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自然豊かな子育てに適した郊外の家の購入は人口減少によるリスクを知っておく

RELEASE:2018.04.30
CATEGORY:ブログ, 不動産売買, 社長ブログ
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家を建てたい方や購入したい方は

どういった考えで住む街を決めるでしょう。

 

予算や育児や介護の問題も

重要な要素になってきますよね。

 

今日は住む街を郊外にした場合の

リスクについてお話しします。

 

※画像は山形の秘密基地で子供たちと雪そば。

 

 

自然豊かな子育てに適した郊外の街

 

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小さなお子さんがいるあいだは

お父さんが多少ガマンしても

自然の豊かな場所に住みたいという方は

意外に多い物です。

 

通勤時間をガマンすれば

都心から外れた郊外の街は

自然豊かな町並みですし

少し移動すれば山や川があり

子育てにはとっても良い環境ですよね。

 

僕の友人も、子育て優先で

郊外に家を買った人が沢山います。

 

そもそも購入価格も抑えられ

都心の生活に比べて庭もあるし

のびのびと子供は育っているようです。

 

 

郊外の街の建設ラッシュ

 

モザイク

 

郊外の街はいままでどんどん新築住宅が

建てられてきました。

農地の合間をぬって建てられてきた場所も

沢山あります。

 

埼玉のとある街では、無計画に農地に

入り込んでいる住宅街もあります。

 

これまで税金を投入して整備してきた

中心市街地やニュータウンの人口は

減少してきていますが、郊外の農地が

宅地化されて、どんどん新築住宅が増えました。

 

 

車と商業施設があれば大丈夫か?

 

IMG_1536

 

こうした住宅は主に子育て世代の

夫婦や家族が取得して住みます。

 

先にお話しした僕の友人も

そうした世代です。

 

多少不便でも、車があれば

買い物には不自由しません。

 

ロードサイド店舗は大手チェーン店の

飲食店や物販店があります。

 

商業施設にいけば、生活に必要なものは

一通りなんでも購入することが可能です。

 

ネット環境さえあれば、アマゾンや楽天で

都会の店舗でも手に入らないものが

普通に購入でき、宅配便で届きます。

 

とても便利な世の中になったので

郊外の住宅は都会と変わらない。

むしろ自然豊かなだけ、郊外のほうが

魅力的にうつります。

 

 

人口減少による郊外の住宅地への影響

 

P1040259

 

これからの人口減少社会において

郊外の街の人口が減った場合には

一体どういった影響があるのでしょうか。

 

商業施設の撤退

 

1つは大手商業施設の撤退が予想されることです。

企業は利益を出すことが事業の前提です。

 

人口が減少して需要が減れば

それだけコストが増え利益が減るので

撤退をしていきます。

 

今有る巨大な商業施設は

あるひ突然、無くなる日が来るかもしれません。

 

大手チェーン店の店舗などは

利益無しとみれば早々になくなります。

 

郊外にあった商店などが

大手商業施設に駆逐されたのに

その大手のメリットがなくなれば

あっさり彼らは撤退を決めます。

 

そうしたことで、街が不便になることで

その街の魅力も下がり、自宅の資産価値も

下がっていくことは十分考えられるのです。

 

 

インフラの質の低下

 

行政のサービスである病院や警察の

緊急対応など、質が低下します。

 

また道路や水道などのインフラや

街の整備やゴミ処理の問題も

予算が無くなることで低下します。

 

介護の施設やサービスも

数が減ることで選択することも

出来なくなるかもしれません。

 

 

交通機関の質の低下

 

JRでさえ現在の路線の過半数が

赤字路線と言われています。

 

赤字路線の場合には、地元の行政が

支援している場合がありますが

人口が減り続ければ電車やバスの

数は少なくなるのは間違いありません。

 

車があるから大丈夫かもしれませんが

一体、何歳まで車を運転できるでしょうか。

 

 

売却できないリスク

 

IMG_1253

 

大丈夫!そうなる前に子育てが終われば

売却して都会に戻るよ!

という方もいるかもしれません。

 

しかし、

人口が減って街の魅力が低下すると

その街に住みたいという人も減ります。

 

需要がなくなれば当然価格が下がります。

場合によっては「売れない」「買い手がつかない」

という状況も十分に考えられます。

 

特に東京オリンピック以降は

かならず景気が後退するという声も聞こえますし

現在は不動産バブルだという声も聞こえます。

 

納得いく価格で売却できる確率は

非常に低いかもしれません。

 

特に戸建て住宅は、家自体の価値は

22年の間に税法上は価値がゼロになります。

現代の不動産価格はこうした税金に基づいた

原価償却期間とほぼ同じなので

子供が成人するころには価値がゼロになります。

 

その時に街の魅力が下がっていれば

土地の価格も下がることが予想されます。

 

なのでこれから住宅を取得する人は

郊外の街に住むということは

それだけリスクがあることを十分に理解して

購入しなければなりません。

 

特に駅からの距離が遠い、

バスに乗らなければならない、

など交通が不便なところは

よほど慎重に決断をしなければなりません。

 

 

今日の「わかった!」

 

自然豊かな郊外の街は

子育てにはとても魅力的です。

 

特に子供は幼い頃から様々な雑菌に

まみれて免疫力を鍛えていくものです。

 

そうした意味では、自然に近い住環境は

とっても良いと言えます。

 

しかし

 

住宅という資産を30年以上かけたローンで

取得するからには、資産価値の面でも

しっかりと考えておくことが重要です。

 

安易に購入を決めてた家が

衰退する町にあった場合には

これから人口減少社会になったとき

どう変貌していくのかをしっかりと

見極めながら、なるべくリスクの低い街を

選ぶということが重要になってきます。

 

 

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<編集後記>

最近、尊敬するセンパイのご縁で

ビジネス塾へ入塾しました。

 

事前に先生の著書や動画などを拝見したときに

先生のビジネスでの独自の切り口と

論理的手法に目からウロコがぼろぼろ落ちて

入塾を決めました。

 

会社とはただ利益を出す金儲けの

組織ではないというのは

世間でも当たり前の認識になってきましたが

適正な利益を生み出し続けるサービスでなければ

お客さまがより満足して下さることへの

再投資も出来ませんし、働くスタッフの

生活の質も向上しません。

 

よりよいサービスを適正な対価を頂き

スパイラルのように上昇しながら

地域社会に「駿河屋さんがあって良かった」

と言われる会社になりたいです。

 

それが出来たら、心ゆくまで

厳選素材住宅の箱(棺桶ですが・・)で永眠できる

と思うのです(笑)

 

 

 

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