皆さんこんにちは。

駿河屋の　一桝です。

戸建て住宅を購入したいと思っている方に、選ぶ上で特に重要な要素を２つお話しします。

１つは「築年数」、もう１つは「構造」です。

１）築年数

戸建て住宅は大きな地震や台風などの災害のたびに、建築基準法の法改正が行われ、性能が向上してきました。

細かい話しを理解する必要はありませんので、ざっくり

「２０００年以降の建物を買う」

と理解してください。

理由は断熱性能や耐震性が現代住宅レベルに変わった年代だからです。

これ以前の建物は、「古い住宅」だと思ってください。

その為、耐震や断熱などの大がかりな工事が必要になったり、窓の性能も低く、高熱費が現代住宅に比べてかかってしまったりします。

現代住宅の性能に近づけるために、物理的に工事を行うことは可能です。

しかし、リノベーションの費用がかさんでしまう割に、得られる安全性と快適性の向上が難しい建物です。

それでも古い住宅に耐震補強と断熱補強をしなければならない！

という場合があります。

それは、実家の建て替えをすると、建築基準法の法規制で今より小さい家しか建たないのでリノベしか方法がない

ですとか

購入する物件が「文化的価値」があり、そこに住みたいという強い思いがある場合です。

それ以外の場合には、２０００年以降の建物を購入したほうがあとで後悔しません。

２）構造

戸建て住宅の構造は、一般的に

「木造在来工法」

「ツーバイフォー」

「軽量鉄骨構造」

の３つに分かれています。

その中で、「ツーバイフォー」と「軽量鉄骨構造」（ハウスメーカー等）は、間取り変更が「木造在来工法」に比べてとてもしづらい工法です。

話しは少しかわりますが、古い木造住宅は一時期、間取りを細かく区切り部屋数を多く見せて売る方法がとられていました。

その為、現代の間仕切りを少なく広く使う住まい方には馴染みません。

つまり、「ツーバイフォー」や「軽量鉄骨構造」の建物を買ってしまった場合には、あとから間取りを変更したくても出来ない可能性が高いため

現代の住まい方に適した家にリノベすることが難しい家であると思ったほうが良いです。

例外は、ハウスメーカーの建てた家を購入して、ハウスメーカーの構造計算を行いながら間取り変更をするということは、もしかしたら可能かもしれません。

しかし、一般的な在来工法の住宅の間取り変更より高価になると思ってよいでしょう。

もしも、「ツーバイフォー」や「軽量鉄骨構造」（ハウスメーカー等）の戸建てを購入する場合には、「間取り変更が出来ない」という事を頭に入れて購入を決断してください。

その為には、その家に実際に住んでいるイメージを購入前にしっかりとすることが重要です。

特に狭いリビングの場合には、家族だんらんが出来る間取りに変更できないとなると、食事の時だけ集まり、あとはみな部屋に引きこもる。

せっかく高額なローンを組んで住宅を手に入れても、そんな生活が待っています。

物件購入して数年たってから、困ってご相談に来られる住宅は、今日お話しした２つをしっかり検討して購入されなかった方です。

以下のブログが参考になると思うので是非読んでみてください！

「売る為の間取り」と「幸せになる為の間取り」とは

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間取りさえ良くつくれば、家族が仲よくなると思ってはいけない

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