとにあらわになった、タニシを食べに来ております。

 

 刈り取りは奥様担当ですが、これも忙しそう!

 

刈り取られたい草がどんどん上がってくるのを、荷崩れしないよう積んでいきます。

 

 

 SAMSUNG

 

戻ってきたら、積んである台車ごと下ろして、空の台車に積み替えます

刈り取られたばかりのい草はみずみずしく、美しい!感動しました!

 

 

 SAMSUNG

 

このい草の根元を揃えて、台車の山からコンテナに積み替えます。

汗だくになりますが、気にしてられません!

 

季節は7月初旬、梅雨明け直前か梅雨明け直後くらいの真夏です。

 

なぜこの時期に刈り取りをするのかというと、い草の中の発泡性の部分が暑さで急激に成長をし、その部分が踏み心地など様々な畳の品質を決めるのです。

 

ちなみに中国では、暑くなる前に刈り取る(早ガリ)を行っており、そうした意味でも国産のものに比べ、品質的に劣っているということです。

 

また、真夏の昼前後は日差しが強すぎる為に、い草の品質が落ちてしまうのだそうで、なんと、午前2時とか3時から真っ暗な中、農家さんは刈り取り作業を開始しており、昼は昼寝の時間をとるそうです。

 

他の農家さんは、4時くらいからはじめるところもあるそうですが、平川さんは品質重視とともに、お子さんとの朝食の時間を大切にしたいということで、午前2時から作業を始められております。
なんか、じーんと来ました・・・。

こういう話しが聞けるのも、産地で生産者の皆様と会って体験するからなんですね。

改めてとても大切なことをしているんだなぁと感じました。

 

 

 SAMSUNG

 

ところでご主人はというと、コンテナに山になったい草を、自宅隣の倉庫兼、加工場へフォークリフトで持って行きます。

 

 

 

自宅倉庫ではどのようなことが繰り広げられているかというと

 

 

SAMSUNG  

 

 

 クレーンでコンテナを吊り込みながら

 

SAMSUNG

 

 

染土を溶いたピットに沈めて

 

 

SAMSUNG

 

 

天然泥染めを行います。

 

淡路島などの土を配合して染めていきます。

 

染める時間はものの3分とか5分程度。

 

染めるというより泥水に浸ける感じです。

 

これによって香りが引き立ち、滑らない畳表となります。

 

この泥が体に悪い!といい、泥初め否定派の方もおりますが

全く問題ありません!

 

それよりも、泥初めも日本の伝統文化の一つですから、泥染めの風合いも含め、たのしんでみたいものですよね。

 

さてさて

 

そのあとは、乾燥釜へ入れ、乾燥作業です。

 

 

SAMSUNG

 

 

この乾燥釜がでかい!

 

 

SAMSUNG

 

 

自宅のリビングよりも広いです!

 

 

SAMSUNG

 

 

クレーンで慎重に運んでセットして行きます。

下から熱風を送り込み、15時間から17時間かけて乾燥させます。

 

 

 

 

 

明日は乾燥したい草を取りだし、2階の倉庫に移動するのが朝一の仕事です!

 

この日の晩は、すごいご馳走をご用意頂き、平川さんご家族と楽しくお酒も頂きました。

なんと、焼酎の本場に、東京の焼酎を持参するという失態!

でも東京バナナはよろこんでいただけたようでした!

明日は3時起床で作業開始です!

 

 本物の畳を求める旅-7へつづく

 

 

ブログ 本物の畳を求める旅

その1 / その2 / その3 / その4 / その5 / その6 / その7 / その8

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 家づくりのコンセプト
  • 施工事例
  • お客様の声

お問い合わせCONTACT

こだわりの自然素材・天然素材(珪藻土・無垢・無添加・漆喰・い草・畳・和紙・塗料・布クロスなど)を使った注文住宅・リノベーション(フルリフォーム)・健康住宅なら東京都墨田区の駿河屋

0120-124-029

< 事業エリア >

東京 23区(墨田区・台東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・世田谷区・中央区・千代田区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区・足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区)、三鷹市、調布市

千葉 習志野市、鎌ヶ谷市、柏市、松戸市、市川市、浦安市、船橋市

埼玉 三郷市、八潮市、草加市、越谷市、鳩ヶ谷市、川口市、蕨市、戸田市、朝霞市、和光市、浦和区

神奈川 川崎市

  • 現住所が遠隔地であっても、建築地が上記対象エリアであれば施工可能です。
< 事業エリア >
東京  : 23区(墨田区・台東区・品川区・渋谷区・新宿区・杉並区・世田谷区・中央区・千代田区・豊島区・中野区・練馬区・文京区・港区・目黒区・足立区・荒川区・板橋区・江戸川区・大田区・葛飾区・北区・江東区)、三鷹市、調布市
千葉  : 習志野市、鎌ヶ谷市、柏市、松戸市、市川市、浦安市、船橋市
埼玉  : 三郷市、八潮市、草加市、越谷市、鳩ヶ谷市、川口市、蕨市、戸田市、朝霞市、和光市、浦和区
神奈川 : 川崎市

※ 現住所が遠隔地であっても、建築地が上記対象エリアであれば施工可能です。