キッチンの使い勝手に

もっとも大きな影響があるのがレイアウトです。

 

この「レイアウト」とは

Ｉ型とかＬ型とかアイランド型とか

という話しではありません。

 

「レイアウト」とはキッチンの「かたち」

ではなく、キッチンそのものを「どう捉えるか」

ということで変わってくるものです。

 

 

キッチンそのものを「どう捉えるか」

 

 

部屋の形状や位置、

調理の作業や動線をどう捉えるか

仕入れた食材をどう保存するか

 

そしてなにより

 

キッチンで調理をするお母さんが

キッチン自体をどう家の中で捉えているか

という考え方などによって、

「レイアウト」はそれぞれ個性的になるはずです。

 

その部分を私達が整理すれば

おのずと「レイアウト」は決まってきます。

 

 

キッチンのセオリー「ワークトライアングル」

 

 

キッチンの設計をするうえで

よく言われているのが

「ワークトライアングル」です。

 

これは

 

シンク、ガスレンジ、冷蔵庫、

それぞれを結んだ

位置関係を三角形で表したものです。

 

ワークトライアングルとは、

その三角形の距離や一辺ずつを足した

合計長さなどがうたわれていますが

小さなキッチンなどでは

あまり意味がありません。

 

なぜなら小さな家では理想となる数値を

追い求めることが難しいからです。

 

また

 

それぞれの距離が短ければ短いほど良い

と考える人もいれば

 

多少の距離があっても

家族で一緒に調理のできるスペースが欲しい

という人もいるからです。

 

 

キッチンの設計で重要な要素

 

 

こうしたことを踏まえると

一概に効率だけでの理想を追い求めるよりも

キッチンという場を家族でどう捉えるかによって

設計は変わってきます。

 

調理や配膳だけではなく

料理する人とのコミュニケーションをとることや

手伝ったりすることも要素に入れる人もいるでしょう。

 

また調理する場所と食べる場所との

関係性もとても重要な要素です。

 

こうしたことが、皆さんにとっての

重要な要素となってきますので

設計者へ伝える際には

 

「アイランド型が良い」や

「対面式が良い」ということではなく

キッチン全体の要素をしっかりと

伝えることのほうが大事なのです。

 

 

要望を伝える為のシート

 

こうした様々な要素が組み合わさって

理想のキッチンは完成します。

 

なので、そうした要素をくみ取れる為の

ヒアリングがとても重要になってきます。

 

例えば僕たちであれば

「住まい作り羅針盤」というシートを

お客さまにお渡ししているのですが

 

そこにはキッチンの「形」に対する

質問などはありません。

 

「形」から入るのではなく

キッチンそのものを家の中で

どう位置づけるのかによって

 

「レイアウト」が決まり

「Ｌ型」や「Ｉ型」などが決まってくるのです。

 

 

今日の｢わかった！｣

 

 

キッチンをプランニングするうえで、

「レイアウト」はとても大切です。

 

しかし

この「レイアウト」は

「I型」とか「L型」とかの話しではありません。

 

「レイアウト」とは家に住む家族の

「キッチンに対する考え方」が

一番大切なことであり

 

その結果、「I型」とか「L型」とかの

話しになるのです。

 

「キッチンに対する考え方」は

「家づくり羅針盤」などを活用しながら

住まいの中で、家族にとって

キッチンをどう位置づけるのかを

しっかりと考えてみることが

失敗しないキッチンづくりのコツです。

 

 

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＜編集後記＞

今日はこれから動物病院の先生に

お目にかかってきます！

 

営業ではありませんが

ペット用の良品を扱うメーカーの友人を

ご紹介しにいってきます！

 

 

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