皆さんこんにちは。
駿河屋の九代目 一桝です。
健康の為に食べ物に気を使う人はいても、
「あかり」に気を使う人は
少ないのではないでしょうか。
食べ物はカロリーや素材の種類、
栄養のバランスなどがとても大切ですが、
「あかり」も生理的に望ましい量や
質などが大切であることが、
科学的研究で明らかになってきています。
人間の身体には目の視細胞からつながる
脳の視床下部に体内時計があり、
それによって体温の変化や
ホルモン分泌のリズムが刻まれています。
それによって、眠くなったり、
朝自然に目が覚めたりする周期がきまります。
その周期は1日と同じ24時間ではなく、
23時間から25時間と、
人によって様々です。
なので、
その周期を24時間にしていかないと、
一般社会とのリズムにズレが生じて、
社会に適応することが辛くなってきます。
したがって、
生体のリズムを24時間に
合わせることが必要になりますが、
その為の外部要因として
「あかり」があり、
運動や食事などがあります。
体内時計を24時間周期に
あわせる良い光の浴び方は、
朝から昼に自然光を沢山浴びて、
夕方から夜は光を浴びすぎないことです。
パソコンや携帯電話やテレビなどは、
太陽光や白色蛍光灯と同じように
ブルーライトが多いため、
体内時計に影響を及ぼしてしまいます。
これが、夕方から夜はブルーライトを
避けるほうが良いと言われている理由です。
反対に、オレンジ色に見える白熱灯や
電球色のライト、ロウソクや松明(たいまつ)
などの炎は、夜に見ても
体内時計を遅らせる効果が少ないです。
しかし、
強さと時間も大きく影響するので、
電球色だからといって
強い光で夜間に長時間浴びてしまえば、
ブルーライトを浴びているように
体内時計に影響を及ぼします。
体内時計を調整する
朝から昼に浴びる光としては、
太陽光が1番です。
反対に夜のあかりとしては、
白熱灯などであっても、
あまり浴びすぎないことです。
イメージとしては、
仕事から帰ったら食事から就寝までは、
徐々に照度を下げていくことが良いでしょう。
また、
就寝前までテレビを見続けたり、
携帯電話をいじったりしすぎるのも
とても影響してきますので、
意識して見ないようにすることを
習慣づけるほうが望ましいです。
私の場合には、
自宅は全て白熱灯にし、
テレビと携帯電話は就寝1時間前には
控えるようにしています。
体内時計の乱れによる障害は、
不登校や睡眠障害、
冬季うつなどもあります。
「冬季うつ」に関しては
以前ブログでも書きましたので、
興味のある方は読んでみてください。
ブログ「冬季うつ病は意識して日光を浴びる」
さらには、
肥満や動脈硬化、糖尿病やがんのリスクを
高めるという研究結果も出ています。
最近は睡眠アプリなども沢山でています。
私も利用しており、
眠る際にその日にどういった生活を
おくったかを記録することで、
自分はどんなパターンだと、
眠りの質が良くなるのか、
もしくは眠りが浅くなるのかを
自分のデータから読み解き、
原因となっているであろう要素を無くす事で
睡眠の質の改善に役立てています。
住宅内部の照明には
どのように気を使うべきでしょうか。
日本の住宅は一般的に
一つの部屋で様々な生活がおこなわれるため、
その生活に適した照明ができるように、
部屋全体を照らす主照明と、
それを補う局所照明を
適切に配置することが良いでしょう。
一つの部屋に様々な照明があれば、
生活シーンに応じて
使い分けることが可能になります。
また、
調光と呼ばれる、
明かりの強さを調整できるスイッチを付けると
より様々なシーンに適した照度を
つくりだすことが出来るようになります。
クルーゾフ効果とは、
光が及ぼす心理的効果のことです。
暖色系の色の光りでは、
低い照度が快適で、
明るすぎると暑苦しく感じます。
また
白色蛍光灯や白色のLEDなどの照明では、
暗いと陰鬱に感じ、
明るいと快適に感じる傾向があります。
こうしたことからも、
自宅は休息の場のため、
暖色系の明かりで
少し暗めにすることが良いことがわかります。
毎日の生活をするなかで、
体内時計を調整するために
明かりをつかった生活改善をする方法があります。
朝の散歩はそうした意味で
とても良いとされています。
朝日が入るような寝室にしたり、
最近ではタイマーでカーテンを開けて、
自然光で目覚めることが出来る
機器も販売されています。
日中に家にいる時間の長い高齢者などの
生活改善をする場合には、
日当たりが悪い1階のリビングよりも
2階にリビングを移して、
日中の自然光を取り込みやすくするという方法もあります。
人間には体内時計が備わっていますが、
1日24時間よりも長かったり短かったり、
個人差があります。
その差を正しく合わせるために
「あかり」がとても重要な役割をになっています。
しかし、
この「あかり」には種類があり、
それを適切に選択して浴びることが、
身体の周期を適切にし、
ホルモンの正しい分泌や
質の良い眠りにおいて不可欠なのです。
朝から午前中はしっかりと自然光を浴び、
夕方から夜はブルーライトを避けて
暖色系のあかりを
必要最小限に灯した生活をする。
就寝直前までパソコンやテレビ、
携帯電話を見ないなど、
生活習慣の改善が必要です。
また、
寝室やリビングを移動することが、
自然光を正しく得られるのであれば、
検討することも必要かもしれません。
いずれにしても、
体内時計がずれてくると
睡眠や精神、健康障害につながりますし、
その影響は少しずつ出てくるので
気づきずらいものです。
皆さんも一度ご自身の
「あかり」について
見直してみてはいかがでしょうか。
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<編集後記>
正月2日から山形にある秘密基地に
友人と行ってきました。
山の仲間と10年ほど前に
購入したものですが、
それぞれ子供が小さかったころは
よく集まっていました。
最近は子供も大きくなり、
それぞれが忙しくなったために
最近ではなかなか集まれていません。
今回は某大学の准教授のKが
娘をつれて来ました。
雪の量は例年の1/3ほどしかなく、
近くのスキー場もまだ
オープン出来ていませんでした。
Kは二度目の南極観測隊が
ほぼ決まっているのですが、
飲みすぎによる肝機能悪化により再検査。
しょうが無いので、
肝機能を早期に回復する
牡蠣肉エキスを贈ってやりました。
南極行けるといいね~。
お土産は南極の氷。
これをウイスキーのロックで頂くと美味い!
数万年前の空気がシュウシュウと
音をたてて出てくるんですよ。
駿河屋を知らない人がまず最初に読む「駿河屋の想い」
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
幸せの住まい作り最初の一歩を間違えない為の
★産直の厳選素材住宅 自然素材住宅・珪藻土・無垢の木なら創業1657年 駿河屋
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