シックハウス症候群や化学物質過敏症の
実際の症状を感じているかたがたからの
ご相談がありますが、
今日は実際にどういったアドバイス、
対策をしているかお話します。
目次
対策は相談者がおかれている状況によって違う
症状を感じている方で
リノベーション(フルリフォーム)や新築を検討されており
緊急生を有しない方の場合には
ご自身と住宅に使われる素材との
相性をじっくりと確認をしながら
リノベーション(フルリフォーム)や新築を進めていきますが
症状を感じているにも関わらず
リノベーション(フルリフォーム)や新築をすぐに出来ない
という方もいます。
それは、リノベーション(フルリフォーム)や新築することで
症状が発生してしまい、再度こうした
住まい作りにすぐに着手できない場合です。
また、そうした新築やリノベーション(フルリフォーム)に
よるものではなくても
さまざまな環境からの影響により
症状が発症してしまったけれど
すぐに対策工事が様々な事情により
出来ないという場合もあります。
さらには、症状の度合いによって
緊急生があるのか、そうでないのか
などによっても違ってきますので
相談者の皆様は、ケースバイケースで
ご相談をうけているというのが実情です。
引越しをしたけどまわりの環境が悪かった
新建材の住宅に引っ越して
症状が発症してしまい
再度引越しをしたのですが
幹線道路に囲まれて、排気ガスの
濃度が高くなっているエリアになり
さらに引越しが必要になった
という方も過去におりました。
住まいのあるまわりの環境は
地図などで俯瞰して全体をみる
ということも必要です。
また、消毒や殺虫剤などの影響を
すくなくしたいのであれば、
公園付近や街路樹近くの
低層階を避け上層階にするなど
配慮が必要になってきます。
こうした住まいの周辺環境なども
みながら引越し先を決めることも
とても大切な要因となります。
新築・リノベーション(フルリフォーム)で症状が出た
せっかくのマイホームを手に入れても
新建材の影響で症状が出てしまう方も
まだまだおります。
なかなか夢のマイホームのせいで
自分の体調がすぐれないとは思いたくないので
住宅のせいだとは思わない方もいますが
症状の時期や具体的な症状をうかがうと
残念ながら住宅が要因のひとつとなっている
または合板などをつかった家具が原因と
なっている場合も少なくありません。
こうした場合にまずやるべきことは換気です。
毎日もしくは常に換気を行い、
日々家具や建材から放出される化学物質を
室外に出さなければなりません。
特に夏場の締め切った室内に
仕事を終えて帰るようなときには
暑くても一度よく換気をして
室内の空気を出してから
エアコンのスイッチを入れてなおかつ、
24時間換気は稼動させなくてはなりません。
化学物質は温度の高い状態で
放出されやすくなりますので
夏場にヒーター等で室内温度を上げ
なるべく早めに化学物質を放出させる
という方法もあるといわれますが
反応する化学物質によっては
あまり有効ではないと言われています。
症状が重く緊急生がある場合
症状が日増しに重くなるような場合には
早くその場を離れることをお勧めしています。
まずは一旦その場を離れ
ご自身の体の変化を見て改善しながら
今後の対策を考えることが重要です。
一時非難する場所ですが
私たちは築年数の古い木造家屋が
理想ですが、公園や街路樹の近くなどは
避けたほうがよいでしょう。
マンションであれば、築年数が古く
リノベーション(フルリフォーム)していないものです。
リノベーション(フルリフォーム)済みのものは新建材からの
化学物質の濃度が高ため
症状が悪化する可能性があります。
賃貸住宅でできること
賃貸住宅に避難する場合には
おおよその築年数や構造や近隣の環境などで
めぼしをつけながら、空室になる予定があるか
聞いてみます。
もし空室が出ることが明らかであれば
オーナーがリノベーション(フルリフォーム)をすることを止めて
一旦、内部を見せてもらいながら
内装がそれほど痛んでなければ
合成洗剤などを使わない
ハウスクリーニングを依頼します。
こうすることで、室内の化学物質は
大分防ぐことができます。
内装が汚れている場合には
自費で負担などを提案しながら
布や紙をでんぷん糊で施工して
リノベーション(フルリフォーム)をするなど、オーナーの
了解を事前にとれれば可能となります。
自然派クリーニングといっても
汚れの度合いによっては合成洗剤を
使ってしまう職人さんもいるかもしれませんので
十分に注意が必要ですし
布や紙で壁紙を貼り変える場合にも
糊や素材と身体との相性を必ず確認してくれる
施工会社さんを選ばなければなりません。
今日の「わかった!」
シックハウス症候群や化学物質過敏症は
少しずつ世の中に認知されてきましたが
まだまだです。
私たちも不動産業者として
他の不動産会社さんに、相談者の方の
事情を話して物件探しを手伝っていただくのですが
なかなか、不動産会社の窓口の方や
オーナー様の理解を得られない場合も多いです。
そうはいっても、以前よりもセルフビルドや
DIYリノベーション(フルリフォーム)など可能な賃貸も出てきており
以前より可能性はかなり高くなってきています。
賃貸への一時非難などを検討されている方は
不動産会社さんへ事情を説明するなど
相談されてみることをおすすめします。
しかし、必ずしも体調が改善するとは
言い切れないのが難しいところです。
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<編集後記>
今日は大阪に来ています。
5年以上前になりますが、
ある数日間の研修で一緒になった
同じ工務店の社長が
「経営計画発表会」を開催するというので
応援と勉強にきています。
この「経営計画発表会」は通常
業績のよい会社が行うのですが
友人の企業は、本当に辛い時期も
欠かさずに実行してきたと聞いて
この決意や覚悟に頭が下がる想いです。
今日はそちらで勉強させて頂き
明日は鳥羽で昔ながらの工法で
土を醗酵させて壁塗りをするなど
ご自身の手で家づくりをしている方の
勉強とお手伝いに伺います。
その翌日は三重県の津市で
来年着工のお客様に新月伐採で
大黒柱を自ら伐採してもらいます!
なので荷物はスーツやら作業擬やら
山の服装やらで大荷物になってますが
さらに、ランニングのスニーカーやウエアーなども持参
海外旅行並みの大荷物となっています・・・。
またブログでも報告しますので
楽しみにしていてください!
駿河屋を知らない人がまず最初に読む「駿河屋の想い」
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
幸せの住まい作り最初の一歩を間違えない為の
★産直の厳選素材住宅 自然素材住宅・珪藻土・無垢の木なら創業1657年 駿河屋
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