不動産会社さんは不動産のプロですが
建物に関してはプロではありません。
建物のプロは建築士です。
なので不動産購入には
不動産のプロと建築士のプロの
意見を聴きながら購入することが
安心できる中古住宅購入です。
宅建士とは
宅建と呼ばれる不動産のプロの資格ですが
最近は宅地建物取引士という名前になり
「士業」となりました。
この不動産のプロの資格である「宅建士」は
実際に不動産業界で勤めるなかで
どれくらいの人が取得しているのでしょうか。
不動産会社で業務を行う事務所には
従業員5人に対して1名の資格者を置く
ということが法律で決まっています。
なので、5人のうち4名は無資格者で
良いということになります。
宅建士は建築のプロではない
宅建士の資格を取得するための
出題問題はどんなものかというと
民法や不動産取引に関すること
がほとんどを占めていて、
建物に関する問題はわずか1、2問です。
なので、土地や建物に関する
民法や権利関係、宅建業法などには
詳しいのですが、建物本体については
詳しいかたが非常に少ないと思って良いでしょう。
でも、中古の戸建てやマンションを購入する際に
この物件はどうか?と質問するのは
建築士ではなく不動産会社の人にです。
理由は「大手」や「リノベーション(フルリフォーム)済み」や
「新耐震基準」だというだけです。
当社も不動産取引をする不動産業者ですが
不動産業界の建築に関する知識は高くない
ことを実感しています。
中古住宅の購入で大切なこと
中古住宅の購入で大切なことは
プロにしっかり見てもらうということです。
不動産会社は不動産のプロであって
建築のプロではありません。
なので、信頼できる建築のプロに
見てもらい意見を聴くことが大切です。
今はインスペクションという
建物を客観的に調査、診断してくれる
サービスも一般的になってきました。
そうした会社に依頼しても良いですし
信頼できる建築士さんに見てもらっても良いです。
いずれにしても、不動産的視点からだけでなく
建築的視点からもしっかりと見ることが大事です。
一番大切なことは
そして一番大切なことは
「家族がどういう暮らしをしたいのか」
ということです。
ここを一番掘り下げてじっくり話し合い
それを建築のプロに伝えること。
それを理解した建築のプロが
皆さんの夢の実現が可能な物件か
精査することが一番大切です。
家はただの空間ではなく
皆さんが思い描いた暮らしが
実現可能かどうかを別けるものでもあります。
広さや価格や立地だけで選ぶのではなく
己さんが理想とする暮らしが実現できるかどうか
しっかりとプロの目で見てもらうことが大事です。
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<編集後記>
駿河屋の九代目がお送りする、天然素材・自然素材住宅のホント
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